風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

港町 フリーマントル

2009-05-27 | オーストラリア パース (2009)
パースから電車で30分ほどのフリーマントルは、
都会的なパースとは違って、素朴な古い港町の雰囲気が漂っている。

この町で、また娘達と合流。
どうしても行きたい週末のマーケットに繰り出す。




ここには新鮮な食料の他、生活に関する品物が所狭しと並べられている。
その中を回っていると、つい時間を忘れてしまうほど。




横の広場では大道芸が繰り広げられ、多くの人達が週末の一日を楽しんでいる。
時間をゆっくり楽しむオージー達の生活を楽しんでいる様子に、
こちらも気持ちがリラックスしてくる。




インド洋に沈む夕日を眺めながら、海辺のレストランで夕食。
生牡蠣、ロブスター、カニ、海老、イカ、スモークサーモン・・・と、私の好物が並ぶ。
ビールとワインが美味しい。

 

新鮮なシーフードを頂きながら、
久し振りの再会に、
笑い声に、
この時に、
心からのありがとう

パースの動物たち

2009-05-25 | オーストラリア パース (2009)
オーストラリアは、野生動物の宝庫と言われていて、
動物園に行かなくても珍しい動物に遭遇することが多い。

ピナクルズの行きのドライブインでは、20匹ほどのインコが芝生に群がっていた。

帰りのバスからはダチョウのような鳥エミューや、カンガルーを見た。


パースのモンガー湖では、黒い体に赤いくちばしのブラック・スワン(黒鳥)。
ブラック・スワンは州の象徴でもあり、州旗にも姿が描かれている。


ロットネスト島では行く先々でクオッカの姿が。




同じくロットネスト島で、ペリカンの出迎えも。

また、林の中では今まで聞いたこともないようなドスのきいた鳥の鳴き声が聞こえて驚いた。
あんな大きな鳴き声が出るのだから、余程大きな鳥なんだろう。

                  

前回の旅ではロットネスト島で1人きりの時に、体長が50センチほどの巨大なトカゲ??にあって、
声も出せずに固まってしまった経験もある
(ワニを小さくしたような爬虫類。多分トカゲだと思うけれど・・違うかな?)


今回の短い旅でありながらも、これほどの動物に出合うのだから、
住んでいる人はどれほどの動物に出合うのだろうか。
可愛い動物ばかりじゃないので、ちょっと腰が引けるのも正直なところだが・・・

インド洋に浮かぶ ロットネスト島

2009-05-23 | オーストラリア パース (2009)
今日はツアー行動ではなく、一日フリー。
朝6:30に、この街に住んでいる娘一家に迎えに来てもらい、
パースから車で30分ほどにある港町・フリーマントルに送ってもらう。

車の中で、焼きたてのパンを食べさせてもらい、
手作りのお弁当とお茶を持たせてもらい、
見送りを受けながら7:30発のロットネスト島への船に乗る。

娘達は何回も行っているし船酔いが心配ということで見送りだけ。
まるで遠足に出かける子供を送り出す逆パターンだ。

                 

この島の名前の由来は、その昔、オランダ人の探検家が島に渡ってきて、
たくさん生息していたクオッカをネズミと間違って「ネズミの巣」と呼んだためだとか。


早く出発したお陰で、朝8時には島に着いた。
朝一番の島内一周のバスは貸しきり状態。

前回来た時には見ることが出来なかったので、
まず最初に、クオッカが沢山住み着いているスポットに。

いるいる、あちらこちらに。



クオッカはネズミには似ているが、有袋類。
季節によって生息場所が違うのだろうか、今回は島のあらゆる所で姿を見かける。

私は小さい頃からネズミが苦手
「可愛いね~」と撫でる姉とは違い、私は遠巻きに眺めるだけ。
クオッカ自体は可愛いのだけれど、どうもネズミを連想してしまうのが困りもの

              

1日利用のバスチケットを利用しながら「これは!」と思う場所を見つけては降り、
早朝から刻々と青さを増す海を眺めながら時を過ごす。




姉はスケッチブックを取り出して写生を始める。
「この海の色、あまりに美しすぎて出せるかな」とつぶやきながら。



島の周囲は40キロという小さ目の島ながら、その海岸線は変化に富んでいる。
秋で海水は冷たいというのに、海水浴、シュノーケル、ダイビングを楽しむ人達が結構いる。
せっかく来たのだからと私達も、スカートを捲り上げて波と戯れる。




ランチは、急ごしらえの娘の手作り弁当。
インド洋の海を眺めながら、炊き込みご飯のおにぎりを食べるなんて、
ちょっと贅沢なことかもしれないね

荒野の奇岩群 ピナクルズ

2009-05-21 | オーストラリア パース (2009)
パースから北へ250キロのところにあるピナクルズ。
行けども行けども真っ直ぐな道を、ひたすら走る往復11時間のバスの旅。

行きも帰りも陽の当たらないのは進行方向の左側と聞いて、
慌てて女性群は左側を、男性群は右側を確保。
なんとも女性の気持ちが表われた席の配置でバスは走り始めた。

広い砂漠に入ると周囲は岩ばかりで目標となるものがないので、油断をすると迷ってしまいそう。
特に真夏などに迷い込むと大変なことになるだろう。

「次の道しるべを確かめながら歩いてください」
「飲み水を持って行ってください」
と、ガイドさんは注意を繰り返す。



黄色味を帯びた砂と奇岩、そして空はあくまでも青く、そのコントラストに
「うわ~~」と皆の歓声があがる。


この奇岩群の成り立ちは諸説あり、中でも有力なのが、
「かつてこの一体は海岸で貝などが堆積していたが、その後大地が風化され、
硬い石灰岩の部分だけが塔のように残ったのではないか」
と言われているそうだ。

その事実はともかく、何万年もの年月を経て今に残っている不思議な形の岩群、
その大自然の不思議な力に感動を覚える。



同じ岩でも見る方向で姿を変える。 左は猫で、右はカンガルー?


夕暮れ時のピナクルズは、更に幻想的だという。
インド洋に沈む夕日を受けた岩肌と、黒く伸びた岩の影のコントラストが素晴らしいらしい。
残念ながら今回はそんな時間までいる事は出来ないので、次回としようか。


                                 


ピナクルズの中をしばらく歩き回ったので帰りのバスの中はお疲れモード。
そんな時、ガイドさんが
「野生の動物は夕方から姿を現すことが多いので、チャンスですよ」と言った途端、
眠りに入っていた人も動物を見つけようと身を乗り出す。

「あっ!エミューがいた~!」と声が上がり、運転手さんがバスを停めてくれた。
2匹のエミューが砂ぼこりをあげて走っている。

しばらくして、またバスが急停車。
今度はカンガルー。
退屈なバスの中に歓声があがる。

長いバスの旅だったが、こんなオマケが付きながら、
今日の一日が終わった。

                         
     



今日の夕食は、パース名物のチリマッスル。
ピリッと辛味のある味付けのムール貝。
「殻の大きい割には小さな身」と、辛口の感想を言い合いながら賑やかな夕食。

レストランが並んでいるノースブリッジの街は、
金曜日の夜を楽しむ多くの人で賑わっていた。

1年ぶりのパース(オーストラリア) 

2009-05-19 | オーストラリア パース (2009)
20年前、私が初めて海外に旅した場所がオーストラリアだった。
想像を超えた広い大地、赤い土、青い空と海、オージー達のおおらかさ、
その全ての素晴らしさに私の海外への関心が広がっていった。

ゴールデンウィークも終わろうとしている頃、そのオーストラリアのパースに行ってきた。
昨年にも3週間ほど滞在したパースだが、今度は5泊6日のごく短期間のツアー。

バンクーバーから戻ってまだ3週間しか経っていないが、
留守番を頼めるまでに回復した夫を残し、姉と二人で。

 キングスパークから眺めたパースの街

パースは西オーストラリアの州都。
ずっと以前、「兼高かおる・世界の旅」という旅番組があり、
その中で彼女が「世界で一番美しい街」と紹介したパース。

西オーストラリアは、東側のゴールドコースト、ケアンズ、シドニーなどと違って、
自然が手付かずで残っている場所が多い。
ノンビリした国の中でも、更に時間がゆっくり過ぎていく気がする。


パースの気候は日本とは逆で、現在は秋。
前回と違って、お花が少ないのがちょっと寂しい。

日差しは強いが、吹く風が涼しく爽やかだ。
タンクトップの女性あれば、フリースにマフラー姿もあり、
一瞬、今の季節が全くわからなくなる。

 中世の町のようなロンドンコートの入口

 ロンドンコート内の町並み


着いた日の午前中は、市内観光。
以前行った所ばかりだが、ツアーは説明があるので改めて知ることも多い。

珍しい木や花の名前、通勤電車の様子、高速道路はメルボルンの一部を除いてすべて無料、
タバコ料金が日本の3~4倍などと情報を聞き、皆で感心したり驚いたり。

1年ぶりのパース。
それもツアーでということで、ちょっと気持ちの盛り上がりに欠けるが、
ツアーには個人旅行と違う面もありそう。

26人ツアーは、夫婦あり、親子あり、友人同士ありの個性豊かな面々で少々騒々しくもあるが、
パースの街だけでなくツアー仲間との交流も、また良い思い出になるだろう。