観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「帽子」NHKらしい作りのドラマでした

2008年10月13日 | 映画・ドラマ
 広島県呉市で帽子店を営む老人・春平(緒形拳)と、春平の自宅を受け持つ警備会社員の吾朗(玉山鉄二)が、胎内被爆者の女性・世津(田中裕子)とのかかわりを通じて、生きると言う事を考える。
 戦争映画ではなく、戦争の悲劇からの再生を描いている。前半のほとんどが緒形と玉山の2人芝居といった感じで、後半にキーとなる田中裕子が出演するが、動きではなく、芝居を魅せるドラマ。
 戦争シーンもなく、語りで戦争を伝えている。
 静かに進行していくが、それだけに役者の技量が問われるだろう。
 老人が「生きる誇り」を取り戻すに連れ、表情までもが変わる緒方の演技に注目。