爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

短気だった父

2023年11月01日 | 日記
地震 雷 火事 親父の諺どおり、爺が子供の頃の父は短気な人で怖い存在だったが、国鉄を定年で退職してから74歳で一生が終わるまでの父は別人のように優しい人に変わった。

爺が兄のように慕っていた5歳年上の従兄の仁さんが言っていた、「お前の両親は夫婦喧嘩が絶えなかった」と、爺も小学生の頃は父が大嫌いで、父が夜勤の日は嬉しかったもの。

察するに爺が3歳前後の頃か、爺は母親に手を引かれて玄関の土間に立っている、何やら叫んでいる父、父をたしなめているお婆ちゃん(父の母)の情景を覚えている。

今に思えばSLの機関助手、機関士として、狭い運転室の中で、夏は高温、冬は厳寒、激しい振動の中での長い乗務時間は重労働であり、特に夜勤明けは疲れていたのだろう。

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