風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

北海道 こぼれ話 

2014-10-27 | 北海道の夏 7年目 (2014)

10月末の北海道、車で走っていると畑のあちこちで、こんなジャガイモの山をよく見かける。
何日も放置されているので
「捨てているのかな? 勿体ない」と、農業をしている友人につぶやいたら
「とんでもない 加工用として工場に運ぶジャガイモだよ」と説明された
そうだよね。
手間かけて育てた農作物を捨てることはないよね。
でも、芽が出ないかな 盗難の心配はない ネズミやキツネが食べに来ないって、
ジャガイモの山を見る度に気になってしまう


                            


層雲峡のロープウェイ駅の展望台で、不思議な棒を見上げているカップルを見かけた。
よく見たら、手に持った棒の先にはカメラが。
どうも日本人ではないようだが、最近は、こんな物が流行っているのかな?
若い人からの情報をきく機会がめっきり少なくなったので、流行を知らないオバサンは目パチクリだった。


                            

北海道滞在の最後で風邪をひいてしまったが、治りかけては又ぶり返すことを繰り返し、
結局1ヶ月半も長引いてしまった
まだ気持ちは若いつもりだが、身体は騙せない。
体力は確実に老体となってきているのだろう

だが、もう元気回復
北海道から持って帰った美味しい物を食べて、復活


              
追加
棒の先にカメラを取り付けている正体を、ちょっと若い友人が教えてくれた。
自分撮りの便利グッズで、「セルカ棒」という物だそうだ。
セルフとカメラを合わせた造語のようだが、韓国で流行っているらしい。
折りたためばペットボトルと同じ位の長さになるので携帯には便利そうだし、
1人旅の時には、シャッターを押してくれる人を探さなくて便利かもしれない

5ヶ月間の滞在を終え、自宅へ

2014-10-23 | 北海道の夏 7年目 (2014)

旭川から深川辺りをウロウロとして帰ろうと、宿も予約していたが、
台風19号の接近が心配になってきた。
フェリー会社に電話してみると、予約していた便が欠航になりそうだとの返事。
乗船日を延ばしても、波が静まるのを待っているといつになるか見当もつかない。
と言う事で、早めに切り上げて10月11日のフェリーで帰ることにした。



滞在した家の屋根には、こんな可愛い風見鶏ならぬ風見馬車が
今年の滞在場所は快適な住宅で、客間も客布団も揃っていたので、
泊まりのお客様が多かった。
そのお客様すべてが、ここ北海道で知り合った方ばかりというのも、
いかに北海道ではみんな心が解放されてすぐに仲良くなれるということがわかる。



夫は週に2~3日のボランティア作業を欠かさなかった。
初の魚釣りも楽しんだ。
菜園で野菜作りも頑張った。



私は手作りを頑張った。
(菜園、キルト、編み物、ジャムやソースなどの保存食品)


そう言えば、北海道では食事作りを1人で頑張った!
(これは、お友達を招待した時に作った前菜)
自宅に戻ったら、少しは楽させてくださいな。



それと、今年は滞在場所を留守にして旅行にでかけることが少なく、
より地元に根付いた生活となったような気がする。
今年の嬉しいことは、何より地元の知人とよりお付き合いが深まったことだ。
「来年もここに帰って来てね」と言ってくれる友のいる北海道へ、
来年もきっと帰ってこよう

紅葉に染まる 《神居古潭》

2014-10-21 | 北海道の夏 7年目 (2014)

昨年も、紅葉の頃に来た「神居古潭(かむいこたん)」だが、
「今年は昨年にも増して紅葉が綺麗」という話を聞いたからには素通りは出来ない!と、やってきた。



この橋の先には、かつては川沿いに列車が走っていたので、多くの人が行き交っていたのだろうが、
今は廃線となり、人の気配もない。


 
この辺り、大昔はアイヌの村があって「魔人が住む所」と言われていたそうな。
川の水深は70mと聞いて足がすくむ



かつて走っていたSLだが、今はこの地に留まり静かに余生を送っているが、
こうして眺めていると、黄色く色づいた木々の間を今も走っているように見える。


                            

紅葉を見たあとは、ここ地元の知人ご夫婦と、人気レストランで食事。


蕪に魚介とチーズをはさんだ前菜
美味しかったけれど、ちょっと食べにくかった


 
メインプレート
夫は豚肉のソテーと、リゾット
私は、魚と海老のソテーと、リゾット



デザート
シフォンケーキと、パンナコッタ

やっと予約出来た程の人気レストランは、平日だと言うのに開店と同時に満席に。
写真の料理の他に、スープ、サラダ、自家製パン、コーヒーがついていたが(1,650円)
その中でパンが美味しかった!
「もう一品どうぞ」と言われたら、絶対「自家製パン!」だな
(パンが一番とは、シェフが喜ぶことかな?)

層雲峡・ロープウェイからの紅葉 & 大雪森のガーデン

2014-10-19 | 北海道の夏 7年目 (2014)
 
層雲峡は通過するだけのつもりだったが・・・
道路脇の木々の紅葉があまりに美しいので、
「ロープウェイに乗って上から眺めようか!」と意見一致で、急遽ロープウェイに乗ることにした。

                        



ロープウェイから眺める山の紅葉は、さすが綺麗!



葉を落とした白樺(ダケカンバ?)の白い幹が美しい!


 
ロープウェイの上の駅「黒岳駅」周辺の木は、残念ながら紅葉は殆ど終わっていた。
が、お天気が良かったので、冠雪した烏帽子岳(2072m)などの大雪山系を見ることが出来た。

残り少なくなった北海道滞在の思い出に、晩秋の層雲峡を眺めることが出来たが、
あと数日もしたら、この辺りも雪が積もって白い世界に入っていくのだろう。


                        

層雲峡の後は、「大雪森のガーデン」へ。
ここは、あの「風のガーデン」のデザインをした上野砂由紀さんが監修し、
今年から正式オープンしたばかり。


入口には、ハロウィンの南瓜が飾られていた。



こんな秋が深まっていると言うのに、まだこんなに沢山の種類のお花が咲いているとは!


 
でも、この時季は、お花よりも紅葉の方が綺麗。
じっくり観たかったけれど、今日はこれから深川まで行かなければならない。
来年こそ一日ゆっくり来ることにして、今日は後ろ髪を引かれながら・・・
きっと来年くるからね

帰り仕舞い

2014-10-17 | 北海道の夏 7年目 (2014)
滞在場所から引き揚げる日が近づいた。
今年は、いつもより広めの住宅を借りたので、その分、片付けが大変
そのうえ、借りた菜園も元の状態に戻さなければならないので、その作業も結構大変



ジャガイモを掘り出し、種類毎に分けて、持って帰る準備。



トマトを取り、皮をむき、煮詰めて冷凍。
青い実は、勿体ないけど目を瞑って廃棄。
茎は細かく裁断し、廃棄袋に入れる。



収穫するまで手が回らなかったモロッコインゲンは、さやのまま収穫し、乾燥させて持って帰る準備。
(持って帰った後、豆の部分を更に乾燥させて保管)



バジルは、ジェノベーゼ(バジルソース)にして冷凍。


 
大葉は、柔らかい葉と実を摘み、細かく刻み、ごま油で炒め、味噌・味醂・砂糖・酒で味付けして冷凍。



大家さんが「持って帰っていいよ」と言ってくれた山わさびを、
根まで掘って、濡れた新聞紙に包み持ち帰り。
(根の先まで掘れなく、全て途中で切れて短い物ばかりになったが)



葱は抜き、青い部分を切り捨て、数日乾燥させた後、新聞紙に包み持ち帰り。



野菜をすべて抜いたり処分し、元の土だけの状態になった菜園を見ると、
作業をやり終えた達成感とともに、寂しい気持ちも・・・
「いよいよ、この地を離れる時が来たな~」との実感が胸に迫る

夫のコーヒー教室に同伴

2014-10-15 | 北海道の夏 7年目 (2014)

網走にあるコーヒー豆ショップは、地元でも「美味しい」と評判のお店だ。
ただ評判の良さは聞いていたものの、住宅街の分かりにくい場所にあるとかの話も聞き、
何となく行く機会がないままだった。
が、たまたま友人宅に行った時に、このお店でコーヒー教室があることを知り、
夫に勉強してきてもらおうと申し込んだ。


 
ショップのドアを開けた途端に、フワーッとコーヒーのいい香りが
その香りを嗅いだだけで、このお店のコーヒーは間違いない!と確信できるほど

夫がコーヒーの勉強をしている間、私は車の中で時間を潰そうかと思っていたら
「車の中で待つのもなんですから、お店の中にお入りください」と言ってくれた。



コーヒーの香りのするお店の中で、窓から見える林を眺めながら過ごせるなんてラッキー
時折、林の中からエゾリスがヒョッコリ姿を現してくれるおまけつきで、更にラッキー



コーヒーの実から豆だけを取り出し、焙煎して、挽いて、ドリーパーで濾すという一連の説明後、
今日は、ドリップの実践の指導をしてもらえるらしい。


ポイントやコツの説明の後、順番にコーヒーを淹れて、それぞれ注意点を聞き、
その後にもう一度淹れ直して批評を受ける。
1回の講習定員が5~6名なので、講師の指導が行き届く。

夫は、最初の一杯は「まあまあの味」とのことだったが、二度目では「最高の味だね」と褒めて貰えた
自宅でも、ここ北海道に来ても、コーヒーを淹れるのだけは夫がやってくれていたので、
その訓練の賜物かも

帰りには講習で淹れたコーヒー豆を買って帰り、その日から、お客様に夫のコーヒーサービスが始まった。
もちろん習ったばかりのコーヒーに関する注釈つきで
これからも、ずーっと、美味しいコーヒーを期待してまーす

知床の森を歩く

2014-10-13 | 北海道の夏 7年目 (2014)
地域情報誌で、樹木医が説明しながら知床の森を歩くイベントが紹介されていたので、
大阪のご夫婦の分も申し込み、一緒に朝早く出発した。


森に入る前に説明や樹木医からのレクチャーを受けたが、
そのテーマは 「オホーツクの森林の特徴と生態系における物質循環」と、何やら難しい話。
???と難しい内容ながら、
今から立ち入る森には樹齢何百年という巨木があり、
植物、動物(熊も!)、微生物(キノコなど)がバランスよく共存し、
素晴らしい自然が息づいているというような内容だった(と思う)

 
参加者40名は、みんな健脚。
倒木を乗り越えたり、滑りやすい道をスイスイと歩くので、山道に慣れない私はついて行くのが大変


 
こんな巨木があったり・・・



面白い木肌があったり・・・
(針桐・ハリギリ(セン)の木)



ねじれた木があったり・・・
(イタヤカエデの木)



可愛いキノコがあったり・・・



食べられるキノコ(通称ボリボリ)があったり・・・

 歩くのが大変だったけれど、大勢だったので熊の心配もなかったし、
知床の原始林の姿を垣間見ることができ、貴重な体験が出来た一日だった


 
今日は観光なしだったので、帰りのトイレ休憩で立ち寄った「オシンコシンの滝」で
時間いっぱい使って滝まで往復して、1人観光(ほんの10分程だったけど)をしてきた。
紅葉には少し早かったが、深い森や美しい滝に元気を貰えた一日


友人ご夫婦は、この次の日に大阪に帰って行った。
今回は前回と違って3泊4日の短い間だったけれど、
念願の津別峠のピンクの雲海も見られたし、
何より毎日、楽しい会話で心が和んだ。

また来年、どこかで一緒に過ごせるといいね
それまでお互いに元気でいましょう

遠軽(えんがる)のコスモス

2014-10-11 | 北海道の夏 7年目 (2014)
9月26日
滞在地から1時間半ほどの場所・遠軽は、秋のコスモスが美しいことで知られている。
例年では8月下旬~9月中旬が見頃のはずで、9月下旬では時期的に遅いかな?と思いながら、
念のために問い合わせてみると、「まあ何とか咲いています」とのこと。
「まあ何とか」と少し歯切れが悪いものの、「咲いている」の言葉を信じて車を走らせた。

  
遠目には来る時期が遅かった印象を受けたが、いえいえ近づくと綺麗に咲いていた。


写真を写したい人、花の中を歩きたい人、花の中で居眠りしたい人と、其々なので、
1時間半後の集合場所を決め、解散
私は勿論、花を眺め、花の中を歩き、写真を撮り、の欲張りタイム。


混合コスモス
私はこの色(赤も白もピンクも)のコスモスが大好き


黄花コスモス



シーシェル
貝殻(巻き貝)のような筒状の花弁が珍しい



ダブルクリック
ダリアのような八重咲きの花が華やか



案内した旦那さんの方は、花のアップの写真撮影に夢中。
写真コンテストに応募するのが楽しみのようなので、いい写真が撮れていますように・・

サンゴ草(アッケシソウ)巡り

2014-10-08 | 北海道の夏 7年目 (2014)
大阪の友人夫婦を何処に案内すれば喜んでもらえるかと考え、
この時季ならではの場所にと、サンゴ草(アッケシソウ)巡りに決定。 


                                 

まず最初は、能取湖(のとろこ)のサンゴ草


ここは、日本一のサンゴ草群生地のはずなのだが、
数年前に手を入れたことがアダになり、今や無残な状態になってしまっている。


回復した場所は何とかサンゴ草が綺麗に紅葉しているが、それはごく一部だけ。


殆どが乾燥化して、以前のような見事な群生はまだまだ先の話になりそう。
調査員らしき人が入って何やら調べているようだが、早く元の姿に戻りますように・・・


                                 

次は、ワッカ原生花園のサンゴ草

  
お花が途切れることなく次から次に咲く原生花園も、さすがこの時季は花も少ない。
その中で目立つのがハマナスの赤い実。
密集して咲いている様は赤い葡萄のよう。

 
ここのサンゴ草の群生地は、去年までは勝手に入って行けたが、
今年は保護のための木道が出来ていた。
これまでは歩く道に小さな芽が出ていて、それを踏みながら歩くのが気になっていたが、それが解消した。
が、木道が出来たので以前のように近づいて見ることが出来なくなった。
しかし、次世代に美しいものを伝えていくためには必要なこと。
今年より来年、来年より再来年と、このサンゴ草が広がっていくのを楽しみにしよう。


                                 

最後は、キムアネップのサンゴ草

 
ここのサンゴ草が、今のところ、私の一押しの場所。
でも、ちょっと・・ここもサンゴ草の色が以前のように鮮やかでないように感じるが・・・
時季が外れたのか?
今年の気候がサンゴ草の紅葉に合わなかったのか?
はたまた私の目が肥えた?(というか何度も見て感動が薄れたせい?)

綺麗な花を見ると、また行ってみたくなり、
以前のような感動がなければ、またあの時の美しさに出合いたいと更に足を運んでしまう。
そして、この美しい風景を他の人にも見せてあげたいと私のお節介が始まるのだが、
同じサンゴ草ばかりを見るのに付き合わされた友人夫婦は、きっと食傷気味だったのかもしれないね


                                 

番外編の網走・大曲湖畔園地の《ひまわり》

テレビで情報を得たのが1週間程前なので、「もう咲いてないかも・・」と心配したが、
まだ咲いていてくれた


 
ここの《ひまわり》は、芯が小さめで花びらが大きい。

入り口辺りは刈り終わっていたのでガッカリして帰りかけたのだが、
せっかく来たのだから奥まで・・・と行ってみたのが大正解!
広ーいひまわり畑が広がっていた
何でもすぐに諦めては駄目ってことだね

リベンジの津別峠 《ピンクの雲海》

2014-10-03 | 北海道の夏 7年目 (2014)
1ケ月前に訪ねてきた大阪の友人が、再び奥様同伴でいらした。
今回の目的は、表向きは「家内孝行」だが、
本音は多分「津別峠から眺めるピンク色の雲海」を撮影するためだと思う
果たして、前回3回も通いながら果たせなかった夢は叶うのだろうか・・・


                            

第1日目
私はパスしたが、夫がお伴をして、午前3時過ぎに2人で出掛けて行った。


辺りは霧に包まれ、太陽がかすかに見えるのみ。


それでも望みを持ちつつ20分ほど待ったらしいが、周りの霧は晴れることはなかった。
真っ暗な中、車で1時間もの道のりを走り、寒い中を日の出を待ち、その挙げ句がこれ
本当にご苦労さま。


                            

第2日目
今回も女性軍はパスし、男性2人で出掛けて行った。
熱々に温めた豚まんとホットコーヒーの朝食を持って
果たしてリベンジなるか・・・?


雲海は出ている
空が茜色に染まり、期待に胸が膨らむ


日の出の瞬間
あとは、この雲海がピンクに染まるのを待つだけ・・・


 
ヤッター
通う事5回目にして、念願のピンクの雲海

「最高やった」
「再度はるばる、大阪から来た甲斐があったわー」
と大満足の顔を見たら、こちらも嬉しくなる。
よかったね!