もう5歳半だけど,体重は3kg足らずと小柄で,まだまだ成長中(?)の女の子,ピピちゃん。
腰の高さほどの「お立ち台」から,ピピロケットが僕に向けて二回発射された。
飛び掛かってくる前に,「いくよ!(ウニャ)」と掛け声を発する。
ちょっと間合いを測った後,意を決して飛んでくる。
受け手の僕は,しっかりピピちゃんと目を合わせ,「ここに飛び込んでおいで」と自分の胸のあたりをポンポンと叩く。
正面に飛んでこられると勢いで顔に当たりそうだから,左右どちらかにすこしずらした着地点を指定する。
その意思は伝わった,かに見えたが,やはりこちらの考えは向こうに通じないらしい。
一回目は期待通りだったが,また飛びたそうにしていたのでほとんど同じ動作を繰り返した。
それなのに。
真正面に飛んできて,ピピちゃんの濡れた鼻が僕の唇に突っ込んできた。
ぴちゃっと冷たい感触があり,ウッとなった。
できれば肩に飛び乗ってほしいのだが。
それにしても,飛びついてどうしようというのだろうか。何が目的なのか,さっぱりわからない。何となく僕の鼻の頭を舐めたいらしいのだが,意味が分からないよ。
腰の高さほどの「お立ち台」から,ピピロケットが僕に向けて二回発射された。
飛び掛かってくる前に,「いくよ!(ウニャ)」と掛け声を発する。
ちょっと間合いを測った後,意を決して飛んでくる。
受け手の僕は,しっかりピピちゃんと目を合わせ,「ここに飛び込んでおいで」と自分の胸のあたりをポンポンと叩く。
正面に飛んでこられると勢いで顔に当たりそうだから,左右どちらかにすこしずらした着地点を指定する。
その意思は伝わった,かに見えたが,やはりこちらの考えは向こうに通じないらしい。
一回目は期待通りだったが,また飛びたそうにしていたのでほとんど同じ動作を繰り返した。
それなのに。
真正面に飛んできて,ピピちゃんの濡れた鼻が僕の唇に突っ込んできた。
ぴちゃっと冷たい感触があり,ウッとなった。
できれば肩に飛び乗ってほしいのだが。
それにしても,飛びついてどうしようというのだろうか。何が目的なのか,さっぱりわからない。何となく僕の鼻の頭を舐めたいらしいのだが,意味が分からないよ。