宇宙航空研究開発機構が3基の小型衛星を報道公開
鹿児島初の人工衛星(KSAT)も「H2A17号機」に相乗り。
宇宙航空研究開発機構が4月15日、金星探査機「あかつき」を搭載し、5月18日に種子島宇宙センター(南種子町)から打ち上げ予定の「H2A17号機」に相乗りする鹿児島人工衛星(KSAT)など3基の小型衛星を、大阪府東大阪市の試験場で公開しました。
鹿児島大学や地元企業が製作した「KSAT」は、1辺が10センチ、重さ約1.4キロ。大気中の水蒸気分布を観測、集中豪雨の発生を予測する研究に役立てることになっています。手のひらサイズの小型衛星を前に、開発責任者である西尾正則鹿児島大教授は「完成し感動している。電波を送受信する地上設備を万全の状態にして、打ち上げに臨みたい」と話したとのこと。3基は17日に種子島宇宙センター(南種子町)へ運ばれ、最終調整が行われることになっている。
17号機には、全国20の大学・高専でつくる「大学宇宙工学コンソーシアム」が製作した「UNITEC-1」(深宇宙からの微弱電波の受信)も相乗りする予定とのこと。
5月18日の「H2A17号機」の打ち上げは、鹿児島県民にとって格別なものになりそうです。
成功を心からお祈りします。
鹿児島人工衛星「KSAT](真ん中の写真)
かごしま企業家交流協会
http:// www.kagoshima-kigyouka.com/