トヨタ、世界生産を30万台上積み
739万台から770万台に
トヨタ自動車が2011年度の世界生産台数を6月に公表した計画(739万台)から約30万台上積みし、約770万台に上方修正することが報道された。
東日本大震災による部品不足が解消し、調達が軌道に乗ってきたためだそうだが、生産台数が前年度実績の734万台を4・9%上回る水準となることは、円高、電力不足など、ものづくりに不利な情報が毎日報道かされていることからすると、明るい情報だ。
中部地域の自動車部品製造企業は忙しくなっていると聞いていたが、具体的な数字が出てくると納得させられる。トヨタは、今年秋から本格的な増産に入り、生産の遅れを取り戻す考えで、主要部品メーカー側に方針を伝えたとのこと。
自動車各社は7~9月の3か月間、原則として木、金曜を休みにして土、日曜に出勤する「振り替え操業」を行っているが、トヨタは9月の木曜を稼働日とする予定で、グループ各社も追随する見通しのこと。
先週末、円は1ドル78円台半ばと円高が進行しているが、自動車株はトヨタ自動車が25円高の3335円、ホンダが70円高の3235円、日産自動車が14円高の861円と反発しているようだ。
今週以降は、国内企業の4~6月期決算発表が、日産7月27日、ホンダ8月1日、トヨタ同2日が予定されており、市場の注目を集めると思われている。
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