かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(47:ネパール再び編-第六章)

2009-01-14 13:13:24 | 旅行
-ネパール4日目-
 相棒の起こす声で5時頃目が覚めました。テント生活2日目の朝です。
ここダンプスのテントの中から、はるか前方に眼をやると、うっすらとマチャプチャレアンナプルナサウスが見えてきました。
着替えをして、少し小高いところに上がって行き、朝日の当たり具合を見ながらシャッターチャンスを待ちます。


【左がアンナプルナサウス、右がマチャプチャレ】


【アンナプルナサウスをズームアップ】

目覚めてすぐに、壮大な景色を見ることができたのですが、私の体調がどうもよくありません。
寝ているうちに随分汗をかいたので、風邪は治まったようなのですが、寝てから時々キリキリと胃が痛みだしたのが始まりで、朝起きてからも下痢気味となり全く元気なしです。
そんなわけで、朝食は余り食えませんでした。
それでも予定通り出発です。

しかし、歩き始めていきなりもようしてきます。
藪に入って“きじうち”です。
そしてその後も、しばしばお尻を押さえながら恐る恐る歩き、トイレを探して駆け込むという、しんどくも恥ずかしい体験をすることになったのです。
とにかくこの日は、お腹から下が別人格になっており、お腹に巣食った悪魔を呪いました。
でも、同じ食事を摂ったはずの相棒は、何ともなかったのです。

そんな哀れな私を見て、ガイドのランバートルさんは、「昨夜の水牛のミルク入りスープが悪かったのだろうか」と言います。
私もきっとそうだろうと思いました。私は、牛乳がダメなのです。

ですから、こんなのどかな風景や


こーんな風景も余裕を持って楽しむことができませんでした。


そんなわけで、歩き始めても私のペースがあがらず、途中でガイドのランバートルさんが、このペースでは今日はニューブリッジまで行くのは無理だから、手前のランドルンまでにしようと言います。
その提案に了解せざるを得ませんでした。
ポーターたちより随分と遅れたため、昼食時間は短いものでした。それよりも、全く食欲がありません。

なんとか3時過ぎにランドルンに到着して、ガイドのランバートルさんに「今日はここまでにしようか」と再度言われたのですが、その先は緩やかな下りのルートということだったので、何とかがんばって予定のニューブリッジまで歩くことができました。

夕方5時、この日の目的地到着です。
いやあー 疲れ果てました。ぐったりでした。
依然食欲なしです。
そんな私への気遣いでしょうか、夕食はスパゲッティ他でした。少しは食べられたように思います。


【ここまでのルート図(青線)】

  ≪つづく≫