きんぴらにっき 

ジュリーと猫と日々のこと・・

ジュリー堕ち   あなたでよかった

2013-01-19 23:39:27 | ジュリー テレビ・ラジオ

NHKラジオ・絆うた、聴きました!「あなたでよかった」は4曲目の紹介。PCで録音していたのだけどなぜかこの4曲目を前にして一時音が聞こえなくなり・・・冷や汗。・・・なんとか復活してほっとしましたー。

リクエストした方のエピソードを三宅さんが語ります。「昨年父を亡くしました。父と息子なんて折り合いがわるいものさ、などと言ってと一方的に敬遠していたのは私のほうです。この曲はそんな私の本心を見透かしているように思えてわざと聴かないようにしておりました。父がなくなってからは尚のこと遠ざけていました。自分では聞けない曲をリクエストすると言うのもおかしな話ですがよろしくお願いします。」 一息置いて「父と息子・・親子であり、ライバルであり、壁であり・・複雑なものがありますよね。○○さんが自らの心のうちを見透かされているかも、という絆歌、おかけすることにします。沢田研二さんあなたでよかった」  NHK職人アナらしい耳ざわりの良いお声で「沢田研二さん」と名前を呼んで頂けるとそれだけで「きゃぁ~? 」とどきどきしてしまいました。

 父と息子の関係ってやはり複雑なんでしょうか。うちにも息子が一人。夫は年齢の割りに昔気質の「こわい父親」なので、息子が幼いころには私がはらはらすることがけっこうありました。同世代のほかのお父さんは「子供と友達のようなお父さん」が多くて、そういう様子を見ていると何事にも厳しい父と息子の関係がかわいそうに思えてしまって。叱り方は私と違って理性的なのでよりこわかったと思います。私としてはもっとやさしく、楽しく過ごしてくれればいいのに、普段接する時間も母親に比べると少ないのだからわざわざ距離を開けてしまうようなことしなくてもいいのに・・と思っていました。もちろん、根本のところですごく子供のことを考えてくれているのはわかってました。だから余計、嫌われてしまうかもしれない厳しさで接する夫は大変だろうとも思ったし。小さいときほど厳しかったけれど、高校生になってからは「もう自分で判断できるだろう。」と、見守る体制に変わりました。そんな父親に、昔から息子は夫の前で何か伝えるときはかなり緊張していました。今、夫は息子を一人前と考えて対等に話しています。今でも緊張はするようだけれど、そうされることで自信もつくのでしょうね。尊敬していることも重々感じます。今は夫が遠くにいるのでその分、息子がしっかりしてくれてます。まぁ母親である私がこんな感じなので・・しっかりせねば、と思っているのかもしれませんが。

 この曲、最初にアルバムで聴いたとき驚きました。ジュリー、2番で声が泣いてますよね。アコースティックなギターの演奏とジュリーの声にいつも胸がいっぱいになります。作詞もジュリー本人かと思ったら覚 和歌子さんですね。「長い指広げた手の形 あなたからもらった」ってまさにジュリーかな!と思ってしまう。ジュリーは20歳前に実家を出て厳しい世界に飛び込んで・・。今の時代よりずっと早く親離れ子離れする時代ではあったのでしょうけれど。今でもお父様はご健在なのでしょうか。一方で、ジュリー自身が父親でもありますよね。息子さんとはもっと早くに離れた生活になってしまったのでしょうけれど。そんなこんなを考えると、どういう想いでこの歌を歌われているのかなぁ・・と複雑な気持ちにもなります。いろいろな父と息子がいてそれぞれにいろいろな想いがあるのでしょうね。  いつかライブで聴けたらうれしいなぁ。

 

コメント
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