爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

国民学校初等科の記憶

2007年05月28日 | ブログ

○県北の田舎に位置するH国民学校初等科で6年間 松組で学ぶ。

何故か6年間を通して卒業写真すら写さなかった珍しい学校のため思い  出す資料も乏しい。

○低学年では殆どの生徒の服装は男女とも「かすりの着物」に「もんぺ」を  はいていた。  知る限りではノーパンである。

必要により前日に先生からパンツをはいて来るようお達しがある。忘れた生徒は、おもむろに先生の前に進み出てもじもじしながら自主申告するのは、いつものパタン。

○ランドセルを背負っている生徒は僅か、殆どは布製の肩掛けカバン,まれに風呂敷包み。履物は覚えていない。

○春、夏、冬休みのほかに 田植え休み、稲刈り休みがあり 農家の子供たちは猫より役に立ったようである。

○夏休み帳以外の宿題は、まずない、また、先生や親から勉強しろとは、いわれた覚えはない。

このごろでは、うらやましい「ゆとりいっぱい」の学校を卒業して62年を経た今、爺が思い出せることはこの程度かな。


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