トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

blogramランキング参加中

blogram投票ボタン

日記風に プラス 「しょうが祭り」①

2008-09-05 23:17:40 | 透析
 今日は、午前中に患者会の役員から会員の訃報の電話があった。要は、おいらがお通夜に行かなくてはならないことを意味する。透析患者は、普通の趣味の団体などと違って、会員が亡くなる割合が高い団体である。今まで何人の患者を見送ったことだろう。この「喪の仕事」は、出来ればやりたくはない。役員になってから、この仕事があることを初めて知った。以前は、病院への見舞いもしていたらしい。肉体的にも、精神的にもきつい仕事で、一時は役員会で廃止するように提案したのだが、すぐに却下。本当は、お別れの式には親しい人が行くのが一番いいのだが。どうしても自分の時間を犠牲にしなければならない。今回の斎場の場所をファックスで送ってもらったが、駅の傍なので少しは安心した。でも、会場までな30分の歩きだ。交通費も出ない。お通夜は日曜の夜、6時から始まるので、それまでに喪服に着替えて、香典を持て行かなくてはならない。おいらは、患者会は生きている人に対する活動を中心に行う所だと思っていた。まあ、行けば御焼香が出来て良かったと思うものの、「喪の仕事」はしたくはない。以前は、クリニックの看護師の姿も会場で見かけたが、最近は見かけない。

 透析室では、症状の軽い患者から重い患者まで、同じフロアで透析を受けている。嫌でも、元気だった患者が、ある時を境に身体が弱っていくのを見なくてはならない。糖尿病から足を切断する患者、今まで歩いていた患者が車椅子を使うようになること、認知症になる患者、転倒して顔に大きなあざを作る患者等。
 他の患者も何も言わないが、そこに自分の明日の姿を見ているに違いない。
ある日、ベッドから患者の姿が消える。しばらくして、入院先の病院から帰ってくる。しかし、帰ることもなくずっとベッドが空くことも少なくない。しばらくすると、新しい患者がそのベッドを使用する。そんな事を何度も見てきた。最近は、姿が消えた患者の事を、他の患者が話題にすることも少なくなった。見ているのに、見ないことにするのだ。

 今日は、手話サークルの夏休みも終わり、2週間ぶりに参加した。会場まで30分くらい歩いていくのだが、久しぶりなうえに、天気も晴れだったので、いささか疲れた。今日の学習は、グループ分けで手話表現の勉強をした。おいらは、ろう者とのコミュニケーションを学ぶグループに入った。技術より、まずは、ろう者と感動を共感できるくらいに、伝える気持ちを強く持ってコミュニケーションするということの大切さを学ぶ。伝えたい気持ちを持って、ろう者と積極的に会話することが大事である。慣れない人は、遠慮というか気落ちの上で引いてしまうのである。 サークルは、来週は、ろう重複障害者の生活就労支援施設の「たましろの郷」に見学に行く。青梅市まで遠いが、頑張って行ってたくさん見てこようと思う。

 明日6日㈯は、「しょうが祭り」がある。八王子駅からゆっくり徒歩で10分くらいの所にある永福稲荷神社で行われます。江戸時代から続いているそうで、今年で252年目だとか。無病息災を願って、しょうがを求める人が集まってきます。縁起ものだから、値段は高めなんですが、お祭りなんてそんなものなのでしょう。
 稲荷社なので、御祭神は宇迦御霊命(うかのみたまのみこと)、宇迦御霊神です。「うかのみたま」とはイネに宿る精霊を意味する言葉でした。やがて、人々に食物を与える神に変貌していきました。そこから、稲荷神が五穀豊穣の神様とされるようになりました。総本山は京都の伏見稲荷大社ですが、ここは古代の豪族の秦氏が祭ったのが起源になっています。やがて全国に広がって、神社の数では日本一です。
 さて、永福稲荷神社は、現在の場所に移転する前は、甲州街道八王子宿の入口にありました。創建は1530年と伝えられています。

    続く



全日本ろうあ連盟創立60周年記念映画「ゆずり葉」

2008-09-05 12:08:42 | 映画
今井絵理子 5年ぶり出演映画で手話演技(スポーツニッポン) - goo ニュース

 昨年、創立60年を迎えた全日本ろうあ連盟は、記念映画「ゆずり葉 ~君もまた次のきみへ~」(早瀬憲太郎監督)を制作します。キャスト・スタッフをろう者が中心となって制作します。詳しい内容や、制作の進行具合などは、公式サイトをリンクしてありますので、そちらからお入りください。

催眠商法屋の巡業 今日も盛会なり

2008-09-05 01:57:41 | わが街と近隣
 透析には、歩いて25分位の距離を歩いて行きます。よく、行列に会いますね。毎回見るのは、開店前からのパチンコ屋の行列。わが街は、繁華街から郊外までパチンコ屋が乱立しています。駅から降りたら、パチンコ屋がお出迎えです。若い人がたくさん並んでいます。学生の町でもあるので、勉強しないで並んでいる人がいると思うと悲しいですね。親は当然そんなこと知らないでいる訳です。学生さん以外の若い人は、何をして生活しているのかな?いつもの光景です。
 ヨドバシカメラに行列が出来るのは、ゲーム機やゲームソフトの販売日ですね。そんな日は、今日は何の販売日かな、などと透析患者同士で話しています。なんせ、クリニックのあるビルの玄関前も行列なんですから。

 さて本題。前回ブログでも触れた催眠商法屋の店の前の行列に遭遇しました。会場になった空き店舗は、もう続けて3軒のコンビニがつぶれています。コンビニの乱立もひどいものですね。道一つ隔てた所とか、50メートル以内にもう一軒あったりして、よくつぶれ、又、新規オープンしています。
 今回出くわした、お年寄りの行列、すごかったですね。開店前なのに、百人位並んでいるんです。係のお兄さんが、整理券らしいものを配っていました。後からやってくるお年寄りは、行列を見て焦ってしまい、あるおばあさんは行列の中に知り合いを見つけるや、後ろも見ずにいきなり駆けだし、道路を横断する時に車に轢かれそうになりました。興奮状態なんですね。

 帰りにその前を通ると、最終の説明会が終了したらしく、次々と、無料で配られた景品や格安で売られた商品が入っているに違いない紙袋を持ったお年寄りが歩いています。会場には、まだ、数人残って、若い係の男と話をしています。みんな、満ち足りたような表情でしたね。家族より優しいお兄さんたちなんでしょう。ここ数日、お祭りが続きます。バイクや自転車でやってくるおじいさんもいます。最終日までには、採算をとるために、誰かが犠牲者になる訳です。でも、不思議と被害者意識はないんですね。心のすきま産業です。

 帰りに、もう一軒やっていましたよ。表には、1日3回の説明会の時間が張り出されてありました。ここでも、お祭りが始まっていました。市内で、少なくとも2つの業者が巡業していることになります。掛け持ちや、同じ店舗に毎回参加しているつわもののお年寄りも少なくないようです。

 騙されても幸せそうなお年寄りの姿を見ると複雑な気持ちですね。そこへ行けば友達も出来ますし、家にいるより楽しいのでしょう。巣鴨のお地蔵さんのような所が、近辺にあればいいんですがね。

 (独)国民生活センターでは、携帯電話に「見守り新鮮情報」のメール配信サ-ビスを行っています。HPか携帯から登録すると、定期的に、お年寄りを狙った悪質な商法の注意を喚起する情報が送られてきます。おいらも登録しています。今回送られたメールには、認知症のお年寄りに高額商品を売り付けるセールスマンに対する注意報が出ていました。是非、登録するか、パソコンから国民生活センターのホームページを時々覗くようにしてください。