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「深は新なり」/どうなる日本経済(347)

2014-11-04 08:30:08 | どうなる日本経済

日経ビジネスが登載した「東レ」

「深はしんなり」の意味とは?

日経ビジネスの』取材班が「東レ」について、「深はしんなり」というキーワードに遭遇したと書いている。気になる言葉だ。

「東レ」社内で長年語り継がれている「俳人・高浜虚子の言葉」だそうだ。1つのテーマを深く掘り下げていくと、新たな発見が生まれる。この姿勢こそが、今の東レを形作ったと言える。と取材班は書いている。

「繊維事業が稼ぎ頭であり続けられるのは 研究開発を通じて技術的な限界を深く追究し、新たな用途を提案し続けられたからだ。「繊維は成長産業」であるという信念を貫いて投資を続けたことで、最後の総合繊維メーカーという独自の地位を手に入れた。」と続けている。
 
先月、奈良県の伝統産業を訪問し、聞いた話と符合する。多くの繊維メーカーが事業転換する一方で、東レは唯一、総合繊維メーカーであることにこだわり続け、繊維事業に投資し続けた結果、
勝ち残ったのだそうだ。

愚直に、繊維の技術を深掘りし続けた先に、宝を発見した。この取組は、奈良県の「呉竹」という墨の企業と理念・目標が重なる。

「炭素繊維に代表される新たな成長分野を開拓できたのも、合成繊維の技術を深く掘り下げた結果だ。短期的に収益を稼げない事業であっても、粘り強く研究開発を深めれば革新的素材を生み出せる。」 東レの今の業績は、それを雄弁に物語る。と締めくくっている。

企業が、ここまでやれるには、経営者のブレない強い経営理念、リーダーシップが必要だと思う。

グローバルな今の時代こそ、この「深は新なり」という意味を噛みしめ、日本の中小企業も見習うべきではないだろうか。そんなことを教えてくれる記事である。

東レが次の成長分野に位そんな置づける[hitoe](ヒトエ)、電気自動車{TEEWAVE」、それに診断ツールに使えるDNAチップ。

         
 
 
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