科学としての筆跡学の研究からは、筆跡判断は研究者による結果との間での、完全な一致は0%、ほぼ一致が15%、不一致が31%だということです。雑誌や占星術師の予言の追跡調査した結果は、的中率は全体の11%ですから、占いよりは当たる可能性が高いくらいだそうです。(古澤照幸「ニセ心理学」にだまされるな!)。民間の筆跡判断は、疑似科学として理解すれば良いのでしょう。
前回に続いて、森岡氏の診断を、著作から見てみます。図を参照してください。
①「口」(くち) 図の上段
左図は「接筆閉」。小学校の先生が黒板に書いて教えてくれた通りの字を、今も守って書いている位の人だから、社会のルールに沿った行動をし、誠実、几帳面、真面目
二番目の「口」は、左上の角が少し開いています。「接筆小開」。融通性、協調性を表しています。
三番目の「口」は、上も下も大きく開いています。「接筆開」。ずぼらでルーズ。
②「日」 図の二段目
左の「日」は、右上が角張っているタイプ。「転折角型」。ルールを守る、上司に忠実、部下に厳しい
右の「日」は、右上が丸い角になっている。「転折丸型」。わが道をいく、夢見がち、ルーズ
③「古」 図の二段目
左は、横棒の上が大きく突出した「東部長突型」。強い意志、リーダーシップ
右は、頭が少ししか出ていない「頭部突出ひかえめ型」。リーダーを支える、仕えることで満足
④「子」 図の下段
「強いハネ」 意志力が強い、困難なことに直面しても力強さを発揮。
「弱いハネ」 忙しい人、次から次へと仕事をかたずける人、(忙しくない人の場合)けじめのない人
さて、やっぱりこうした判断は、イメージや直感による判断なのでしょう。話としては面白いのですが。
最後に、疑似科学を批判しているサイトを紹介しておきます。是非、目を通して、判断の参考にして下さい。
「The Skeptic's Dictionary 日本語版」
(http://www.genpaku.org/skepticj/index.html)
前回に続いて、森岡氏の診断を、著作から見てみます。図を参照してください。
①「口」(くち) 図の上段
左図は「接筆閉」。小学校の先生が黒板に書いて教えてくれた通りの字を、今も守って書いている位の人だから、社会のルールに沿った行動をし、誠実、几帳面、真面目
二番目の「口」は、左上の角が少し開いています。「接筆小開」。融通性、協調性を表しています。
三番目の「口」は、上も下も大きく開いています。「接筆開」。ずぼらでルーズ。
②「日」 図の二段目
左の「日」は、右上が角張っているタイプ。「転折角型」。ルールを守る、上司に忠実、部下に厳しい
右の「日」は、右上が丸い角になっている。「転折丸型」。わが道をいく、夢見がち、ルーズ
③「古」 図の二段目
左は、横棒の上が大きく突出した「東部長突型」。強い意志、リーダーシップ
右は、頭が少ししか出ていない「頭部突出ひかえめ型」。リーダーを支える、仕えることで満足
④「子」 図の下段
「強いハネ」 意志力が強い、困難なことに直面しても力強さを発揮。
「弱いハネ」 忙しい人、次から次へと仕事をかたずける人、(忙しくない人の場合)けじめのない人
さて、やっぱりこうした判断は、イメージや直感による判断なのでしょう。話としては面白いのですが。
最後に、疑似科学を批判しているサイトを紹介しておきます。是非、目を通して、判断の参考にして下さい。
「The Skeptic's Dictionary 日本語版」
(http://www.genpaku.org/skepticj/index.html)