かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(45:ネパール再び編-第四章)

2009-01-04 11:36:50 | 旅行
「おせちに飽きたら・・・ね」という感じで・・・
旅の思い出の続きです。

-ネパール3日目-
朝5時起床。
部屋でゆっくりくつろいでいると、やがてモーニングコールが鳴り、6時過ぎにルームサービスの朝食が運ばれてきました。この日は出発が早いので、昨夜のうちにルームサービスを予約しておいたのです。
マンゴジュースとオムレツ。マンゴジュースは甘くて美味しかった。

 朝食を済ませ、7時前にフロントに下りていくと、ビノダさんが待っていてくれました。
チェックアウトの後、彼が車で空港へ送ってくれます。

ライターやマッチ類は、塔乗時のボディチェックの際、没収されるとアドバイスを受けていたので、機内預け荷物のなかに入れておきました。
ところが、先にボディチェックを受けた相棒は、係員に何かせびられたそうで、やむをえず、のどあめ、フィルム、タバコをあげたとのこと。やれやれ です。
私もフィルムをせびられたのですが、「ノー」ときっぱり拒否です。

午前8時定刻通りカトマンドゥ空港を出発して、35分ほどの飛行でポカラ空港に到着です。
空港では、トレッキングのガイドを務めてくれるランバートルさんが出迎えてくれました。
そして、彼がタクシーを交渉してくれて、トレッキングのスタート地点フェディへと向かいます。
ところが、どういう理由(ネパール語の会話が分からないので)かわかりませんが、途中で一度タクシーを乗り換えです。その時、オーストラリア人が相乗りしてきました。

フェディまでの道、途中道路工事中だったりします。
いったん車を降りて、軽くなった車が土砂の上を乗越え、そして再度乗車ということです。


そして、このトレッキング中ずっと仰ぎ見ることになるマチャプチャレアンナプルナサウスがかすかに望めました。
フェディに着きタクシーを降りて、刈り取りの終わった田んぼで昼食となりました。



ここで、ポーター2人とコックと合流です。
そのコックが作ってくれた昼飯は、紅茶、汁飯、ジャガイモ、パンです。
ところが、しばしばトレッカーが来るからでしょう、我々のところへ物売りがやって来て、あれこれ売りつけようとして、しつこく居座るので、落ち着いて食事ができません。
そんな洗礼を受けて、午前11時15分出発。いよいよトレッキング開始です。


【本日目指す地点ダンプスはあの丘の上の方にあるそうです】

このトレッキングでは、全てテント生活で、12日間かけてアンナプルナ内院を往復するという計画です。

 ここからは、大きなザックはポーターが持ってくれるので楽ちんです。
とはいえ、道路からいきなり急な上り道にアタックです。
登り始めてしばらくして、川の対岸を眺めると、

まさに名取の斜面と同じ風景です

やがて、所々に家が見えてきます。
家は石積み、藁葺き屋根が多く、一部トタン屋根といった感じの簡素なものです。

ふと気がつくと、まだ4月下旬だというのに、もうセミが鳴いています。
名取のような急な石段をひたすら登っていきます。
途中、4~5回休憩してのトレッキングで、それほどハイペースではないのですが、体調がイマイチで、喉が渇き、腰が痛い、足が痛い、そんなやや不安な出だしです。


【今では名取で見られなくなった懐かしい休憩所。ここに、立ったまま背負った荷物を石段にのせ、しばし休憩をとるのです】

 出発する頃は快晴だったのが、しだいに北の空が曇ってきて、ついに雷。そして、この日のキャンプ地ダンプスという集落に着く頃、雨も落ちてきました。
 ≪つづく≫

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