to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

砂時計

2010-02-20 21:35:45 | the cinema (サ行)
製作年度 2008年
上映時間 121分
原作 芦原妃名子 『砂時計』(小学館刊)
監督 佐藤信介
主題歌 いきものがかり『帰りたくなったよ』
出演 松下奈緒/夏帆/井坂俊哉/池松壮亮/塚田健太/岡本杏理/戸田菜穂/高杉瑞穂/伴杏里/風間トオル/藤村志保

両親の離婚で東京から母の実家がある島根県に移住してきた14歳の水瀬杏(夏帆)は、田舎特有の雰囲気と祖母になじめずにいたが、同い年の北村大悟(池松壮亮)らと出会い自分の居場所を見付けていく。それから12年後、東京で暮らす26歳になった杏(松下奈緒)は同窓会に出席するため、初恋の相手である大悟(井坂俊哉)が住む島根を訪れる。

原作は知らないけど、テレビでお昼に放送されていたのを何度か観ていて、チョット気になっていたのでレンタルしてきました。

確か、お昼の番組って30分だけど、かなり長い期間放送されていたようで、
それを2時間の映画にするって、どうなんだろうと心配もあり公開時はパスしたんですよね~。
そういう事を全く知らないで観たら、また違うかもしれないけど、
テレビで人気があったからといって映画にするにも、これは無理でしょう~…でした。

私も数回しか観ていなかった杏と大悟の子供の時と、思春期のころがなんだか可愛かったのですが、
大人になった二人のエピソードは、1~2度しか観ておらず、結局ラストを知りたい思いもあったのです。

で、
映画の方は二人の出会いが中学生と、いきなりのスタートですが(ドラマでは子供時代も二人が演じていました)
この青春時代(中学~高校)を演じた夏帆と池松壮亮くんが良いんです~
大人になった二人がどうして再会し、どのような大人になっていたのか?そしてどうなるのか?!
そこが知りたかったはずなのに、なんだかもう、ずっとこの二人を見ていたいかも


   どうしてこんな愛しい人を 私はうまく 愛せないんだろう・・・
    私は今でも その時のことを思い出す―


と、まるで私の心が通じたかのように、また高校時代の彼らが登場するんですね~。

もう、殆どドラマではどんな顔の子だったのか忘れてしまっている、二人の幼馴染の椎香役を、
ヤッターマン」で恭子ちゃんが共演した岡本杏理ちゃんが演じているのも良かったし、
杏の母親役の戸田菜穂さんも、出演シーンは短いけどとっても良かった!
島根の杏の祖母に藤村志保さんと、映画ならではのキャスティングなんだけど、、、

10年後の杏と大悟が、すんなりスライドしなくて困った・・・
これは松下奈緒さんの所為ばかりでもなくやっぱり途中を思いっきりカットした脚本と、
ホラーチックなシーンでのみ、杏のトラウマを表現しようとしたクドさだという感じに思えたんですよね。

テレビドラマや原作に思い入れがない方でしたら、夏帆と池松壮亮くんの瑞々しい初恋の物語はいいですよ

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2 コメント

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Unknown (erabu)
2010-02-21 09:08:06
kiraさん、コメントありがとうございました。

気合いを入れて劇場鑑賞したのに、撃沈に近い作品となってしまいました(笑)。

>夏帆と池松壮亮くんの瑞々しい初恋の物語はいいですよ
確かにそう思います。
中学時代は評価できますが、大人になってからは脚本がボロボロでがっかりしました。

ヒロインの松下奈緒は女優と呼べません。彼女を抜擢する監督の気持ちがわかりません。
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erabuさん* (kira)
2010-02-22 12:49:51
この作品、公開時は皆さんのところでも
余り話題にも上らなかったような気がして、全く探しもしなかったのですが。
TBを有難うございました♪

テレビドラマでは大人になった二人の、心のすれ違いなども
何回か描かれていたように思うので、その先が気になっていたのですが、
「こんなに愛しいひと」とナレションしながら、大人の大悟の心情に関しては全く描かれていませんでしたし
つなげ方がこれほど唐突に感じたのも珍しいぐらいでした

この作品、杏理ちゃんと池松くんが嬉しい収穫でした
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