地域おこし先進事例の研究所
鹿児島相互信用金庫・慶大SFC研と連携
鹿児島市に本部がある鹿児島相互信用金庫が地域活性化の先進事例を研究し、実践につなげるシンクタンクを設立したと報道された。
慶応大学SFC研究所(神奈川県藤沢市)と組み、大学院生を研究員として受け入れ、体制を整える方式は、全国の信金でも珍しいという。
『超地域密着』の経営を飛躍させる新しいエンジンだ役と、同信金の稲葉直寿理事長は「そうしん地域おこし研究所」の狙いを説明する。
副題として、「かごしまから地域の未来を切り拓く実践型研究所」。地域の困りごとや課題・悩みを解決する研究に取り組み、課題を収益の出る事業へと転換し、地域・企業・信金の「三方よし」を実現、CSV(共有価値の創造)を追求し、将来の株式会社化も視野に入れているようだ。
7月24日付で設立され、梶原隆夫常務理事が所長に就き、客員研究員に県内自治体の活性化で連携する鹿児島国際大学の菊地裕幸教授、鹿児島県長島町地方創生統括監の土井隆氏を招いているという。
研究総括の顧問には、慶大の玉村雅敏教授を迎え、同信金の支店長も研究員に順次、起用し、県内各地で生かし、全国規模で信金の経営や地方創生にも活用してもらう考えのようだ。玉村教授は「今までになかったスタイルで地域を支援し金融機関の事業も生まれる協業モデルを作れると思う」と話しているという。
ぜひ、何か、実のある成果を期待したいものだ。今後の動きが注目される。
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