わすれません

きょうは午後から外出で・・電車に乗ったときジュリ友様からLINEが。

　・・・シローさんが・・？

電車内だったのに「うう・・」って、きっと声が漏れてました。

マスクしててよかった。

 

帰宅して、先ほど夜のニュースでもその訃報が告げられていました。

タローさんがお話ししてらっしゃいました。

あぁ・・ほんとうに。

岸部四郎さん　8月28日に亡くなられていたのですね。71歳。

コロナ禍で、入院先へのお見舞いなども難しくなっていたでしょうか。

最期のお別れ、ゆっくりできたのでしょうか。

サリーさん・・辛いですよね。

タイガースメンバーのみなさま・・ジュリー様・・どんなに悲しんでいらっしゃるか。

 

私が「ザ・タイガース」を知ったのは、1982年の同窓会タイガースの「色つきの女でいてくれよ」がヒットしてテレビ出演されたメンバーを見たのが最初。

高校生の頃だったか。

そしてこのタイガースのメンバーで、ジュリー以外で唯一知っていたのが岸部四郎さん。

（失礼ながら、当時はほかの方は全然知らなかったー）

その四郎さんも、なにより沙悟浄の人！そしてトークがおもしろい関西のタレントさん・・という認識で、ミュージシャンというイメージは一切なかったのでとっても意外！だったのです。

ベストテンなど出演の際、やはり飄々とした話しぶりでみんなを笑わせてらっしゃったのが印象深いです。

しかし、歌い始めると・・なんとも素晴らしいハイトーンボイス！すごい高音なのにあまり力んだ感じもなくすごく伸びやかなコーラスだったことにまたまたびっくり！！でした。

そう、私の「ザ・タイガース」の原点はこのときの「シローさんのいるタイガース」と言えるのです。

それから30数年・・長い年月を経てのジュリー堕ち、そしてまさかの復活したタイガースを聴きに行くことになるなんて・・

あの高校生だった私は知る由もなかったのですが。

 

2012年2月ジュリ堕ちの私は、ほぼタイガースには間に合っていません。

なので、四郎さんの生歌を聴いたのは　2013年の12月28日の東京ドームで一度きり。

サリーさんに押してもらう車椅子で現れたシローさん。

「最初にしゃべる？歌う？」と、やさしく尋ねるジュリーに

「・・歌う」と力強く答えて。

ギターの音色にあわせ歌い始めたのは　YESTERDAYでした。

シローさんの歌に寄り添うメンバー、そのステージを見つめるドームいっぱいの観客。

あのときの、あの空間には　なにか厳かな空気と、あたたかな気持ちで繋がれた一体感がありました。

あのYESTERDAYを思い出すと、もう胸がいっぱい・・。

歌い終わって「ほんとはもっと上手なんですが。　今日の僕は魅惑のウィスパーボイス」との名言を思い出すと、泣きながら笑ってしまうなぁ。

 

シローさん、ずっとずっと　忘れません。

どうぞ　安らかに。

 

ロックジェットVOL.56より

 

アルディーズさんでいただいた写真。

いろんなCM出てましたね。

 

2013　THE　TIGERS　パンフより