渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

メウチ

2023年02月09日 | open



メウチといえば、キューでは
なくてこれだろう(笑)。
スタビライズドウッド使用で
とても美しい。


タップ

2023年02月09日 | open
 

タップといえば、キュー先よりも
これだろう(笑

本日の日の入り

2023年02月09日 | open


飛行機雲一筋。



冬と春の光のはざま

2023年02月09日 | open



冬色と春色が溶け合う季節。
冬と春の光のはざま。


水墨画

2023年02月09日 | open
 
秋冬山水図(しゅうとうさん
すいず/雪舟/国宝)
 
私ね、水墨画って深いなぁと思う
のですよ。
墨の濃淡と筆致のみで、人をして
色彩を感じせしむる。
下世話な表現だけど、これ凄技。
ある到達点に達しないと描けない
と思うのです。
 
枯木鳴鵙図(こぼくめいげきず/
宮本武蔵/重要文化財)


 

チョークの面出し方法 〜瞬息〜

2023年02月09日 | open
 


使用して編摩耗したチョーク
の面出しはコンクリート面に
こするのが一番早いのです。
10秒以内で真っ平になる。

あとは水で流すだけ。
石灰なので重大な公害にはならず。
学校の校庭に体育の時間に線を

引く白石灰と主成分は同じです。
自宅にコンクリ面がある方は
ぜひお試しください。
ビリヤード場などではブロック
を使ったりしていた。昔の玉屋
は。ブロック1個が店内にあっ
て、それでこすった後は流しで
流していた。



こんな感じに削れます。
即行で。


あとはパッケージの紙をチョーク
が露出する所までカットします。
上面の荒れは古新聞とかに何度か
なでつけて均しておしまい。
本当にアッ!という間です。

緑色の風 〜オールドキュー〜

2023年02月09日 | open



一時期相当使い倒したオールド
キュー。
特徴は鬼切れする切れ味。
古いキューは凡庸ではないところ
が面白い。個性バリバリで。
なんてのか、小さな枠に縮こまっ
て収まってないのって楽しいよ。
物も人も。

プールキューで緑色のハギベニア
は、ありそうであまり無いので、
結構気に入ってる。
グリーンブリーズ。
涼風がそよぐ。

キューケース

2023年02月09日 | open



裸んぼのハウスキューがあるの
で、保管用に購入。
最強価格!(笑
誰も入札しないので、この金額
で落札できた。ラッキー。

これまで買ったキューの最強価
は1000円ポッキリだった(笑
アメリカの1950年代のキュー。
それがどういう訳か、曲がりが
一切無しなのよね。微細な曲が
りさえ無い。謎。
しかも、先角は象牙(もしくは
ビッグホーンの角)だった。
更に不思議なのは、トビずれが
異様に少ない事。
まるでハイテクシャフトのよう
なのだが、撞き方次第で割れる
玉やカーブも楽に出せる。
ハイテクシャフトでは出せない
細かい操作が可能なんだな。
何これ?となった。
半世紀以上前の人たちはこのよ
うなキューで撞いてたのかぁ、
と思った。
完璧に材料の差ですね。
良質材を用いたメープルのソリ
ッドシャフトが最高だと先達が
言うのも頷ける話だと感じた。
バットは今では不可能なブラジ
リアン・ローズウッド=ハカラ
ンダの一本通しの本ハギだ。

ケイバイご覧の方々は、ただの
古臭いキューと思ったのか、誰
一人入札しないので私が入れた
らしぇんえんで落札となった。
来てみて、金属部を研磨して、
タップを新しく着け直しただけ
で充分に現役復活した。
こりゃラッキィ池田だぜと思っ
たが、拾い物掘り出し物ってあ
るんだねぇと改めて感じた次第。

キューは製造元はブランズウィ
ックだ。
それを1910年頃からNYで店を
開いていたビリヤード・サプラ
イヤーが自社銘柄にてリリース
した製品。
日本で言うなら神田の淡路亭や
大阪の日勝亭のようなお店のブ
ランド物のキューにあたる。
撞球性能が頭抜けているので、
その後の70年代-80年代のキュー
は何なのだろうとさえ思わせる。
90年代に入ると良材枯渇で、や
むなくそれを解消するために貼り
合わせのシャフトが登場した。
良質なソリッド材が激減したか
ら苦肉の策で生まれたのがハイ
テクシャフトだった。ベニアの
シャフトだ。

良いめっけもんでした。
それが千円(笑
世の中、何があるか分からない。
今は、良質な高級ケースに入れて
います。
本物のパイロッテッドジョイント
で、繋ぐと凸凹部の密着性が高く
てきっつきつ。
これが本当のパイロッテッド。


バーズアイ・メープル

2023年02月09日 | open


キルテッドメープル部分。

バーズアイメープル部分。


キルテッド。


バーズアイ+キルテッド。
このTADキューは上から下まで
一本のバーズアイ+キルテッド
メープルの材で作られている。
貴重な木材を使った工法で、現
ではほぼこのような作りでは
キューは作られない。材料が
今は無いからだ。
このTADは、組木の技法を見せ
る造りのキューではなく、木材
の良さを表現した作域のキュー
となる。撞球性能も頗る高い。
しなやかながらソリッドだ。

木材に鳥の目のような模様が出る
材をバーズアイと呼ぶ。
日本語では鳥目杢や鳥眼(ちょう
がん)杢と呼ばれる。
最低でも200年以上の樹齢の木の
表面付近1/5あたりからしか取れ
ない貴重な杢目の材といわれる。
なぜこのような文様が発生する
のかは、未だに解明されていな
い。様々な説があり、あるスト
レスが木にかかった際に発生す
るのではないかと推測されて
るが、原因の特定は学術的にも
今も成されてはいない。
不思議な杢目だ。

そして、更には、シルクを重ね
たようなキルテッドや、虎目の
のようなカーリーという文様も
樹木に発生する事もある。
また、それらが複合的に見られ
る貴重な材もある。
バーズアイ以外のキルテッドや
カーリーの文様は、材の表面に
クリアを塗装すると、光の透過
により、ほんの1ミリでも角度
を変えると別な模様が浮かび上
がる。木材であるが、まるで日
本刀の地肌のように鑑賞に値す
る深い杢目を見せる。
その模様は極めて複雑であり、
平面の図で二次元的に写し描く
事は不能だ。

メープルの良材は、樹齢数百年の
樹木を零下30度の期間に伐採す
る事で得られる。
それでないと、いろいろ不具合
が生じるようだ。
日本でいうなら江戸時代や安土
桃山、戦国時代に生まれた樹木
を伐採するのだが、近年、枯渇
が著しい。
北米のアパラチア山脈地方の良
メープルは伐採し尽くされた
ともいわれている。

メープル。
日本ではメープルシロップでも
よく知られるが、古くから高級
家具材や建材としても人々に愛
されて来た。
清涼感のある樹木だ。
その葉っぱはカナダの国旗にも
選ばれている。


バーズアイについて