観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「上意討ち 拝領妻始末」。

2011年09月09日 | 映画・ドラマ
 1967年三船プロ制作作品。
 古き良き昔の映画。ラストシーンは正に昭和の終わり方だが、ちゃっちくはない。今は時代劇でも最後はほのぼのとはんなりと終わるが、「そうそう昔はこうだった」。と思い出した。
 三船敏郎ってやはり役者が違う。存在感や大きさ。
 話は殿様の側室を無理矢理押し付けられたが、意外にも仲むつまじく幸せに暮らして二年。今度は返上しろといってきたことに腹を立てた親子(三船敏郎と加藤剛)が不条理に立ち向かう。
 会津藩松平家三代の正容が、その悪い殿様に設定されていました。その悪い殿様を悪役なんか考えられない、寅ちゃんのおいちゃんこと松村達雄さんが演じていました。
 この殿様の時代に、松平姓と葵の紋の永代使用を許されたってえのに、昭和になって悪者にされるとは…。とほほ。
 ほかに仲代達矢、司葉子、大塚道子、山形勲、浜村純、市原悦子、山岡久乃らが出演。


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