to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム

2012-03-14 01:44:39 | the cinema (サ行)

もう一人の天才、現わる。
原題 SHERLOCK HOLMES: A GAME OF SHADOWS
製作年度 2011年
上映時間 129分
脚本 マイケル・マローニー/キーラン・マローニー
監督 ガイ・リッチー
音楽 ハンス・ジマー
出演 ロバート・ダウニー・Jr/ジュード・ロウ/ノオミ・ラパス/ジャレッド・ハリス/レイチェル・マクアダムス/スティーヴン・フライ/ケリー・ライリー

ロバートとジュードのコンビがシャーロック・ホームズ、ジョン・ワトソンに扮するアクション・ミステリーの第2弾。
19世紀末、世界各地で連続爆弾テロをはじめ不可解な事件が続発する。一見バラバラに思われたそれぞれの事件だが、名探偵シャーロック・ホームズは一連の騒動の裏に、高名な数学者にして天才的な犯罪者モリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)の影を感じ取っていた。
しかし世界の一大事に、助手を務めるはずの親友ワトソン博士は愛する新妻メアリーと新婚旅行へ。ところが、そんな幸せいっぱいのところをモリアーティ教授に狙われ、ホームズの機転で間一髪救われる。やがてホームズとワトソンは、事件のカギを握る謎のジプシー女シム(ノオミ・ラパス)と協力し、モリアーティ教授の恐るべき陰謀を阻止すべく行動を開始する。


先ず本作は2年前に公開された前「シャーロック・ホームズ 」をご覧になってからの方がより楽しめます。
前作の最後でホームズは、背後にもっと大きな黒幕の存在をほのめかして続編の期待を持たせて終わったのですから
ご覧になれない方も、一応前作のキャストぐらいは頭に入れておかれるとすんなり入っていけると思います。

で、
やんちゃな天才ホームズと常識派で意外とタフなワトソン君のバディ・アクション。
前作より更にスピーディで迫力もアップ!面白かったです~

このところ世界中で発生している未解決の重大事件はすべてが繋がっていて、その黒幕こそが、ジェームズ・モリアーティ教授とホームズは断定。
女盗賊・アイリーン(レイチェル・マクアダムス)の残した糸を手繰りながら、
知能・腕力ともにホームズと全く互角の“もう一人の天才”を相手に
ロンドン、フランス、ドイツ──と、次々と襲いかかる危機を乗り越えて、ついに決戦の地スイスへ!

一見ハチャメチャな強気なだけの行動にみえるホームズの、天才度もアップしていますが、
今回は変装シーンも凄いっ!キミは幾つ見つけられるか?!的な(笑)
そしてもう助手とは云えない(ホントに嫌がってるのか~?)ジュード・ワトソンの活躍が増えているのも嬉しい!
ケンカしながらもイキの合った二人のコンビ。アクションも会話も最高にカッコイイです♪
この二人にプラス、ワトソンの妻、ホームズの兄が更にコミカルさを引き出していて楽しめる

ただ、前回から登場のアイリーン・アドラーのあと途中から行動を共にする占い師役のノオミ・ラパスは、どうしてもリスペットにしかみえなくてミレニアム」のイメージが濃い!
あんなにセリフも少ないんだったら、もっとアクの少ない女優の方がよかったのでは?と思いました。

ワトソンの妻役のケリー・ライリーは、地味な雰囲気ですが、こういうコスチュームものが多いですね。
ジョニーの「リバティーン」ではジェーン役、キーラの「プライドと偏見」でミス・ビングリー役と、派手さはなく陰に隠れた存在ですが、こういう時代のコスチュームがしっくりきます。
てか、昔より今のほうが柔らかな雰囲気でいいかも。

アメリカ映画ですが、イギリスの俳優が多いのもあってシャーロック・ホームズの世界を感じられるし、
ハンス・ジマーの音楽も19世紀のミステリーの香りいっぱい
後半は特にテンポが速くなりますが、起伏に富んだ展開で楽しめると思います
私は前作よりも面白かったです