トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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ブルーハーツ 

2008-07-13 13:11:44 | 音楽
今回は、gooの友達のリクエストにも答えました。おいらとしては、最初の聴きやすい2曲を選んでいました。友達は、1曲目と3曲目です。

ブルーハーツ TRAIN-TRAIN


 「あおぞら」ではなく「あおいそら」だそうです。

青空



 
ザ・ブルーハーツ - 終わらない歌



アンダルシアに憧れて  真島昌利




透析室で

2008-07-13 03:02:02 | 透析
 7月12日、暑い土曜日でした。透析室のおじいさんが、八王子は34度になったと言っていました。透析中に、テレビの天気予報を見ていたのでしょう。八王子は背後を山で囲まれた街なので、夏は暖気が溜まりやすいようです。
 透析は、血管に太い針を二本刺します。血液を回路に流す「取り」と、ダイアライザーという筒状の装置を通ってきれいになった血液が戻ってくる「返し」の2ヶ所です。ダイアライザーの中にぎっしり詰まっているたくさんの極細の繊維状の筒の中を血液が流れ、浸透圧と圧力の作用で血液を浄化していきます。筒の中は、透析液が血液とは逆の方向に流れていきます。血液は、透析膜を通して、透析液に不要なものを出し、必要な成分を取り入れています。1分間に200ccくらいの血液が流れていきます。透析中は、4時間くらいベッドで寝ているのですが、体力はマラソンをしているのと同じくらい消耗するという事です。それ以上の時もあるようです。※透析終了後は、かなり空腹の状態になります。
 おいらは、まだ透析することを負担に思ったことはありません。本を読んだり、DVDを見たり、隣の人と話をしたりしています。
 この血液の温度を機械で調節します。夏は、体温よりかなり低く、35度くらいに設定します。血液を冷やして循環させる訳です。手っ取り早い身体の冷却法です。冷えた血液が身体の中に入っていくのですから。冬は、逆に温度設定を高めにします。
 透析患者で、自己管理しなければならないのは、水分の摂取です。本来は、1日に排出した尿量プラス500ccという事になっています。しかし、なるべく普通に暮らせるように、個々の患者ごとに決められた基準体重(ドライウェイト)の2%位(中1日の場合)、最大5%(中2日の場合)とされています。たとえば、今日透析を受けた場合、次に一日置いて透析を受ける場合は、体重が50kgの人は2%で1kgの体重の増加という事になります。5%だと2,5kgで、食事にも水分が含まれていることを考えると、人によってはかなりきつい場合もあるようです。身体に水膨れの状態が続くと、心臓肥大を起こし、心不全のリスクが高くなります。また、透析中に身体の水分を抜くことが出来ますが、短時間に大量の水分を除去すると、急激な血圧低下や、脚のけいれんが起きやすくなります。ということで、透析患者にとっては、水分管理は是非守らなければならない訳なのです。
 おいらのクリニックには、新入りで最低の患者さんがいます。毎回、体重を4~5kg増やしてきます。スタッフに言われても、どこ吹く風ですが、完全に除水出来ない状態で透析中は苦しそうですね。透析終了後も、待合室で横になっていることが多いです。こういうのは、「緩慢な自殺行為」というんでしょう。看護師に対しては、大きな声で「○○さん、かわいいね」「××さん、きれいだね」の発言連発です。りっぱなセクハラ行為です。男のスタッフが行くと黙ってしまいます。最近は、看護師から半分冗談なんですが、転院を毎回のように勧められています。透析室は、社会の縮図ですから、色々な人がいます。

 おいらは、汗をかきやすいので、油断をしなければ水分管理は比較的楽です。特に夏は、汗がたくさん出るので、水分がたくさん取れます。気を付けないと、脱水症状を起こしてしまいそうなこともあります。脳梗塞にはなりたくないですから、水分補給も必要です。そんな意味で、暑い夏には都合のいいこともあるのです。

 本当は、今日はこの後に図書館で見た疑似科学の本について書く予定でしたが、つい透析の事を長く描き過ぎたので、そのことは次回に書こうと思います。アップした図も、関係のないものになってしまいました。