トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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上田現 (LÄ-PPISCH)

2008-07-07 02:08:32 | 音楽
 上田現( 元 LÄ-PPISCH ) さん、2008年3月9日、肺癌にて47歳で死亡。(享年48歳)


 独特な雰囲気の曲でした。一時代前の「アングラ」の雰囲気でした。この言葉は、すでに死語になっているのかな?

LÄ-PPISCH 「ハーメルン」



ソロの曲です。哀愁のある、親しみやすい曲でした。夏のお祭りの頃になると、聴きたくなる曲でした。
上田現 「お祭り」



 ファンに現ちゃんと呼ばれていた上田さんが、元ちとせのために作詞作曲編曲を手掛けた曲です。やはり、独特の雰囲気は上田さんのものです。
 「ワダツミの木」


手話仏教聖典

2008-07-07 02:07:24 | 手話
世界中のホテルには、部屋に聖書が置かれている。国際ギデオン教会というクリスチャンの団体が、ホテル、旅館、病院、刑務所等の施設に、聖書を配布・贈呈する活動を行っている結果である。旅先で聖書が読みたければ、ホテルでという事である。

 日本でも、1965年に設立された超宗派の財団法人「仏教伝道協会」が、平易な仏典として独自に編纂した「仏教聖典」を、ホテルや病院に寄贈する活動を行っている。仏教という東洋の一大文化を、日本のみならず世界に向かって広めていこうという試みである。英語、フランス語、ドイツ語、韓国語等世界各国の言葉に翻訳された聖典を配布している。ホテルに寄贈常備されている「和英対照仏教聖典」は書店でも求めることができる。

 「仏教伝道協会」の目的は、特定の宗や派を説くのではなく、仏教という宗教を一人でも多くの世界の人々に伝えることだとされ、最終的には人類の相互理解と世界平和の確立を願っている団体だという。

 ろう者に対するキリスト教の伝道は、これまでも積極的に行われてきた。手話による伝道を行っている教会もある。これに対して、仏教からの働き掛けは、ほとんどなかったようだ。

 2007年、「仏教伝道協会」によりろう者のための「手話仏教聖典」の」DVDが作られた。いわゆろ手話翻訳が聴者とろう者の手により進められた。手話には書き言葉が存在しないため、日本語からの手話への翻訳がDVDに録画することにより可能となった。何度にもわたる、ろう者の見直し、翻訳作業が進められ、最後に米内山明宏氏による表現上の修正が行われ、さらに撮影時のチェックを経て最終的な翻訳が完成した。

 従って、このDVDは本格的な日本手話で表現されている。日本語対応手話ではない。非常に重要な試みがなされたことになる。※今後、日本語図書の日本手話への翻訳が各分野で行われ、公共図書館に翻訳DVDが置かれるようになる事が期待される。

 日本手話は、日本語とは異なる独自の文法体系を持ち、手指の動きや頭、上体の動き、顔の表情、視線、口型などにより表現され、視覚によって理解される。ろう者にとっての母語であり、ろう者の間で自然発生した「自然言語」であり、「人工言語」ではない。
 従って、手話は「パントマイム・ジェスチャーの寄せ集め」「日本語を視覚的に表わすための不完全な記号」でもない。音声言語同様の、複雑で洗練された構造を持つ言語である。

 また、ろう者は聴者とは異なるろう文化を持っている。聴者とマナーが異なる点がある。聴者の社会では「人を指差すこと」は失礼な行為だが、ろう者の社会では相手を特定する意味でも失礼な行為には当たらない。目上の人を呼ぶ時に手招きしたり肩をたたくことも失礼な行為ではない。反対に、忙しそうな相手を気遣って声をかけずに帰る行為は、ろう者社会では不適切な行為となる。

 このDVDにも、ろう文化が翻訳の各所に見ることができる。

 字幕が付けられているので、聴者も手話の豊かな表現と、仏典の内容を理解することができる。例え話が多く用いられた「仏教聖典」は、仏教の教えを分かりやすく説いている。(もちろん、さらに深い意味を理解するのは別の問題であるが)。

 なお、この「手話仏教聖典」は、「手話de仏教―日本手話で仏教を学ぶサイト―」でも、見ることができる。www.k5.dion.ne.jp/~junsei/

 是非、日本手話と仏教の教えを、サイトで見ていただきたい。