同期の桜

同級生の女に電話したら繋がら

ない。

おめ何やってんだよー、と思っ

ていたら暫くして連絡来た。

只見線ってのに乗って、東北を

旅行してるらしい。

おー、いいねー。列車旅。

憧れるぜ。

只見線てのはよく知らないけど、

なかなか良さそうだ。

新潟からフクスマまでか。

男と女の仲でも友情は存在する。

これは学生時代からそう。

いやらしい男女の関係でしか捉

えられないとしたら、それは自

分がいらやしいからだ。

あるものはある。

性も年齢も何もかも越える友情

が。

解らない奴らには解らない。

てなこと、ピンクドラゴンの

誠一郎店長とさっき電話で1

時間話したあとの俺は思いま

すよ、と。

映画『カラー・オブ・ハート』(1998)

 

最高に良い作品。

アメリカの1958年のドラマの中

に現代(1998年時)の兄妹が入り

込んでしまうというファンタジー

作品だ。

実に深い。

電気屋を装う気まぐれな「神」に

よってTVドラマの中に封じ込め

られた兄と妹の双子は、そこで

真実の人の愛と人間の自由とは

何かを手探りで模索し始める。

閉じ込められた世界は、すべて

決められた事で人が生活し、色

の無い白黒の世界だった。

町の外の世界がある事をその町

の人々は知らない。

図書も全て白紙だ。

だが、やがて「禁断の果実」で

あるリンゴを食べた兄と、自由

を求める妹の双子兄妹の行ない

によって、人としての真心と愛

に目覚め始めた町の若者や人々

は、自分身が白黒ではなく花や

車や絵画に色彩が生まれて来る

のを観て驚くのだった。

閉ざされた町の人々は、初めて

色を見た。

そして、町に本物の雨が降る。

それまでは、本物の炎さえ存在

しない世界だった。

だが、そのうち白黒人間たちは

カラードになった同じ町の人々

を暴力的に排斥し始める。

 

アメリカ合衆国にもファシズム

は存在する。

それは、疑似的な民主主義の規

律と集団的群衆心理という形
を以て体現される。

もろにファッショとナチズムが

実行される。

人が人を差別して、排斥して、

自己世界を守ろうとする。集団

的に歪んだ団結をして。

それは、どんなに「民主」的な

装いをしていてもファシズム、

ナチズムと同類なのだ。

 

50sの最頂点だった1958年。

そこの「作られたTVドラマ」に

投げ込まれた真面目オタクな兄

とハスッパな妹は、その世界で

恋をし、真心に生きる事を知り、

真実の人間らしさを若い高校生

ながら自然と学び取って行く。

そして、やがて、彼らによって

町は変わった。

 

ファンタジー仕立てながら、人

間の本当の自由と愛とは何かを

問いかける秀作。

あえてファンタジーにする事で

現実世界の大切な事を描き抜い

ている。

隠れた名作だ。

ストーリーとプロット、映像視覚

効果の絶妙なタッチ。

そして、全ての俳優のきめ細かい

演技。

全てが素晴らしいの一言に尽きる。

特に映像視覚描写の秀逸さが作品

のテーマを克明に彩る。

真実、心が揺さぶられる。

全身全霊で私はおすすめ。

 

白黒人の世界を守ろうとする町長

が、どうしてもトランプに見えて

しかたない(笑

というか、そのものであり、ある

種象徴的だ。

『バック・トゥ・ザ・フューチャ

ー』の出演者たちの過去の対談を

読むと、ビフが支配する近未来に

ついて「まるで今の直後に起こり

得る世界みたいだ」と言っていた。

「それはブラック・ジョークでし

かないよね」と。マーティとドク

が言っていた。

そして、その対談直後にトランプ

政権が誕生した。ビフやこの映画

の町長のような存在が支配する事

が現実となった。

 

アメリカ合衆国大統領選の前の今。

直前の今こそ、合衆国民はこの
映画作品『カラー・オブ・ハー
ト』を観たほうがいいのでは
ないか。

勿論、私たち日本人も。
本当の人の愛と自由と平和を知る
ためにも。
50ｓの魂。
それは愛と平和だ。

 

東京と地方の違い

↑巨人

↓阪神

タイガース情報とジャイアンツ

情報の両方を配信して貰ってる。

配信記事内容を毎回具に読むと、

決定的な姿勢の違いが判る。

それは、巨人配信は、かなり

客観的視点に立ち、不安要素や

首脳陣コーチ陣の対策プランも

記す。

つまり、自省や自戒や引き締め

を行なう「自分に刃を向けて

自戒する」という視座が確実に

存在する。

いかにも東京だ。

一方、阪神配信は持ち上げ褒め

の立ち位置に終始する。

つまり、身内贔屓、親バカ子バカ

のような視点でしか書かれていな

い。俺ツェエエエーのような。

うちのおかんの料理は天下一やで、

他はいらんわ、みたいなやつ。

うちの子はええ子なんやで、よし

よし、みたいな事を他人に言って

回るような。

我が阪神タイガースの取り巻きも、

カープのいる土壌と同じなのかな、

と思ってしまう。

忖度記事しか書いてないのが応援

団だとしたら、我が阪神は日本一

どころかリーグ優勝さえこの先も

ねぇぞ。締めていかないと。

忖度政治の取り巻き連中が政権を

駄目にした明白な例も直近にあっ

たろうに。

忖度感情は大阪得意の損得勘定の

足しにもなりゃしねえぜ。

タップ交換

持ちシャフトのうち2本ばかり

タップ交換をした。

打感限界近くまで来ていたので。

撞く時は軽くシェイプ整形しな

がら使い続ける事と、研磨剤の

入ったチョークを毎回使うので、

タップはどんどん短くなる。

また、革タップには旬があるの

で、それの限界線を越えると急

に性能が落ちる。

なので、かなり頻繁に交換する。

豚革積層のほうが持ちは良いが、

打感や食いつきや音は一枚牛革

のほうが上だ。

だが、一枚牛革は旬が短い欠点

がある。まるで野菜のように。

撞き締め前は青いトマトだが、

赤く美味しい期間は短く、熟し

すぎるとジュクジュクトマトで

味は落ちる、みたいな感じ。

合宿

妙な夢を見て目が覚めた。
まだ学生で、サークルか何かで
保養所のような所で合宿してい
る。
そして、1階の広い部屋でビリヤ
ードのプチトーナメントをして
いるのだ。
ナインボール3ラック先取りの
シングルイルミネーション。


実際の実体験では、学生合宿では
海や山の保養所や旅館や青年の家
での開催だった。
毎年数回。
そして、やったのは卓球や体育館
でのバスケットだ。
体育館バスケは結構やった。
3 on 3ではなく5対5で模擬試合
のような事をする。
かなり白熱した。

けさの夢は実体験が錯綜したもの
だろうが、かなりリアルだった。
リアルでないのは、学生時代には
ビリヤードはやっていなかった事
だ。やった事はあったが、本格的
ではなく、ど素人だった。
玉撞きを本腰入れてやり始めたの
は社会人になってからで、かなり
開始は遅い。

学生合宿というのは、いろいろと
ある。
真面目に研究会を開くものや、
ほぼ親睦会だけのようなものまで。
真面目なものは、朝から晩まで
学習会と会議だ。共闘会議なので
会議をする。まあ謀議に近いのだ
が(笑)。白がこう出ると赤はこう
来る。そこに青がこう来る筈だ
から黒はここにぶつけ、銀と赤黒
はこう動く。原則、黄色に対して
は全色一丸となって向かう、等々。

かといって、大学のなんとか研究会
とかのサークルでは50人程の参加
でなにも勉強しない。ほぼ完全なる
旅行(笑)。
幹事はもちまわりだが、私が担当
の年は神奈川県の海岸沿いの知り
合いの保養所にお世話になった。
私が到着した時、すでに後輩たち
が何人も先に来ていて、ロビーで
卓球に興じていた。
「ここ、どう？」と訊いたら「最高
ですね！」と皆が明るい笑顔だ。
男女混合合宿だが、不埒な事は一切
無い。皆が楽しく健全に過ごす。
そして今は駄目なのだろうが、18歳
の新入生も夜は宴会参加で盛り上が
る。
今の法律、18歳で成人で選挙権与え
たのだから、飲酒喫煙もOKにすれば
いいのにね。
考えたら昔の大学生は新入生は全員
法律違反だ。新入生歓迎コンパでは
全国どこの大学でも18歳で飲酒必至
なのだから。
大抵、それまで酒飲んだ事ない若者
は潰れる。
ただ「一気」コールは急性中毒で
危険なので、年齢に関係なくやめた
ほうがいい。

色的に相違があって面白かったのは、
大学単位の合宿宴会は通常コンパと
同じで乱痴気騒ぎだったのだが、
首都圏共闘会議の合宿での宴会では、
全員が武士の宴のようにしずしずと
盃を空けていた事だった。大騒ぎは
しない。
ただ、首都圏合宿の時は、東大の奴
がいつも宴会部長のような役回りで、
面白ネタと替え歌とで場をかなり盛
り上げた。毎回。
酒飲んで湖には行くなと皆が注意し
ていたのに、その東大の奴は夜の湖
で溺れ死んでしまった。
馬鹿だよ。死んじまうなんて。