鹿児島でも太陽電池産業への関心は高い。
鹿児島県のものづくり協議会の太陽電池部会に出席しました。
10月23日(金)午後、鹿児島県の産業立地課に事務局がある標記の太陽電池部会の初会議が開かれました。
県内の製造業、商社、それに市町村、産業支援団体等30数名が参加しており、関心は高いものと思われました。 半導体産業新聞の記者の「太陽電池に関する動向等」に関するレポート報告があり、参加企業間の意見交換がありました。
この席で、参加各社の産業電池製造等にどのような参入方法があるのか、それぞれの思いというか、スタンスの違いが意見として出されました。
太陽電池産業は、九州では、長崎、熊本、宮崎に昭和シェル等4社が進出しており、自動車産業と同じように今後拡大が期待されている。 ただ、鹿児島県には、今のところ製造拠点はない。進出企業である京セラも滋賀県に製造拠点を有しているが、鹿児島にはない。
県内企業が、どのような関われるのかどうかがよく見えない。情報が少ない。というのが、今回の意見交換ではっきりとしたという感じを受けました。 太陽電池の種類も、今シリコン系、化合物型、有機薄膜型、色素増感型など各社が開発を競っている段階であり、更には、変換効率もまだ、10~20%前後のようだ。技術的にも、まだまだ開発段階であり、どのタイプが市場を制していくのか見えないのも実体である
今後、開発競争等をも見据えながら、果たして県内企業の参入方法があるのか、更なる情報収集、検討が必要だとの印象を強く持ちました。
かごしま企業家交流協会
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