goo blog サービス終了のお知らせ 

to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

僕達急行 A列車で行こう

2012-03-27 23:09:22 | the cinema (ハ行)

ココから
世界のどこだって行ける!!

恋と仕事と好きなコト――森田芳光監督からのラストエール

製作年度 2011年
上映時間 117分
脚本:監督 森田芳光
音楽 大島ミチル
出演 松山ケンイチ/瑛太/貫地谷しほり/ピエール瀧/村川絵梨/星野知子/伊東ゆかり/松平千里/伊武雅刀/西岡徳馬/松坂慶子/笹野高史

鉄道を愛する2人の青年が、共通の趣味を通じて友情を深め、恋にも仕事にもマイペースに奮闘していく姿をほのぼのとした心あたたまるタッチで綴る。
12月に急逝した森田芳光監督のオリジナル脚本で撮り上げたハートウォーミング・コメディ。
会社員の小町(松山ケンイチ)と鉄工所2代目の小玉(瑛太)は、鉄道という共通の趣味をもつ友人同士。九州に転勤になった小町は、くせものの地元企業社長(ピエール瀧)と鉄道をきっかけに盛り上がる。ところが、恋愛となると小町も小玉も趣味や仕事のように順調とはいかず、悩みを抱えていた…
各駅停車のゆるさと、そこにひろがる何か懐かしさの味わえる作品で、
私はかなり楽しめました♪
まず、、子供が小学校に上がる前、ウチの子鉄ちゃんで、まあそうするとどうしても私は
ママ鉄化していたかも知れません。当時同じように電車派の子供が何人か仲良く集まり、
そのママ友の情報で、よく出かけました~子供が喜ぶのが楽しかったですが、
当時のグループの一人は、今、当時の夢を叶えて鉄道会社に就職してしまった子もいます。
なので、
車派の子供の親よりはこの作品を楽しめたかもしれませんが


主人公二人の名前も勤務会社名も、彼らに関わる全ての登場人物の名前に
特急や急行がもれなくついています(笑)

同じように鉄道オタクであっても、こだわりや楽しみ方も色々で、
二人はそれを認め合いながらぬるく引き合い、ほんわかとした友情を築いていくのです。。。
そのぬるさは、恋愛においても然りで、アツクない恋愛ってどぅなん?みたいな(笑)

大手不動産ディベロッパーに勤務する小町が、ある日会議で提出したレポートが社長の目に留まり
普通には左遷と受け取られかねない九州支社への転勤にも、嬉しさを隠せない小町クン。
もちろん列車で向かいます♪
ちょっと寂しくなった小玉クンには実はかなりイイカンジのお相手がいたのですが・・・

どこでもマイペースな小町くんと、気ぃ使い~の優しい小玉くんが絶妙の距離感で
ユーモラスに、爽やかに、草食系鉄ちゃんの恋と仕事をみせてくれ、
ほのぼのとした気持ちにさせてくれる作品でした

いつも、どんな時も明るく笑って生きていくのは現実には難しいですけれど、
好きなことや好きなものがある事で、焦らず、くさらずやっていければ、
人生そんなに悪くないかも~と、そんな風に思わせてくれるふたりでした♪

森田芳光監督も鉄ちゃんだったのかしら?と思わせるロケ地もあり、
吾が子鉄もはまっていた懐かしいプラレールも登場します!
そして、20路線80モデルの列車が登場するわけですが、かなり九州に行ってみたくなりました♪
初日の夕方の回でしたのでカップルが多かったですが、お子さん連れでも大丈夫だと思います。

このところ続けざまに夜行列車が姿を消していっていますが、ブルー・トレインにもう一度乗りたかったな~と思っていたら
夕方の情報番組で「サンライズ 出雲」は行列の出来る寝台特急で、2ヵ月待ちの超人気だとか。
なんだか列車の旅に出たくなりますよ

俳人・井上井月の生涯を綴った『ほかいびと…』が満足度ランク首位に
ぴあ映画生活新作映画9本の出口調査2位、3位は「マリリン 7日間の恋」
                         ぴあ初日満足度ランキング