何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

清浄華院 (京都)

2013年01月12日 | 寺社巡り-京都

【京都・上京区】平安時代の貞観二年(860)、清和天皇の勅願により天台宗の慈覚大師円仁が御所内に禁裏内道場として創建したのが始まりで、開山は3世天台座主の慈覚大師円仁。
後に、後白河法皇が浄土宗の開祖法然上人に帰依し、清浄華院を与えたことから法然を中興開山とし、天台・真言・仏心(禅)・戒律の4宗兼学から浄土宗寺院となり、以後、念仏道場としての道を歩む。
室町時代の応仁の乱(1467~1477)で荒廃したが後に復興、豊臣秀吉時代の天正十三年(1585)に現在地に移転した。 清浄華院は浄土宗大本山八ヶ寺の一つで、かつては末寺140ヵ寺を誇った....法然上人二十五霊場23番札所。

門前に立つ大きな「法然上人八百年大遠忌法要」の高札を眺めながら、山門をくぐると、境内参道右手奥に、柱に紅白の布を巻かれた鐘楼がある。
法然上人の像を祀る唐破風と千鳥破風をもつがっしりとした御影堂....堂前には、天明京都大火の犠牲者の供養塔(五輪塔)が立ち、六地蔵が3体ずつ背中合わせに鎮座、まるで供養塔を護っているようだ。
境内には、篤姫の曾祖母「智満方」の墓といわれる宝篋印塔が静かに佇む。 御影堂には清和・村上両天皇像を安置され、皇室とのゆかりの深い寺らしい雰囲気が漂う境内だ。

落ち着いた佇まいの山門

門前に「法然上人八百年大遠忌法要」と書かれた大きな高札が立つ

明治四十二年(1909)再建のどっしりとした入母屋造瓦葺の御影堂(大殿)

御影堂には木造法然上人像、清和・村上両天皇像を安置
  
正面に大きな唐破風と千鳥破風の屋根をもつ御影堂..御影堂前は静寂が漂う

御影堂前の両側に五輪塔ろ石燈籠が佇む

御影堂の正面

質素な造りの向拝と擬宝珠高欄
  
宝篋印塔は篤姫の曾祖母「智満方」の墓/御影堂前に立つ天明京都大火(1788年)の犠牲者の五輪塔

御影堂と渡り廊下で繋がっいている一風変わった建物
 
白い漆喰塗袴腰風基台に建つのは御廟か納骨堂?/御廟か納骨堂?の入口部分
 
御影堂の右手に建つのは阿弥陀堂(旧松林院)か?
勅使門

鐘楼..柱に紅白の布が巻かれている
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