季節の風香

季節の山歩・散歩・花・風景

荒山~鍋割山 - 北関東

2007年05月27日 | 山歩 - 北関東
久しぶりに赤城の荒山・鍋割山を歩きました。ここは展望もさることながら、やはりツツジの季節が一番魅力的だと思います。前回はヤマツツジが盛りの時に歩きましたが、今回はそれよりも時期を少し早くしました。最近はかつて歩いた山を歩く時、あえて時期をずらして歩くことが多いです。

車で出かけた場合は今回のコースが一番一般的だと思いますが、他に山上の小沼から荒山・鍋割山を歩き、さらに鍋割高原を通って大河原に下るコースが考えられます。前回歩いたのがこのコースで、ヤマツツジが咲く誰もいない鍋割高原でのんびりしました。今はバスの便が相当不便になってしまっています。また、赤城温泉に下るコースもあります。

行程 【 箕輪~荒山高原~荒山~鍋割山~荒山高原~箕輪 】



荒山高原への下りから荒山を振り返る。



赤城の山上に上がる途中にある箕輪から歩き始めます。箕輪付近は園地として、かなり整備されているようです。



荒山高原への道では新緑が綺麗です。



新緑のダケカンバ。

荒山と鍋割山を結ぶ道と交差する四辻付近には結構な人達が休んでいました。この四辻一帯を荒山高原と呼んでいるようです。

休まずに真っ直ぐ行きます。



気持ちのいい新緑の緩やかな登りが続きます。



トウゴクミツバツツジ、そして・・・



・・・ズミが所々咲いていて、足元にはスミレたちも咲いています。

小沼への分岐からは登りも急になります。



荒山山頂付近にはアカヤシオが咲き残っていました。また、シャクナゲも咲いていました。



荒山山頂。

山頂から周りを見渡すという形では展望はありませんが、木々が邪魔をしない場所からはそれなりに展望が開けます。



荒山山頂から地蔵岳・長七郎山方面の眺め。(クリックで拡大します)



荒山山頂から鈴ケ岳方面の眺め。

荒山からは鍋割山に向かいます。



荒山からの下りは気持ちのいい道が続きます。

登る時に通った四辻を直進し、鍋割山の登りになります。

四辻から少し登れば、山頂まで展望のいい稜線歩きとなります。この稜線歩きは気持ちいいです。



鍋割山への稜線からの眺め。鈴ケ岳・鍬柄岳・地蔵岳・荒山。(クリックで拡大します)

この日は遠望がききませんでしたが、遠望のきく日であれば、素晴らしい眺めが得られると思います。



もう少したてば、まだ蕾のヤマツツジが花開くと思います。そうすれば眺めもいっそう華やかになると思います。



部分的にはこのように新緑の綺麗な所もあります。

あまり登り下りもなく、鍋割山の山頂に着きます。鍋割山頂からは南側の展望が開けます。



再び、気持ちの尾いい稜線を四辻まで戻ります。(クリックで拡大します)

四辻からはのんびり箕輪に戻りました。



途中で見た花たちです。他に、タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、フデリンドウ、ミツバツチグリ、レンゲツツジ、アズマシャクナゲ、オオカメノキ、・・・などが咲いていました。



トウゴクミツバツツジ。



アカヤシオ。



蕾状態のヤマツツジ。



ズミ。

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サクラスミレ。今回はこのサクラスミレがスミレの中では一番多く咲いていたかもしれません。

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スミレ。

スミレ(マンジュリカ)だと思いますが、花弁の内側の先の部分がやけに色褪せています。特に、左の写真の横向きの花を見ると花弁の外側は濃い紫なのに、内側だけが白っぽく、距もほとんど白色です。日当たりのいい草地に咲いていましたが、付近には他のスミレは見当たりませんでした。

スミレとシロスミレの交雑種のキリガミネスミレというのがありますが、これは普通はもっと白くなるようです。スミレの単なる変異なのか、あるいは交雑種なのか、一応宿題としておきますが・・・。


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フイリフモトスミレ。 葉に白斑があるフモトスミレで、珍しいものではありません。 / ツクバキンモンソウ。

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