トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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名画座巡り 「ジーザス・クライスト・スーパースター」

2008-07-27 13:24:31 | 映画
 名画座は、都内のあちこちにあった。新宿の西口にもありました。中野にも在った。1館では、一部の椅子が上映する映画の音に反応して振動するシステムになっていた。白いカバーが掛けられた座席が中央寄りにあった。料金は同じだから、試してみることになる。ここでは、ルパン3世の「カリオストロの城」とやはりアニメの「コブラ」の2本立てが印象に残っている。もう1館は、とても小さな上映館だった。スクリーンも教室の黒板より小さめだったかも知れない。

 キリストを描いた作品の中で、今回取り上げたのは「ジーザス・クライスト・スーパースター」。
 1970年に、ロンドンでアンドリュー・ロイド・ウィーバー(作曲)とティム・ライス(作詞)が作り上げたロック・コンサート用の作品がそもそもの原形となっている。レコード化をきっかけに、やがて、1971年にブロードウェイの舞台でロック・オペラとして上演される至った。日本でも、劇団四季が舞台で上演している。おいらは、2度の機会に、鹿賀丈史のイエスと滝田栄のユダの配役で観ることが出来た。
 映画化されたのが1973年。監督はノーマン・ジェイソン。ジーザス役には、テッド・ニーリー。ユダ役にはカール・アンダーソン。マグダラのマリア役はイボンヌ・エリマン。イエス最後の7日間を描いたこの作品は、イスラエルのナゲブ砂漠の過酷な環境下で撮影された。

 「彼らの心は天国に」 荒野で悩むユダ。彼とイエスとの心の距離は離れていた。ユダが、何故イエスを裏切ったのかは確かな事が分からない。ユダが、教団の会計を任されていたことから、イエスの信頼は篤かったものと思われる。太宰治も「駈込み訴え」という作品で、複雑に揺れ動くユダの心情を描いている。最近復元された「ユダの福音書」では、ユダの姿がまるで違ったものとして描かれている。

Jesus Christ Superstar (1973) Heaven On Their Minds (2)


 「ホザンナ」 イエスが人々にあがめられながら、会議場の前を通る。長老たちは怒り、散会を命じるが、イエスは何ものも彼らの行動を止められないと言う。しかし、後に人々の心変わりを考えると、大衆の心情は危ういものである。

Jesus Christ Superstar (1973) Hosanna ( 7)


「私はイエスがわからない」 疲れ果てたイエスの世話をするマグダラのマリア。娼婦とされるマリア。彼女が生まれて初めて感じた愛の感情。打ち明けるにも相手は、イエスであった。マリアもまた悩むのであった。

Jesus Christ Superstar (1973) I Dont Know How To Love Him 11


「最後の晩餐」 使徒たちにはこれから起こることが分からない。使徒たちの一人の裏切りを指摘するイエス。指摘されたユダは、イエスに食ってかかるが、立ち去れと命じられる。上衣を取りに戻るユダ。

Jesus Christ Superstar (1973) The Last Supper (13)


「スーパースター」 衛兵たちがイエスを処刑上に引き出していく。幻想の世界が現れる。ユダの尋ねる声、「あなたは、天国の友達についてどう思っているのですか。あなた以外では誰が1番成功したのですか。お釈迦様もその一人ですか。あなたと同じ場所にいるのですか」「あなたは、あんな風に死ぬつもりだったのですか。あれは間違いだったのですか」「私は知りたいだけ、教えてくれ」


Jesus Christ Superstar - Superstar






日記風に

2008-07-27 02:26:12 | 透析
 この所、暑い日が続きます。夜寝ていても、途中で暑さで起きてしまいます。そんな訳で、最近は寝不足状態が続いています。週3回の透析の時は、知らぬ間に寝ていたりします。透析中は、機械で透析液の温度を調節できます。ダイアライザーという筒の中で血液をきれいにしているわけですが、やはり透過膜の部分は、身体にとっては異物ですから、多少は免疫反応が起こるのか、透析中や透析後は体温が上がる時があります。38℃位になることもあります。その予防も兼ねて、透析中の温度は低めに設定します。特に夏は、35度位にしています。透析液で血液も冷やされますから、透析後は身体がキンキンに冷えた感じです。直接的に身体を冷やすなんて、ここでもサイボーグ気分です。
 身体が涼しい感じと、夜の寝不足から、透析中にウトウトしてしまいます。特に、ベッドでの昼食後は、血液が消化器の方に動員されるのか特に眠くなります。木曜日は、回診中の医師に起こされる有様です。本を読みながら、一瞬睡魔に襲われて、本をベッドの下に何回も落としています。
 今日も、読書の方は、本を落下させなかったものの、ページが進みませんでした。DVDは、能の「鉢木」を見ていたんですが、途中何回も眠っていたので、見ている画面は飛び飛び状態でした。※この「鉢木」の話は好きです。

 透析の帰りは図書館でDVDを借りました。新潮社の文庫本は、先日2冊買ったので、Yonda?のエコバッグがもらえます。角川文庫は後2冊買って、ブックカバーを2枚もらう予定です。でも、対象図書から何を選ぶかは問題です。

 本屋が又一軒消えました。三省堂が閉店後、そこで営業を始めていますが、1年もったのかな?活字離れは止まりません。今年になってから、2軒目の撤退です。
欲しい本があったのですが、駅前の本屋に無かったので、仕方なく京王八王子の駅ビルの本屋に行くことにしました。先日、通り魔事件が起こり、アルバイトの中大生が亡くなった本屋です。駅前には、祭壇が置かれていました。たくさんの花とぺっとボトルが供えられていました。今月初めに、秋葉原へ行って、祭壇に手を合わせたばかりなのに、地元で祭壇をまた見るなんて。本屋は、ガードマンの姿も見られ、男性店員が何人も店の各所に立って目を光らせていました。凶器は、上の階にある100円ショップで買ったそうです。