- クチバシシオガマ咲く草原から谷川岳トマの耳 -
予想以上に早く梅雨が明けてしまいました。
そして、連日の猛暑です。
どうせ暑いなら、山を歩いていた方が救いがあります。
のんびり手頃な谷川岳を歩いてきました。
一番楽な天神平からの往復です。
新しくなったロープウェイに何回か乗ったことがあるのですが、この日はゴンドラの速度がやけに遅かったです。
係りの人に聞いたらやはり節電対策のためだということでした。
天神平から歩き始めます。
木々の間から谷川岳を眺めながら ・・・
熊穴沢避難小屋に向かいます。
熊穴沢避難小屋の木陰で水分補給をして、次は天狗ノ溜り場まで頑張ります。
背中に陽射しを受けるようになり、暑いです。
天狗ノ溜り場では岩の上にあがると風が涼しいです。
天狗ノ溜り場からマナイタグラ
天狗ノ溜り場から谷川岳(山頂は見えていません)
天狗ノ溜り場からも陽射しを受けながらの登りです。
汗が流れますが、時折吹く風が気持ちいいです。
左手にはマナイタグラ・オジカ沢の頭
肩の広場の小さくなった雪田が涼しそうですが、現在はロープが張られ登山道以外には足を踏み入れることはできません。
肩の広場に咲くミヤマキンポウゲ
谷川岳山頂トマの耳に到着です。
トマの耳からオキの耳、その左奥に茂倉岳・一ノ倉岳
トマの耳からマチガ沢と西黒尾根、奥は尾瀬の山々・武尊山
足下の花を見ながらオキの耳に向かいます。
イブキジャコウソウ
ウサギギク
クチバシシオガマ
オキの耳への登りからトマの耳
オキの耳を通過し、奥ノ院の少し先の誰もいない岩の上で休憩です。
休んだ岩の上から茂倉岳・一ノ倉岳
同じく巻機山~朝日岳方面
同じくオジカ沢の頭~仙ノ倉山方面
風に吹かれながら少しのんびりした後、天神平まで戻ります。
左下の湯檜曽川や足下の花たちを眺めながらゆっくりと戻ります。
ヤマブキショウマ
イブキジャコウソウ
ミネウスユキソウ
ホソバヒナウスユキソウ
ウサギギク
ミヤマカラマツ
この一帯では他に、ハクサンチドリ、ハクサンフウロ、タカネバラなどが咲いていました。
オキの耳を通過して下って行きます。
トマの耳の稜線
カラマツソウ
この手のものはよくわからないのですが、ハクサンボウフウではないかと思います。後はトマの耳
トマの耳を通過して、肩の小屋周辺の花を見て回ります。
小屋前からマナイタグラ・オジカ沢の頭
ミヤマキンポウゲ
クチバシシオガマ
カラマツソウ
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ネバリノギラン / ムシトリスミレ
また、ハクサンシャクナゲの咲き残りもありました。
草原の奥に茂倉岳・一ノ倉岳
最初の写真もこの付近から撮ったものですが、急峻で荒々しい岩壁の連なる群馬県側に対して、新潟県側は女性的な草原が広がっています。
さて、異常な暑さで雷の心配もありますので、早めに下山開始です。
今度は、マナイタグラ・オジカ沢の頭を右手に見ながら下って行きます。
下りでも、天狗ノ溜り場の岩の上に上がって風に吹かれます。
岩の隙間には マルバシモツケが ・・・。
振り返って見た谷川岳はまだ青空の下でした。
熊穴沢避難小屋を過ぎ ・・・
樹林の下の緩やかな道となります。
時折木の間から朝日岳方面を望むことができます。
天神平に戻って、歩き終りです。
暑い夏の一日でした。