今日は、午前中に患者会の役員から会員の訃報の電話があった。要は、おいらがお通夜に行かなくてはならないことを意味する。透析患者は、普通の趣味の団体などと違って、会員が亡くなる割合が高い団体である。今まで何人の患者を見送ったことだろう。この「喪の仕事」は、出来ればやりたくはない。役員になってから、この仕事があることを初めて知った。以前は、病院への見舞いもしていたらしい。肉体的にも、精神的にもきつい仕事で、一時は役員会で廃止するように提案したのだが、すぐに却下。本当は、お別れの式には親しい人が行くのが一番いいのだが。どうしても自分の時間を犠牲にしなければならない。今回の斎場の場所をファックスで送ってもらったが、駅の傍なので少しは安心した。でも、会場までな30分の歩きだ。交通費も出ない。お通夜は日曜の夜、6時から始まるので、それまでに喪服に着替えて、香典を持て行かなくてはならない。おいらは、患者会は生きている人に対する活動を中心に行う所だと思っていた。まあ、行けば御焼香が出来て良かったと思うものの、「喪の仕事」はしたくはない。以前は、クリニックの看護師の姿も会場で見かけたが、最近は見かけない。
透析室では、症状の軽い患者から重い患者まで、同じフロアで透析を受けている。嫌でも、元気だった患者が、ある時を境に身体が弱っていくのを見なくてはならない。糖尿病から足を切断する患者、今まで歩いていた患者が車椅子を使うようになること、認知症になる患者、転倒して顔に大きなあざを作る患者等。
他の患者も何も言わないが、そこに自分の明日の姿を見ているに違いない。
ある日、ベッドから患者の姿が消える。しばらくして、入院先の病院から帰ってくる。しかし、帰ることもなくずっとベッドが空くことも少なくない。しばらくすると、新しい患者がそのベッドを使用する。そんな事を何度も見てきた。最近は、姿が消えた患者の事を、他の患者が話題にすることも少なくなった。見ているのに、見ないことにするのだ。
今日は、手話サークルの夏休みも終わり、2週間ぶりに参加した。会場まで30分くらい歩いていくのだが、久しぶりなうえに、天気も晴れだったので、いささか疲れた。今日の学習は、グループ分けで手話表現の勉強をした。おいらは、ろう者とのコミュニケーションを学ぶグループに入った。技術より、まずは、ろう者と感動を共感できるくらいに、伝える気持ちを強く持ってコミュニケーションするということの大切さを学ぶ。伝えたい気持ちを持って、ろう者と積極的に会話することが大事である。慣れない人は、遠慮というか気落ちの上で引いてしまうのである。 サークルは、来週は、ろう重複障害者の生活就労支援施設の「たましろの郷」に見学に行く。青梅市まで遠いが、頑張って行ってたくさん見てこようと思う。
明日6日㈯は、「しょうが祭り」がある。八王子駅からゆっくり徒歩で10分くらいの所にある永福稲荷神社で行われます。江戸時代から続いているそうで、今年で252年目だとか。無病息災を願って、しょうがを求める人が集まってきます。縁起ものだから、値段は高めなんですが、お祭りなんてそんなものなのでしょう。
稲荷社なので、御祭神は宇迦御霊命(うかのみたまのみこと)、宇迦御霊神です。「うかのみたま」とはイネに宿る精霊を意味する言葉でした。やがて、人々に食物を与える神に変貌していきました。そこから、稲荷神が五穀豊穣の神様とされるようになりました。総本山は京都の伏見稲荷大社ですが、ここは古代の豪族の秦氏が祭ったのが起源になっています。やがて全国に広がって、神社の数では日本一です。
さて、永福稲荷神社は、現在の場所に移転する前は、甲州街道八王子宿の入口にありました。創建は1530年と伝えられています。
続く
透析室では、症状の軽い患者から重い患者まで、同じフロアで透析を受けている。嫌でも、元気だった患者が、ある時を境に身体が弱っていくのを見なくてはならない。糖尿病から足を切断する患者、今まで歩いていた患者が車椅子を使うようになること、認知症になる患者、転倒して顔に大きなあざを作る患者等。
他の患者も何も言わないが、そこに自分の明日の姿を見ているに違いない。
ある日、ベッドから患者の姿が消える。しばらくして、入院先の病院から帰ってくる。しかし、帰ることもなくずっとベッドが空くことも少なくない。しばらくすると、新しい患者がそのベッドを使用する。そんな事を何度も見てきた。最近は、姿が消えた患者の事を、他の患者が話題にすることも少なくなった。見ているのに、見ないことにするのだ。
今日は、手話サークルの夏休みも終わり、2週間ぶりに参加した。会場まで30分くらい歩いていくのだが、久しぶりなうえに、天気も晴れだったので、いささか疲れた。今日の学習は、グループ分けで手話表現の勉強をした。おいらは、ろう者とのコミュニケーションを学ぶグループに入った。技術より、まずは、ろう者と感動を共感できるくらいに、伝える気持ちを強く持ってコミュニケーションするということの大切さを学ぶ。伝えたい気持ちを持って、ろう者と積極的に会話することが大事である。慣れない人は、遠慮というか気落ちの上で引いてしまうのである。 サークルは、来週は、ろう重複障害者の生活就労支援施設の「たましろの郷」に見学に行く。青梅市まで遠いが、頑張って行ってたくさん見てこようと思う。
明日6日㈯は、「しょうが祭り」がある。八王子駅からゆっくり徒歩で10分くらいの所にある永福稲荷神社で行われます。江戸時代から続いているそうで、今年で252年目だとか。無病息災を願って、しょうがを求める人が集まってきます。縁起ものだから、値段は高めなんですが、お祭りなんてそんなものなのでしょう。
稲荷社なので、御祭神は宇迦御霊命(うかのみたまのみこと)、宇迦御霊神です。「うかのみたま」とはイネに宿る精霊を意味する言葉でした。やがて、人々に食物を与える神に変貌していきました。そこから、稲荷神が五穀豊穣の神様とされるようになりました。総本山は京都の伏見稲荷大社ですが、ここは古代の豪族の秦氏が祭ったのが起源になっています。やがて全国に広がって、神社の数では日本一です。
さて、永福稲荷神社は、現在の場所に移転する前は、甲州街道八王子宿の入口にありました。創建は1530年と伝えられています。
続く