よかど!鹿児島

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サムスンはどうなる?/どうなる日本経済(277)

2013-03-13 08:56:42 | どうなる日本経済

どうなるシャープ?

宿敵サムスンから出資受入

経営再建中のシャープが韓国サムスン電子と資本提携する。と報道された。

サムスンから100億円前後の出資を受け入れるものだが、「シャープの技術は二流」(サムスン関係者)とまで言い放つ宿敵と手を結ぶシャープの真意が今注目されている。

今秋には、2千億円の社債の償還が迫る中、財務体質の強化という意味では半歩前進との評価がある。だが、関係者の間では「なりふり構わぬ支援を取り付けても、経営が上向くとは思えない」との厳しい声がでているという。

昨日の日本経済新聞は、3月6日に発表された韓国サムスン電子からシャープへの出資について、
その背景と経緯を紹介している(記事『シャープ サムスン提携』)。
シャープは、昨年3月期決算で巨額赤字を計上し、主力工場である亀山工場も苦戦を強いられていた。最新の中小型パネルや テレビ用パネルを生産する第2工場も、昨年秋には稼働率が約3割にまでに落ち込んでいたという。

そうした中、同記事によれば、昨年12月13日、サムスン副会長のイ・ジェヨンがシャープの奥田隆司社長と片山幹雄会長への表敬訪問のため、シャープ本社を訪れたという。液晶技術について訴訟で争っていた両社首脳による会談は、これが初めてだった、とのこと。

その席上で、イ・ジェヨンは、サムスンによるシャープ堺工場への出資を打診したが、テレビ用大型パネルを生産する同工場は台湾・鴻海 (ホンハイ)精密工業の鴻海グループから出資を受けたばかりだったため、奥田と片山は拒否した。しかし、同席していた藤本俊彦取締役が、シャープ本体への出資を打診すると、イ・ジェヨンは「考えましょう」と応え、ここから、資本提携に向けた交渉が動き出したという。

こうした動きを受けてか、昨年12月頃、シャープ亀山第2工場では、急にサムスン向けのテレビ用パネルの生産が増加し、稼働率は約6割まで高まったという。

また、同第1工場では、米アップルのスマホ「iPhone 5」向けパネルの生産量が急減した。シャープの大口顧客だったアップル向け生産の激減を受け、
「サムスンとの話がつぶれたらうちもつぶれる」(シャープ幹部)というほど追い込まれていったという。

シャープは、どうなるのだろうか。今、日本中の企業がその動向に注目している。 

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