よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

東海の企業(2)

2009-02-16 21:00:32 | その他

大手企業の赤字転落や人員削減が毎日次々に報じられれている。

そんな時に、巧みに商機をつかむつかむ中小企業がある。

 

愛知県の豊橋市で、100万分の1gの歯車を開発している「(株)樹研工業」の松浦元男社長は、トヨタが大幅な減益見通しを発表した昨年11月を境に、大手からの注文が急激に減り、今は昨年比割程度まで落ち、月次で赤字に転落したと、日経ビジネス2月16日付の記事で語っている。

*同社の概要:元気なモノ作り中小企業300社に選定

米粒に大量に乗る重さ100万分の1グラム、直径0.147ミリメートルの超小型樹脂歯車『パウダーギヤ』。超微細プラスチック精密射出成形技術は世界屈指。

そういう中で、松浦社長は売上高の3割に当たる7億を投じて、「ナノ切削」の開発に挑戦している。景気回復時に出遅れないよう備えるためらしい。

今回の不況は落ち込みが激しかった分、立ち上がりも早期に急激に起こると見ているためだ。

世の中のマスコミ情報は、不況、輸出減、人員削減等々、後ろ向きの情報で溢れている。そういう中で、現実を真っ直ぐに見据え、巨額投資で健康や環境をキーワードに新規事業を拓く同社の方向性を強く打ち出している企業に、日本企業のたくましさを覚える。

ぜひ、今後の日本の中小企業のモデル企業として、目を離さずに注目していきたいと思います。

 

かごしま企業家交流協会

◇ http:// www.kagoshima-kigyouka.com/



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