木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

4月15日(火)三軒茶屋で裁判員制度について講演会があります。(その2)

2008年04月11日 18時02分28秒 | sign language
先日、東京・世田谷区の夜の手話サークルたんぽぽで「裁判員制度について」講演会があるというお知らせを載せましたが、せっかくのなので事前勉強するための資料を再度集めてみました。

1.手話と法律・裁判ハンドブック
もっとも新しいのは、先日紹介した「手話と法律・裁判ハンドブック」です。
この本には田門さんが書かれた「補章 裁判員制度とは何か」も載っていますので、まずはこの本だけは事前にキチンと読んでから参加したいものです。

2.司法通訳の意義と通訳人の心得(手話通訳士ブックレット9;日本手話通訳士協会)
これは、日本手話通訳士協会2006年度研修会で水野真木子さん(日本通訳学会理事・千里金蘭大学准教授)が講演された内容を収録したものです。ブログに書評を書きたいと思いながら、途中まで読んでそれっきりになっています。価格も500円と安いですし、講演録なので読みやすくてお奨めなんですが、市販はされていないので、地方で買うのは難しいかも。日本手話通訳士協会に申し込めば送ってもらえるのではないでしょうか。送料とか振込手数料とかちょっともったいないですが。

3.司法通訳-Q&Aで学ぶ通訳現場(渡辺修+長尾ひろみ+水野真木子著、松柏社 2,000円+税)
2004年に発行された本ですが、先ほどの水野真木子さんや長尾ひろみさん(日本司法通訳人協会会長・ホームページは見つかりませんでした。)が執筆されており、司法通訳を勉強する時の基本テキストだと思います。といっても私はすっかり内容を忘れてしまいましたが・・・。Amazonで購入できます。

4.聴覚障害者と刑事手続き-公正な手話通訳と刑事弁護のために(松本晶行・石原茂樹・渡辺修編集、ぎょうせい)
この本はなんと1992年7月に初版が出ています。私は1995年の第5版を持っています。発行数が多いせいかAmazonの古本で安く手に入ります。
この頃は裁判における手話通訳の問題についての関心がとても高まっていた時代だったようです。全国手話通訳問題研究(全通研機関誌)のバックナンバーをみても
35号 1988.8 法廷における手話通訳のあり方1
44号 1991.12 聴覚障害者と警察・裁判(1)

が掲載されています。「はしがき」には「89年以来4年越しの研究会(『聴覚障害者と刑事裁判を受ける権利』研究会)をもとに出版されたとあります。

法廷や刑事手続きにおける手話通訳を勉強しようとする方は、以上の4冊は是非読んでおきたいですね。

あとは裁判について肩の凝らない読み物として
「常識として知っておきたい裁判の世界」(KAWADE夢文庫)
があります。
そのほか裁判傍聴記を読むのも悪くないかも・・
「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」北尾トロ(文藝春秋文庫)
「気分はもう裁判長」北尾トロ(よりみちパン!セ)
「裁判狂時代」(阿曽山大噴火・河出文庫)
「霞っ子クラブの裁判傍聴入門」(宝島社文庫)

また、刑事手続きという意味では
「日本の警察」(現代書館)
「警察官の秘密がズバリ!わかる本」(河出夢文庫)
「知られざる刑務所のすべて」(日本文芸社)

なども、読んでみると良いかもしれません。
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