
原題 Jersey Boys
上映時間 134分
監督/製作 クリント・イーストウッド
脚本/ミュージカル版脚本 リック・エリス
出演 ジョン・ロイド・ヤング/エリック・バーゲン/マイケル・ロメンダ/ヴィンセント・ピアッツァ/クリストファー・ウォーケン/マイク・ドイル/レネー・マリーノ/エリカ・ピッチニーニ
ブロードウェイ史上最長のロングラン作品のひとつとなったミュージカルを、クリント・イーストウッド監督で映画化。

1951年、イタリア系移民が多く住むこの街で、しがないチンピラ暮らしをしているバンドマンのトミー・デヴィートは、美しいファルセットを響かせる少年フランキー・カステルチオ(のちのヴァリ)を自分のバンドに迎え入れる。フランキーの歌声は地元マフィアのボス、ジップ・デカルロも魅了し、サポートを約束する。最初は鳴かず飛ばずの彼らだったが、才能豊かなソングライター、ボブ・ゴーディオとの出会いによって大きな転機を迎える。ヴォーカルのフランキー、ギターのトミー、ベースのニックに、キーボードと作曲を担当する最年少のボブが加わり、バンド名を“フォー・シーズンズ”と改めた4人は、『シェリー』を皮切りに次々とヒットを連発、ついにスターダムへとのし上がるのだったが…。
「地元を出る方法は3つ。
“軍隊に入る“ でも殺される。
“マフィアに入る“ それも殺される。
あるいは“有名になる“ ……俺たちはあとの2つだった.....」
“軍隊に入る“ でも殺される。
“マフィアに入る“ それも殺される。
あるいは“有名になる“ ……俺たちはあとの2つだった.....」
序盤にバッドボーイなトミーが(笑)観客にそうささやく、、、
10代の時から彼らはギャングの下っ端として小遣いを稼ぎ、
回転ドアという刑務所にもお世話になりながらも、音楽で有名になってこの街を出たいと夢見ていた。
ギャングのボスもココロを奪われる、フランキーの声があり、
トミーには野心、そしてニックには耳がある。
そして、ふとした事で知り合った、既に『ショート・ショーツ』というヒット曲を持つボブ・ゴーディオが加入し
“ザ・フォー・シーズンズ”の栄光と挫折のドラマは始まる―

ボブの登場で、一気に誰もが生涯に何度か聴いたことがある
オールデーズがばんばん流れるようになり、
“ザ・フォー・シーズンズ”は栄光の階段を駆け上がるようになると、
お決まりのように、4人それぞれが個性故の問題を抱えるようになる・・・
カネ無し、コネ無しの下積みから、チャンスを掴むまでの苦しい時期に
カラダを張ってメンバーを支えてきたトミーは、問題もあるが貢献者でもあり、
かなりカルイやんちゃな描き方をされているが、実はもっとダーティーな部分があったと想像させる。
解れよ とばかりの、シナトラ連呼が笑える


「恋はヤセがまん(Big Girls Don’t Cry)」「愛はまぼろし(Who Loves You)」
そしてザ・フォー・シーズンズの代表曲「シェリー」

まあ、私は物心ついた時にこの曲は九重佑三子のカバーで育ったみたいなものだけど(爆)
これまでもイーストウッド監督の作品は、その世界観に合ったキャストで成功してきた感があるけど、
本作のキャストも実力重視で舞台のキャストをもってきて、新鮮だし、成功してる♪
大物といえば歌わないギャングのボスだけ

このギャングのボス@クリストファー・ウォーケンが最後まで美味しい~

1950年代、、、世界中が今よりみんな貧しく、
若者は誰もが目を輝かせて成功を夢見ていた。成功と幸せは同じだと思っていたけれど・・
成功、金、愛…―今と変わらない葛藤は彼らの前にも待っていて――
「君の瞳に恋してる」誕生の裏で起きていたドラマには胸に迫りくるものがあります......
フォー・シーズンズを聴いたことがなくても十分、
音楽も、音楽に生きた若者たちのドラマも堪能できる作品でした~


クリント・イーストウッド監督、大人だからこその優しさを感じる。。素晴らしい~

sherry
名曲「君の瞳に恋してる」歌唱シーン『ジャージー・ボーイズ』本編映像

名曲「君の瞳に恋してる」歌唱シーン『ジャージー・ボーイズ』本編映像

「君の瞳に恋してる」は日本でも色んな人がカバーしていますもんね。
音楽を堪能して温かさや苦さに涙した。
やっぱりこの監督大好きだ~!という満足すぎる映画でした^^
ミュージカル作品をあえてミュージカル仕立てでなく映像化したのはスゴイと思いました!
クリストファー・ウォーケン好きなので出番多くてうれしかったです
TB、ありがとうございましたm(__)m
楽曲自体もリアルタイムではなかったですが、
やはり音楽史上に名を残す名曲ですね!
そしてイーストウッドは役者としての人生を
上手く監督業の肥やしにしていると思います。
そして彼の音楽に造詣の深いところには感服します。
ウォーケンが居るなら、どこかワンシーンでいいから、
イーストウッドと絡んで欲しかった(笑)
舞台版があって、映画にしたというので、手堅い出来栄えなのかもしれませんが、音楽がいいので満足。
ですよね~~(笑)私も知らなかった~。
ってか、もうあの曲が流れた途端、ビキニのショーツを振り振りのあの画が脳内ドアップで~困った~
グラントリノぶりに好きなイーストウッド作品に再会できた感じ~♪
ミュージカル作品だと思っていたので、当初、観たいリストから外していたんですよ。
危うくみのがすところでした~ヤバかったです(笑)
ホント♪
こんなお茶目なクリストファー・ウォーケン、初めてです~
優しくて無駄のない演出で、流石でしたね~~
>上手く監督業の肥やしにしていると思います
ホント、仰る通りですね~。
役者でも、キャスターでも、
人気があるころから絶えずアンテナを張って、
人間社会やもっと言えば地球に関心をもってみつめている人は
やっぱり才能だけではないステキがありますよね~
そして、老いてもクドくないところがやっぱりセンスを感じます
爆笑!!
そうなんだよね、リアル世代よりはちぃと若いから、オリジナルは随分後で聞いたって感じ。
淡々としてるけど、大人の優しさがあって、イーストウッドならではの作品でしたね。
九重さん、当時から衣裳も可愛かったし(白黒だったけど、爆)
イーストウッド監督は、さじ加減が上品
曲は何度も聴いて知っていても、
ああいう風にステップ踏みながら歌ってたんだ~でしたよね
名監督でもお年を召すといろいろと合わなくなって、なんだかな~みたいな巨匠もある中で、
イーストウッド監督はちゃんとステキを届けてくれますよね~~♪