本当に幸せになりたいの？

長年教師をしている友人に、一年ぶりに会いました。

誠実な彼の悩みは、
教師としての仕事が忙しすぎて、
生徒とゆっくり向き合う余裕がもてない、ということ。

親も、仕事や家事、その他の雑用などで追われる日々の中で、
わが子にたっぷり愛情を注ぐことは、難しいかもしれません。

特に、子どもがこちらの思うようにならず、
わがままを言ったりぐずったりする時は、
つい、怒鳴ったり、
時には、手をあげてしまうことだってあるでしょう。

子どもは、忙しいママが、自分に心を向けないことに不安を抱くから
ママを困らせて、自分に注意を引きつけようとするのかもしれません。

ママは、イライラし、子どもを怒る。
子どもは、よけい、泣いてぐずる。
ママは、もっと、イラつき、怒鳴る。
子どもは、もっともっと、泣きわめく。

こんな不快なことに、時間を取られ、
ママは、もっと、忙しくなり、もっと、イライラする。
子どもは、さらに、泣き叫ぶ。
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「あ～あ、子ども、いらない。自由がほしい。」
こんな時、つい、思ってしまいます。

でも、泣き疲れて、眠ってしまったわが子の
愛らしい寝顔を見ると、
「いらない、なんて思って、私は、悪いママ！」
と、ひどいことを思った自分を責めます。


こうした悪循環に陥っていることに気づいたら、
ちょっと、立ち止まって考えてみましょう。

悪循環を断ち切るために、何ができるだろう？　

「何ができる？」と一旦考え始めると、
いろいろなアイデアが浮かんでくるものです。

ちょっとした工夫や考え方を変えることで、
解決できることがたくさんあります。

でも・・・

私たちは、より心地よく幸せに過ごしたいと思いながらも、
それに向けて努力することを避ける傾向があります。

少し努力して好ましい状態にすることより、
まずいと思っている現状のままでいる傾向があります。

人って、本当に幸せを望んでいる？