「高級品でいく」だけでは勝てない。
「新興国でシェアを取れ」、日本電産永守社長
新興国市場が拡大して「価格、品質」など、「需要の質」が変わり、同時に新興国企業が製造業を中心に実力をつけ、かって先進国企業が君臨していた分野も侵食する勢いだと言われる。
そのような中で、危惧されているのは、今回の東日本大震災で傷つき、出遅れ気味の景気の中であえぐ日本企業。日本電産の永守社長は、経済紙の記者に対し、「高級品でいく」だけでは勝てない。「新興国でシェアを取れ」と主張している。
これからの世界経済は、「先進国」VS「新興国」という構図になる。日本市場は縮小していく中で、新興国の市場は当面成長し続ける。だから、結局、日本企業も韓国企業がやったように外へ出ていくしかない。しかし、新興国市場に入っていくのは簡単ではない。リスクも大きい。
新興国で勝つには何をすればいいのか?永守社長は、次の5つの「置き去り景気」脱出法を主張している。
1つ目は、新興国企業と総力戦のシェア争いをする覚悟を持て。
2つ目は、そのためには、母国でM&Aによる企業統合を進めよ。
3つ目は、高級品だけで生き残れるといった技術的過信を捨てよ。
4つ目は、事業構成を常に見直す決断ができる人材をスカウト
そして更に、「日本企業は、もう一度、世界で血みどろのシェア争いをしないといけない。」、低価格品は新興国企業に任せるなどと言っていたら、やがてやられる。」、「戦い抜くというスピリッツがないとダメなんだ。」
幾多の企業をM&Aして、世界を舞台に厳しい競争をしている起業家の言葉には、重みと迫力がありますね。将に日本企業の置かれた厳しい情勢は言い当てていると思われる。
今後、大企業、中堅企業の行動を注視し、中小企業としてどいう行動をとるか考える時が将に今来ているのではないでしょうか。
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