かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(12:ニュージーランド編-第十一章)

2008-05-15 10:26:02 | 旅行
トレッキング最終日のホテルでの夕食は豪華でした。そして、4日間一緒に過ごした皆さんと、トレッキング中の出来事や印象を思い出しながらの、にぎやかな夕食パーティとなりました。
   


≪夕食風景:左側の顔を前に出している男性が「ぴゃ ぴぃ ・・・」のおじさん、右手前がスイスの若者≫

宴たけなわのころ、ひとりのおばあちゃんが、スイスの若者と私に勲章をくれるというのです。勲章といっても、食事の時に使ったぺらぺら紙のコースターに、おばあちゃん直筆の文字が書かれた手作りです。おばあちゃんによると、滝めぐりの時、石ころゴロゴロの川を渡ろうとした彼女の身体を支えてあげたことが表彰の理由だとのことでした。この勲章、なぜかまだあります。この旅行の後、私は5回引越しをしているのですが、他の物にまぎれて捨てずにおいていたようです。もうかなり変色していますが、改めて見てみると、“MILFORD TRACK  OUR HERO”と書かれているのがかろうじて読めます。私にとっては、思い出の品です。
  


   ≪おばあちゃんの勲章≫

 そして、トレッキングを終えた翌日午前中、フィヨルドの景勝地として人気のあるミルフォード・サウンドを船での遊覧です。2時間ほどのクルージングでしたが、この日はどんよりとした天気でした。それでも、フィヨルドと言うだけあって、日本では見られない氷河で浸食された名残の地形を見ることができました。両側の岩の壁は、高さが1200mもあるというから驚きです。崖そのものは、せいぜい数百メートルくらいにしか見えないのですが・・・。多分崖だけの高さではなく、山の頂上までの高さではないだろうかと思われます。


  ≪ミルフォード・サウンド≫

岩場で日向ぼっこしているアザラシや、少し外洋に出るとイルカの大群が船と並走して泳ぐ姿なども微笑ましく思いました。
ホテルに帰って昼食後、バスでテ・アナウへ戻ってトレッキング・ツアーは解散です。

楽しみにしていたトレッキング・観光地をまたひとつ堪能することができ、とても満足でした。そして、私は再び一人になり、路線バスに乗って、先日泊まったクイーンズタウンへ向かいました。今回は、クイーンズタウンではユースホステルに泊まりました。

   ≪つづく≫