昨日からの雨模様。
きょうも降り続く雨・・強く、弱く、時々止んで、また降って。
酷暑が来て、梅雨が明けたのに蝉も鳴かない不穏な夏です。
しかしそんな雨降りの中、きょうは川越へ。
お久しぶりの
川越スカラ座さんへ
「お久しぶりです～」と窓口覗いたら、あの顔見知りになったスタッフさまが
「こんにちは～
」と笑顔で挨拶してくださって。
「お席に余裕がありますから、ぜひジュリー席でゆっくりご覧くださいね。」なんて言っていただきました。
わぁ～い
きょう観てきたのはこちらの映画
本日最終日！
映画業界の最も重要な仕事の一つでありながら、最も知られていない仕事＝キャスティング
ハリウッドで長年活躍したキャスティングの先駆者マリオン・ドハティ（1923-2011）を中心に、キャスティング（配役）という仕事に迫るドキュメンタリー。
いやこれ、すっごくおもしろかったです！
類まれなセンスでそれまでのステレオタイプな配役を一新アメリカのTVドラマ、そして映画界の新しい時代を作ったマリオン。
ご本人が振り返るあれこれのエピソード、そして彼女が発掘した俳優たち、一緒に仕事をし強い信頼関係を築いた監督たちによる証言でできているドキュメントなんですが・・
まず、マリオンさんがめっちゃチャーミングすごい仕事をバリバリこなした女性なんだけど、ウィットに富んでやわらかで快活。
この人間性があるからこそ人を結びつける仕事ができたんでしょうねぇ。
そして、このマリオンという人を語る証言者の面々がほんとにあまりに豪華でびっくり！
映画に疎い私でも知ってる大俳優や名監督・・ロバート・デ・ニーロ、ウディ・アレン、アル・パチーノ、ロバート・レッドフォード、クリント・イーストウッド、メル・ギブソン、ダスティン・ホフマン、ジョン・トラボルタなどなど続々と。
当然のことだけど、どんな名優にもはじめの一歩はあるのですものね。
その一歩を踏み出すためのスタート地点を用意してくれたマリオンに彼ら彼女らは深く感謝し、愛情をもってエピソードを語っていました。
証言者以外でも、伝説的名優たちの初々しい初出演シーンなど出てきます。
ポール・ニューマンやクリストファー・ウォーケン、ダイアン。レイン。なんとジェームス・ディーンのオフショットとか！
数々の名画のいろんなシーンも見ることができるのもなんともお得感満載です。
しかし、この映画を撮った動機は「キャスティング」という仕事があまりに軽視され続けているという現実があったからなんですね。
全米映画監督協会はキャスティングという仕事に「ディレクター（監督）」という言葉を使うことに大反対だったというし、いまだにアカデミー賞にはキャスティングに対する賞が存在しない（これも監督協会が大反対してる）というからねぇ。
とってもクリエイティブな世界ゆえ先進的な考え方であろうと思いきや、今もってどっぷりステレオタイプな世界だったとは
なんとも残念な現実。
仕事人としても人間としてもとっても魅力的だったマリオン・ドハティは2,011年に亡くなっています。
この映画の公開は2012年。トム・ドナヒュー監督、よくぞ撮って残してくれました。グッジョブ！
と、ついつい熱く長く語ってしまいましたが・・
こ～んな面白い映画だったのに、なんとこの時間の観客席には、私ともおひとりの女性しかいなかったという、これまた衝撃の事実！！
えー－－－っ！？
お席、余裕ありすぎでした。
しっかり前から４列目のゴウちゃんジュリー席で鑑賞。
めっちゃVIP気分といえばそうなんですが・・なんだか妙な緊張感もあったりして
雨降りだったからというのもあるんでしょうけれど、集客あまりに少ないと心配になっちゃいます
今現在あのような映画館はすごー－く貴重！！
しかもジュリーがここで演じたのよ！？めちゃめちゃ貴重な場所なのよ！
末永くがんばって残してほしいー
ジュリーファンの皆様、ぜひぜひ貴重なジュリー席に座りに・・映画を観に行ってみてください！
小江戸川越の散策も楽しいですよ～
私もこれからはもっともっと観に行こうと思います。
これは絶対見に行こうと思ってますー🐈
予告編見たけど、すっごくよさそう
あ！犬派のあなたにはこちら！🐶
7/30(土)から8/5(金)まで。火水定休。
小江戸のシンボル「時の鐘」すぐそばです。
一度は行くべし！お声掛けいただければガイドしますよ～。
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