
制作年度 2007年
原作 業田良家
脚本 関えり香 、里中静流
監督 堤幸彦
音楽 澤野弘之
出演 中谷美紀/阿部寛/遠藤憲一/カルーセル麻紀/ミスターちん/岡珠希/丸岡知恵/名取裕子/西田敏行
子どものころから不運続きの幸江(中谷美紀)は、乱暴者で酒飲み、仕事もせずギャンブルに明け暮れるダメ亭主イサオ(阿部寛)に健気に尽くしていた。見かねた隣人に別離を勧められ、パート先の店主にしつこく言い寄られようとも、イサオと一緒にいることが何よりも幸せ。そんなある日、刑務所帰りの父親が幸江の前に現れる。(シネマトゥデイ)
宮城県の気仙沼で生まれた幸江は、物心つく前に母親が家を飛び出し、男手一つで父親・家康(西田敏行)に育てられたが
家康は飲んだくれで、幸江の新聞配達や内職が生活を支えていた。
幸せを願って毎日神社にお参りをしていたのに、ある日惚れた女の為に銀行強盗をした家康は捕まってしまう。
同じような極貧家庭の同級生、熊本さんに見送られ、幸江は東京を目指す。
が、なぜか現在の幸江は大阪のボロアパートで、無口で乱暴で無職のイサオにちゃぶ台をひっくり返される日々を送っていた

この原作は80年代に週刊誌に連載され、「日本一泣ける4コマ漫画」として人気があったものだというが、
なるほど、昭和のにほい漂う人情劇でした。
幸江が働くラーメン屋の主人、遠藤憲一さんが好い味出してましたし、
中学時代の幸江と熊本さんがかなりいい
幸江とイサムの過去を絡ませながら、昭和らしいペースで進んでいくが
この中学時代のエピソードは、けっこう重要。
自虐の詩とは、原作者が自虐的な詩人、作家の太宰治のファンであったところからつけたものらしい。
足る、を知る―
"人生には、目的や原因はないかもしれないけど、価値はある"
インタビューを、そう締めくくっておられた業田氏も満足された作品になっているのではないかと思う
狙い通り、可笑しくって悲しい。だけど温かい
ホンモノの友情ってなかなかないけど、タンスの奥から引き出すとき、、やっぱりかけがえの無い宝物だなぁと思いました



大人になって、何度も確認しあうふたり。。。このシーンを見るために私はここにいたんだと思いました

主題歌の「海原の月」とっても作品に合っていました~
原作 業田良家
脚本 関えり香 、里中静流
監督 堤幸彦
音楽 澤野弘之
出演 中谷美紀/阿部寛/遠藤憲一/カルーセル麻紀/ミスターちん/岡珠希/丸岡知恵/名取裕子/西田敏行
子どものころから不運続きの幸江(中谷美紀)は、乱暴者で酒飲み、仕事もせずギャンブルに明け暮れるダメ亭主イサオ(阿部寛)に健気に尽くしていた。見かねた隣人に別離を勧められ、パート先の店主にしつこく言い寄られようとも、イサオと一緒にいることが何よりも幸せ。そんなある日、刑務所帰りの父親が幸江の前に現れる。(シネマトゥデイ)
宮城県の気仙沼で生まれた幸江は、物心つく前に母親が家を飛び出し、男手一つで父親・家康(西田敏行)に育てられたが
家康は飲んだくれで、幸江の新聞配達や内職が生活を支えていた。
幸せを願って毎日神社にお参りをしていたのに、ある日惚れた女の為に銀行強盗をした家康は捕まってしまう。
同じような極貧家庭の同級生、熊本さんに見送られ、幸江は東京を目指す。
が、なぜか現在の幸江は大阪のボロアパートで、無口で乱暴で無職のイサオにちゃぶ台をひっくり返される日々を送っていた


この原作は80年代に週刊誌に連載され、「日本一泣ける4コマ漫画」として人気があったものだというが、
なるほど、昭和のにほい漂う人情劇でした。
幸江が働くラーメン屋の主人、遠藤憲一さんが好い味出してましたし、
中学時代の幸江と熊本さんがかなりいい

幸江とイサムの過去を絡ませながら、昭和らしいペースで進んでいくが
この中学時代のエピソードは、けっこう重要。
自虐の詩とは、原作者が自虐的な詩人、作家の太宰治のファンであったところからつけたものらしい。
足る、を知る―
"人生には、目的や原因はないかもしれないけど、価値はある"
インタビューを、そう締めくくっておられた業田氏も満足された作品になっているのではないかと思う

狙い通り、可笑しくって悲しい。だけど温かい

ホンモノの友情ってなかなかないけど、タンスの奥から引き出すとき、、やっぱりかけがえの無い宝物だなぁと思いました




大人になって、何度も確認しあうふたり。。。このシーンを見るために私はここにいたんだと思いました




なかなかの秀作です!!
再会シーンは感動的でしたよね
TBさせてくださいね
↑の写真~中谷さん、ものすごく‘いい顔’されてますね。
熊本さんのような友達・・・私も欲しいです。
涙腺堅いゆうさんのツボにはまった作品だったのね。
私も、"ちゃぶ台返し"ぐらいしか情報がなかったので
けっこうキマシタ。
少女時代を演じた2人、よくぞ見つけてきたな~という
キャステイングでしたね
>タイトル「自虐の詩」は太宰ファンということで
そうらしいです。何かのインタビュー記事で知りました。
「ちゃぶ台」の写真も捨てがたかったんですが、一番好きなシーンにしました
この写真を見るだけでも目頭が~
ついていけなかったひらりんでしたぁ。
熊本さんは凄すぎて感動したけど・・・。
笑いも4コマっぽかったので、爆笑ではないし^^;
いまひとつテンポも悪かったので、
あたりハズレの多い堤作品の、これは後者かな~と
思ったところ、
最後の最後でキマシタ(笑)
TBありがとうございました。
阿部ちゃんと中谷美紀の夫婦愛より、中学時代のエピソードや、幸江と熊本さんの友情の方が、ずっと感激して泣いてしまいました!
ラストの二人の再会のシーンはとても良かったですね。
コミックと同じように、このシーンで映画が終了しても良かったと思うくらい、心にジーンときました~。。
お越し下さり、ありがとうございます♪
>中学時代のエピソードや、幸江と熊本さんの友情の方が・・・
そうですよね、中学時代のたたみ掛ける様な悲惨な幸江の数々のシーンが
後になって効いてきたのか
重いパンチのようにあのシーンでやられました
nyancoさんは原作をご存知なんですね。
これはある意味上品な作品だったように思います
その中で、こんなまっすぐな結論にたどり着いたのは、本当にすごい作品だと思っています。個人的には、こうして長い年月がたって、取り上げられたのは、隠れた名作と呼ばれていただけに、嬉しかったりします。
この映画を観るまで、原作の事は全く知りませんで、
原作者の業田良家さんのインタビュー記事を読んで、
なるほど素敵な方なんだと、穏やかな中にも奥深さを感じさせる内容でした。
言葉じゃなく、最後、いきなりやられちゃいました~。
必殺アイテムでしたね