【神奈川・横須賀市】室町時代の永正二年(1505)創建の浄土宗のお寺。 本尊は阿弥陀三尊で、江戸時代の承応三年(1654)の作。 三浦地蔵尊第29番、三浦薬師第5番そして三浦観音二十番の札所になっている。
本堂には馬頭観世音菩薩が祀られているが、寺前の坂を少し上った所に鎮座する馬頭観音堂には「馬掘」という地名の由来となる名馬「生唼」の像と蹄で掘った穴から清水が湧き出た「蹄の井」がある。 平安末期、上総国(千葉)から海を渡ってきた暴れ馬が清水を飲んで駿馬となり、衣笠城主・三浦義澄から源頼朝に献上されて「生唼」と名付けられたという。
防衛大学校に向かう長い坂道の登り口に位置するが、坂上の方を向いているので見逃しそうになった。 寺門前の左側に4基の庚申塔が並んで鎮座、また、寺門からは正面奥に入母屋造瓦葺の本堂が見え、手入れが行き届いている感じの境内。
寺門から眺める境内 大きな銀杏の木が目を引く
寺門....参道正面奥に本堂が
石燈籠越しに眺める本堂
落ち着いた雰囲気の入母屋造瓦葺の本堂
本堂の屋根に鎮座する魔除けの飾り....龍か
本堂向拝の近景
境内にある大きな石碑 門前の庚申塔
馬頭観音堂 馬像は「生唼」ではなく「池月」....
立派な燈籠の奥に鎮座する現代的な建物の馬頭観音堂
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