よかど!鹿児島

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講演要旨②/関西・東海地区での活動(52)

2011-12-01 08:47:10 | 関西・東海地区での活動

半導体のITアプリはPCからスマートフォンに移行している。

スマートフォン・タブレット・クラウド時代突入は確実

11月28日の産業タイムズ社の泉谷社長の講演の要旨を、昨日に引き続き紹介します。 

泉谷社長は、PCとスマートフォンの関係を次のように言われています。

①2011年早々にPC業界にビッグニュースが駆け巡る。それは、かつてPC98で一世を風靡したNE Cがレノボと合弁し、日中連合が成立したことである。いわば、日本と中パソコン首位同士で合を結成し、開発、量産、調達を一体化し、競争力を高める。この両者の連合はHP、DELL、エーサーに次ぐ世界第4位。

②半導体の最大アプリであるパソコンの世界出荷はすでに3億5000万台に達しており、2014年には6割増の5億5000万台に達する。しかし、日本国内マーケットは5%減に留ま。NECは中国レノボと合弁を組むことで世界マーケットに乗り出すことを決断。

③しかしこの出来事はパソコン市場の一大構造変化が背景にある。驚くなかれ、2011年のスマートフォンの世界出荷台数は4億3000万台に達する見込みで、パソコン3億8000万台を逆転してしまう。IT端末の主役が交代するわけだ。さらに、iPadに代表されるタブレット端は2012年に1億5000万台に急増する。あっという間にノートPCの出荷台数を超えてしまう。「もうパソコンなんていらない」という世代が登場し、スマートフォンとタブレットおよびクラウドコンピューティングの時代に突入することは確実。
 
④スマートフォンとタブレットの時代になれば、パソコンのメインCPUであるインテルはいらない。DRMの使用量は激減し、むしろフラッシュメモリに移行。この王者であるサムスンに異変。これまで下位であったエルピーダメモリにチャンス到来。台湾力晶を統合し、世界第二位に浮上、サムスン追撃。フラッシュメモリ大手の東芝はウハウハ。

 

次回も、講演の要旨を続けます。

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