何気ない風景とひとり言

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観音寺 (中国)

2014年06月06日 | 史跡探訪-中国編

【中国・福建省・厦門市】仙岳山の東麓に2003年に完成(建設開始1994年)した寺院で、中華人民共和国になって初めて創建された。
本堂、大悲殿、萬佛宝塔、五观堂、香积厨などの堂宇があり、中でも、四階建の大きなお堂の上に聳える八角九層の万佛塔は壮大で、高さは地面から78mある。 本堂の須弥壇には、電飾で飾られ鮮やかな衣装をまとった色白の観音像が鎮座。 万佛塔の下の四階建のお堂の名称は分からないが、2階と3階は念仏堂、4階は延壽堂になっているらしい。 お堂の1階には千手観音像(十一面千手千眼観自在菩薩像)が鎮座....銅製のように見えるが、木彫りの像で金化粧を施しているらしい。
お堂の前に、輝緑岩巨石で彫られた約4mの獅子像が威風堂々たる風貌で鎮座し守護している。
最近建立された寺院とはいえ、本堂須弥壇に鎮座する観音像の衣装が電飾で飾られていたのには驚かされた。 また、歴史の浅い寺院にもかかわらず、吃驚するほど沢山の参拝者で賑わっていた...多分、特別な功徳が得られるのだろう。

山門..真中を「空門」、左の門を「無相門」(出解脱門)、右の門を「無住門」(入三摩地)という
 
本堂の全景                              本堂前に鎮座する獅子の狛犬

現代建築風の本堂だが向拝は重厚な造りだ
 
本堂向拝の近景..正面奥に須弥壇に鎮座する観音像が見える
 
須弥壇の観音像..電飾で飾られ鮮やかな衣装をまとっている..金色の壁は無数の仏像が鎮座

本殿の後方に建つ大悲殿
 
本堂から眺めた萬佛宝塔(八角九層)/参道の奥のお堂の上に立つ萬佛宝塔
 
仏塔..下は供物を燃やす炉     仏塔越しに眺めた萬佛宝塔
 
お堂の名前は「観音堂」か塔名から「萬佛殿」か?/4階建お堂の上に聳え建つ萬佛宝塔..八角九層で地面からの高さは78m

お堂の向拝..約4mの獅子像が鎮座し守護
  
輝緑岩巨石で彫られた狛犬の獅子像と香炉の龍越しに眺めた萬佛宝塔/九頭の獅子の透かし彫りの石の彫刻

お堂1階の須弥壇に鎮座する千手観音像
 
千手観音像(十一面千手千眼観自在菩薩像)....千手観音は木彫で金化粧を施している、錫杖や鉾等の持物を持ち、前では合掌印と宝鉢印を結ぶ
 
大悲観音とも呼ばれる千手観音..それぞれの手に眼を持ち衆生を済度する/お堂内に祀られている武漢像

お堂前に横たわる涅槃像

涅槃像にお祈りする参拝者
 
お堂前の狛犬越しに眺めた大悲殿/掲題の隅に立つ五輪塔..「一切如来心秘密全身舎利宝篋印陀羅尼呪塔」とある

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