【神奈川・三浦郡・葉山町】室町時代の正平三年(貞和四年)(1348)、鎌倉尼五山の筆頭で太平寺の住持だった心満尼を開基、柏巌可禅を開山として創建。
心満尼の老後の隠栖所(隠居所)として建てられたといわれるが、鎌倉権五郎景政の三代の孫・長江太郎義景の菩提寺。 臨済宗建長寺派で葉山で唯一の禅寺....本尊は聖観音菩薩。
「福巌禅寺」の扁額が掛った腰袴造りの堂々たる楼門....久し振りに風格のある鐘楼門を拝見した。
楼門前にひっそりと佇む1体の石仏に合掌した後、花頭窓からかすかに見える梵鐘を眺めながら楼門くぐって境内に....。 正面に石と樹木を配したこんもりした庭があり、その左に続く参道の奥に本殿の一部が僅かに見える。
本堂向拝は質素な造りで、正面前面が全てガラス戸になっていて境内の木々がガラスに映っている。
楼門(鐘楼門)..腰袴造の堂々たる山門だ
楼門前の石仏 楼門2階に設けられた高欄付きの回縁..花頭窓から梵鐘が見える
境内から眺めた楼門..入母屋造瓦葺で腰袴付き、白壁の花頭窓が美しい
楼門から眺めた境内の庭
楼門の直ぐ前に石と樹木を配して造られた庭が..左の参道奥に本堂が見える
入母屋造瓦葺の本堂
本堂に掛る「山谷殿」の扁額..正面は全面がガラス戸で境内の木々が映っている
質素な造りの本堂向拝/廻廊に掛る掛札に「生死事大 無常迅速 光陰可惜 時不待人」とある
右の参道の奥は庫裏か
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