渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

『ニッポン無責任時代』(1962)

2023年02月10日 | open


非常に面白い。
また、1962年当時の東京のサラ
リーマンの様子と東京の街が窺
い知れるのも良い。
横浜磯子の横浜プリンスホテル
(当時。旧伏見宮伯爵邸)から観る
当時の磯子の海岸線と自然絶壁
も見られる。
都内のシーンは銀座だけでなく
恵比寿駅前なども出て来る。
それと目白あたりも。
恵比寿は丁度私がすぐ近所の上
目黒に住んでいた頃の街並みが
映っている。
こうしてカラー作品で観ると、
タイムスリップしたような感覚
になる。

物語は超テキトーな詐欺師のよ
うな無責任男がとんとん拍子で
成功を収める荒唐無稽な話だが、
このクレージーキャッツの第一
作目は、当時の昭和元禄の開始
を象徴し、また、その後の日本
の新ギャグの基礎となった。
本作はあらゆる意味で貴重な映
画であるのだが、何よりも面白い。
有名映画監督は公開当時これを
観て、どうしてこんなに面白い
だろうと悩んだらしい。
本筋の痛快娯楽作品です。
テケトン大魔王みたいな男が主人
公で、実際にはそんなに世の中
うまく行くわきゃねーだろ、なの
だが、私が生まれた2年後あたり
には、東京にはこうしたムードが
満ちて来た時期で、世の中は景気
爆発上昇突入時代だ。
当時の風俗や気風も描かれている
ので、61年後の今観ていても単純
に映画としても、歴史的文化探訪
としても面白い。
今は失われた人々の心の豊かさが
あった。
生活は厳しくとも、今よりもずっ
と日本の人々は豊かだった。

映画『記憶にございません!』(2019)

2023年02月10日 | open


なかなかの快作。




タラちゃん声優さん逝去

2023年02月10日 | open



サヨナラですぅ。



デルリンも接着できる接着剤

2023年02月10日 | open


てこったい。

芥川賞

2023年02月10日 | open



今回の芥川賞が読みたいので
買って来た。
高校時代は文藝春秋よりも
文學界を毎号愛読していた。
どちらも文藝春秋なのだが(笑
いずれも厚みは2.5センチ超。
文字のみが並ぶ文芸誌だ。
たっぷりと面白い。
高校の頃はそれとぺったんこの
朝ジャーだ。

文學界の今号はこれ。
最近の特徴としては、表紙が
オサレ。よい絵師の作を採用
している。


雪の東京

2023年02月10日 | open


本日の東京は雪。
雪の東京。

タップ圧縮器

2023年02月10日 | open



これ、便利です。

30年以上前は戦前のかき氷機の
ような形のタップ締め専用器具
を使ってタップを締めていた。
その後は万力と円筒ジグ使用。
今はこのワンタッチ工具を使っ
ている。
締める時間にはノウハウがあり、
やたら締めれば良くなるという
ものでは無い。
締め過ぎは革の繊維が崩壊する
からだ。
チョウチンと呼ばれる繊維分離
によるタップの崩壊を防ぐ為に
締めるのだが、締め過ぎで革の
弾性や繊維の結合を破壊しては
意味ない。

豚革積層のよい点は、締める作
業が無くともチョウチン現象が
まず発生しない事だ。横も膨ら
まない。薄革を接着剤で貼り合
わせた革ベニアだからだ。
最近の大衆の主流はベニアシャフト
タップベニア。
最新ではシャフトは黒カーボンで
手袋装着、となる。らしい。

氏橋プレスは非常に程度が良かっ
た。
10トン締めとかいうが、10トン
などで締めたら革は千切れ潰れる。
「百人力」と同じような「ちょい
と多め」の事を10トンプレスと
表現した、と製作者本人も言って
いる。
メガトンパーンチ!みたいなもん。
今、廃番。

TADキュー60周年

2023年02月10日 | open



ことしはTADキュー誕生60周年だ。
日系アメリカ人のコハラタダチさん
は残念ながら2013年10月17日に
他界した。
現在は子息のフレッドさんがカリ
フォルニアのスタントン、エレク
トリック通りでTADキューを製作
している。


Tadachi Kohara(1929-2013)


映画『あしたのジョー』(1970)

2023年02月10日 | open
 


しどい(笑
丹下段平のおっつぁんは眼パッチ
に穴が空いていてそこから見てた(笑
話の展開はアニメに忠実だが、端
折りすぎだ。
ジョーの登場から力石の死まで
一気に描くのは、やはり無理が
ある。
トリプルクロスの場面もサラリ
と撮ってるだけだ。
これ、あかんやつ。
しかも、力石は倒れてロープが
当たっての脳損傷ではなく、試
合中のジョーのパンチでテンプル。
そして死んだ。
それ、アウトなのでは。
 
あと、マンモス西を「このうどん
野郎!」と殴るシーンが無いと
なぁ。
やはり、最高なのはアニメであり、
そして原作だ。
原作劇画は歴史的名作だ。戦後一
の漫画作品だと思う。
あの1960年代後半の圧縮空気の
時代、『あしたのジョー』は社会
現象を起こした。
歴史的金字塔とは『あしたのジョー』
の事である。
 
この映画作品を観て、1969年当時
の東京が見られた事がよかっ
た。
あと、白木葉子役の女優さんが
かなり原作のイメージに近い演技
だったの
がいい。
段平さんの穴あきパッチは、あれ
はシドすぎる(笑
 

タップ交換

2023年02月10日 | open
 

音は良いのだが、打感が何とも。
まるで板を着けて撞いてるみたい
な感触なのだ。
いくら音が良くても、これはダメ。
2時間粘ってみたが、駄目なもん
は駄目。
切除する。

さよなら、ありがと。


牛革一枚物を着けた。
個体差に期待。
1週間以内に新品4個目(笑
アホやで。


ありそうであまりない色使い

2023年02月10日 | open






モッティのザンボッティモデル。
このハギのベニア種板の色合わ
せは、ありそうであまり無い。
あまりというか、ほぼ見かけな
い。
可憐な色使いだと感じる。
TADが使う紫はもっと濃い色だ。

全てのキューのハギのベニアで
一番多い色は赤だろうなぁ。
その次がオレンジあたりか。
統計を取った事はないけれど、
よく見るのは赤色系のような
感じがする。

地球上で一番よく見る色は何
だろう。
水色か。いや、緑か。
なぜかどちらもあまりキューに
は使われない。

四剣

2023年02月10日 | open



やはり四剣がいいよなぁ。
TADの矢羽で四剣というのは
なんだか珍しい。