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透析患者の団体である㈳全国腎臓病患者協議会・NPO東京腎臓病協議会では、透析患者の「命と暮らしを守る」活動の他に、腎臓病(CKD)患者を増やさない・腎臓病(CKD)患者の透析療法導入防止のための取り組みも行っています。その活動の一つとして、専門家の先生方をお呼びしての講演会も行っています。
先に、ブログに載せたように、去年12月末現在での透析導入患者の主要疾患は、糖尿病性腎炎が43.4%も占めるようになっています。また厚労省では、戦略的アウトカム研究の一つに腎疾患対策が指定・予算化され、5年間にわたる政略的研究が始まります。研究には、仙台・水戸・名古屋・岡山・長崎・那覇など約50地区の医師会の開業医が参加します。将来透析が必要になる恐れのある40~74歳の2500人を登録し、日本腎臓学会が昨年作成した「CKD(慢性腎臓病)診察ガイド」に基づく投薬や食事療法などを指導します。患者の募集は7月に始まり、7月末現在で200人ほどが登録。9月末まで募集を続け、10月からのスタートを予定しています。予備軍2500人の半数は、3か月ごとの管理栄養士の生活習慣指導を受け、指針を守っているかチェックされます。目標は透析患者の増加を15%程度抑制することです。
今回の講演はどなたでも参加できます。
第33回腎不全を語るつどい(東京)開催のお知らせ
慢性腎臓病(CKD)対策への取り組みと糖尿病腎症の予防と食事管理
◎日時:2008年9月14日(日) 13:00~16:00
◎会場:フィオーレ東京 地下1階ローズルーム(東京都新宿区新宿7-26-9 TEL.03-5292-6510)
◎内容:下記講演ならびに講師によるパネルディスカッション
―座長― 永沢俊彦先生(杏林大学学長)
「国民に求められている慢性腎臓病(CKD)対策」
/講師:飯野靖彦 先生(日本医科大学内科教授・腎臓内科部長)
「糖尿病治療の現状と課題・腎臓病(合併症)に移行しないための予防と管理」
/講師:原茂子 先生(虎の門病院健康管理センター部長)
「糖尿病の食事管理と糖尿病性腎症の食事管理について」
/講師:今寿賀子 先生(虎の門病院栄養部部長)
☆交通 都営大江戸線、地下鉄副都心線「東新宿駅」A1・2出口徒歩3分
JR新宿駅西口より都バス乗車22・36番「東新宿駅前」下車徒歩1分
☆問合先:
社団法人 全国腎臓病協議会
TEL:03-5395-2631 FAX:03-5395-2831
☆予約不要・参加費無料。どなたでもご参加いただけます。
☆全腎協ホームページ
http://www.zjk.or.jp/information/detail/136/