広島県呉市で帽子店を営む老人・春平(緒形拳)と、春平の自宅を受け持つ警備会社員の吾朗(玉山鉄二)が、胎内被爆者の女性・世津(田中裕子)とのかかわりを通じて、生きると言う事を考える。
戦争映画ではなく、戦争の悲劇からの再生を描いている。前半のほとんどが緒形と玉山の2人芝居といった感じで、後半にキーとなる田中裕子が出演するが、動きではなく、芝居を魅せるドラマ。
戦争シーンもなく、語りで戦争を伝えている。
静かに進行していくが、それだけに役者の技量が問われるだろう。
老人が「生きる誇り」を取り戻すに連れ、表情までもが変わる緒方の演技に注目。
戦争映画ではなく、戦争の悲劇からの再生を描いている。前半のほとんどが緒形と玉山の2人芝居といった感じで、後半にキーとなる田中裕子が出演するが、動きではなく、芝居を魅せるドラマ。
戦争シーンもなく、語りで戦争を伝えている。
静かに進行していくが、それだけに役者の技量が問われるだろう。
老人が「生きる誇り」を取り戻すに連れ、表情までもが変わる緒方の演技に注目。