爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

小さな自治

2008年01月10日 | ブログ

昭和33年11月、新築の3階建て18世帯の職員アパートで8年ほどの生活、6畳と4畳半の和室、3畳の板の間、台所、洗濯場、お風呂場(桶は個人で用意)、水洗トイレ、物置が合理的に配置された当時としては、羨ましがられた作り、家賃は2615円と半端で平均より、やや高値の家賃。

最初の入居者は 20代から30代の若者夫婦が大部分、しばらく、うぶごえラッシュが続いたのも自然現象、その子供たち、もう40代~50代。

18世帯での最初の共同作業が自転車小屋作り 、雨を凌ぐ程度の簡単な小屋であるが、ホームセンター等ない時代、個人が持っている大工道具と言えば、かなづち、かんな、のこぎり、ペンチ、程度で、簡単な小屋でも作業はできない。

くい打ち用の槌や、丸太を切るのこぎり等、どこから借用したのか、木材、トタン等 資材の調達をどうしたのか、覚えていないが、全員が共同で、それぞれ持ち合わせの知識と技能を、フル活用しながらの作業。不器用な爺は何をやったか、記憶にないが、肝心な場面には加わっていなかったのは確か、完成した自転車小屋で、持ち寄りのつまみと茶碗酒での落成祝賀会も、心さわやか。

地下タンク内の清掃、敷地内の草取り、降雪時には、「かんじき」を使用しての基幹道路まで道踏み、豪雪時の雪下ろしなど、全て、自分達の事は自分達の責任で、みんな一生懸命。


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