季節の風香

季節の山歩・散歩・花・風景

女峰山~大真名子山 - 北関東

2006年10月04日 | 山歩 - 北関東
今回の記事は1977年の秋に日光の女峰山・大真名子山を歩いた時のものです。およそ30年前のものですが、このコースはそれ以来出かけていませんので、現在どうなのかはわかりません。女峰山頂からの素晴らしい眺めは今も基本的には変わっていないと思います。

二日間共絶好の天気でした。女峰山下の唐沢小屋の脇にテントを張りましたが、唐沢小屋にも二組数人が泊まっているだけでした。秋の紅葉の時期の土耀・日耀というのに、他に山中ですれ違ったのはたった一組だけでした。

行程 【 霧降高原~赤薙山~女峰山~唐沢小屋(テント泊)~女峰山~帝釈山~富士見峠~小真名子山~大真名子山~志津越~三本松 】

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土曜日の朝、思い切り早起きをして、当時の国鉄の急行で向かいます。そして、国鉄日光駅からのバスを霧降高原で降りました。リフトは運転していましたが、歩いて登って行きました。丸山への分岐を過ぎると、リフトで上がってきた人達の姿もなくなります。

赤薙山の山頂の記憶はありません。

途中で水場に寄りました。場合によればそこに張ることになるかもしれないとテントを担いできたのです。しかし、下がじめじめしていたので、唐沢小屋まで行くことにしました。女峰山に到着しましたが、ここから今宵の泊まり場唐沢小屋まで下ります。

小屋の脇にテントを張りました。綺麗な夕焼けを見ながら夕食の準備です。食事当番はいつでも私が担当します。この頃は白米をコッヘルで炊いていました。山で友人たちに一番好評だったのは、缶詰のサケの水煮を醤油味で炊き込んだ「サケご飯」でした。この時の献立は憶えていません。

翌日も文句なしの快晴です。まずは水場まで水汲みです。私が汲みに下りたのですが、結構距離があったような気がします。

朝食後、再び女峰山まで登り返しました。そこには素晴らしい眺めが待っていました。



女峰山頂からの眺め(クリックで拡大)。右手前が帝釈山、左奥へ順に、小真名子山、大真名子山、男体山。帝釈山の左後ろに太郎山、さらに奥に白根山。そして、・・・。女峰山頂からの眺めは本当に壮快の一言でした。

ここから見えていた山を順に歩いて行きます。

帝釈山を越えた富士見峠には当時既に林道が通っていました。この日唯一登山者とすれ違ったのは、富士見峠から小真名子山への登りの途中にあるガレ場付近だったと思います。

小真名子山の山頂の様子も記憶にありません。この後、樹林の中の鞍部から大真名子山に登り返しました。

大真名子山頂は今回の最後のピークということもあって、ここで大休止しました。



大真名子山頂から帝釈山・女峰山。



大真名子山頂から白根山。

志津越まで下りてくると友人が腹が空いたといってラーメンを作り始めました。湯を沸かして注ぐだけですので、私は手をだしません。私は食べたいとは思わなかったので手持無沙汰にただ待っているだけです。それで、記念写真でも撮ろうと思ったのかもしれません。山歩きの友人の中では、この時の友人と出かけた回数が一番多いと思います。しかし、二人が一緒に写っている写真はおそらくニ、三枚しかないと思います。他に人がいませんでしたから、もちろん自動シャッターで撮ったのですが、手前下に何か白いモノが写ってしまっています。三脚など持ち歩きませんから、ザックにでも乗せて撮ったのだと思います。



志津越で記念写真(右が私)。鳥居は大真名子山への登山口です。

ごらんのようにニッカボッカを着用しています。当時の最も標準的な山スタイルがこれでした。機能的で見た目も悪くないと思うのですが、最近は全く見かけません。最近は私は安い「ゆに黒」製品ばかりです。

志津越からは、戦場ケ原の三本松まで長い林道歩きが待っていました。

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