風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

パースの思い出を抱えて、無事に帰国

2015-05-21 | オーストラリア 晩夏のパース (2015)
パースを出発し、羽田空港には早朝に到着。
4月からバスの発着時間の大幅変更があったらしく、
羽田から乗る予定にしていたバスが2本も削られていてガッカリ。
電車で帰る選択肢もあったけど、やはりバスの方が乗り換えなしで楽なので、
空港内の店舗を見て回ったりしながら、バスの出発時間まで待つことに。
自宅に近い最寄り駅に着くのが予定より大幅に遅くなってしまったので、早めの昼食をとって帰ることにした。



最近よく行くお店で、お気に入りのメニュー「松花堂弁当」
二段のお弁当を広げると、お刺身も天ぷらも煮物もありの種類多く、いろいろ食べたい私にピッタリなメニュー。
これに飲み物とデザートがついて、なんと1,400円。
やはり日本は物価が安いし美味しいし、久し振りの和食で大満足。

そして、食事をしながら、つい10数時間前まで滞在していたパースの思い出を語り合う。



あの青い空と、庭に咲いていた花


クチナシの花が、庭でも街路でも結構咲いていた。
パースの乾燥した気候が合っているのかもしれない。


同じく、庭に咲いていた花だが、名前を聞くのを忘れた。


                                


自宅に戻ると、木蓮が満開で迎えてくれた。
子供の小学校入学時に植えた記念樹だが、ほとんど手入れもしていないのに毎年花を咲かせてくれる。


かけがえのない思い出を残し、パース滞在が終わった。
最近は、体力も頭も衰えを感じているので、いつまで海外に行けるかわからないが、
日々の健康に気をつけて、次回の旅を楽しみに過ごしていきたいと思っている。

今回も無事、楽しい日々を過ごせたことに安堵と感謝の気持ちでいっぱい。
ありがとう 

結婚記念日をフリーマントルで祝う

2015-05-18 | オーストラリア 晩夏のパース (2015)
日本から離れているせいか日にちの感覚がなくなっていたが・・・
ふと、その日が自分たちの結婚記念日だと言うことに気がついた。
そのことを話すと、
「では、フリーマントルにシーフードでも食べに行こうか」という話になった。

 
この日はちょうどイースター祝祭日で、フリーマントルは町をあげてのイベントが行われていた。
道路にテーブルと椅子をセットしてイベント会場にし、音楽や食事を愉しんでいる。



「ORIGAMI」のコーナーでは、子供も大人も「おりがみ」を愉しんでいた。
時間があれば一緒にしたかったけれど、今日は先があるので残念ながらパス。



海の近くの公園もいつになく人が多く、以前来た時にはなかった観覧車も設置されていた。


 
公園の中のモニュメントの横を通りかかって、何気なく読んだら「VASCO DA GAMA」
ん?
バスコ・ダ・ガマ?
なんで?
バスコ・ダ・ガマの記念碑らしいが、彼がフリーマントルに来たってことなんだろうか?
喜望峰を通ってインドまで来たということは知っているが、その時にフリーマントルまで足を延ばしたんだろうか?
と、????ばかりで疑問は解けていないが、これはいつか解明しなくては!


 
フィッシングボート・ハーバーには、シーフードのレストランが集まっている。



ハーバーの一画で、今日はテーブルに満載のシーフード料理で記念日のお祝い。
お皿には、ロブスター、生牡蠣、海老、タコ、イカ、サーモン・・・
海の風を受けながら、大好きな海の幸を頂く。

結婚した時、まさか数十年後の記念日に、インド洋に面したフリーマントルにいるなど想像もしなかった。
想像するも何も、フリーマントルという港町の存在すら知らなかったもの。
それが、この10年足らずの間に馴染みの場所になり、ここに自分がいることの不思議さを思う。
これまでのことを、しみじみと辿り・・・
そして、みんなで乾杯

散歩 & インド洋のサンセット

2015-05-16 | オーストラリア 晩夏のパース (2015)

今回の滞在場所は、パース郊外の住宅地。
シティと違って郊外の家は敷地が広く、家も庭もそれぞれ個性があるので、
そういう家を眺めなながら歩くのも散歩の楽しみ。



バラ公園があったが、誰ひとり居ない。
こんなに綺麗に咲いているし広いのに、ちょっと勿体ない。
こちらは自宅の庭が広くて、いろいろな花が溢れているので、
わざわざ公園のバラを見に来ることはないのかもしれないね。



駐車場のそばで大きめの鳥を見かけた。(シロトキ?)
オーストラリアは自然が沢山残っているので、本当に鳥の種類が多い。
家の中にいても、いろいろな鳴き声が聞こえてくるので、
朝は、鳥の鳴き声をBGMに目覚めるのも気持ちがいい。


これは、性質の悪い鳥らしい。(カササギフエガラス・現地ではマグパイ(Magpie))
特に子育ての頃は気が荒くなっていて、人間に向かってくるというから要注意。



ちょうど工事中で地面を掘っていたが、その土の綺麗なこと!
黄色で砂地に近く、日本の土とは明らかに違う。
たかが土の色だが、こうした発見が散歩の楽しみであり、旅の面白さでもある。


                                

 
空が茜色に染まり始めたので、急遽ビーチに車を走らせて、インド洋に沈む夕陽を見に行った。


 
パースとフリーマントルの間にあるコテスロビーチに沈む夕陽
空も、海も、砂浜も、人も、夕焼け色に染まる。



刻一刻と変化する海と空の色に感動。
そして、その美しさ、雄大さ、空気、風、潮の香り・・・そのすべてを脳裏に焼きつける。
この年齢になると「また今度」がないかもしれないし・・・

パースのシティ中心街へ

2015-05-14 | オーストラリア 晩夏のパース (2015)

パースのシティ中心部
この辺りには、デパートや商店が集まっている。



パースに行くたびに日本食レストランが増えているのを感じるが、
ここは、その中でも人気のお店だ。
テイクアウェイ(テイクアウト)も出来るし、店内でも食べることが出来る。



左から、サーモン握りずし、チキン照り焼き(下にご飯)、サーモンと胡瓜とかまぼことシーチキンの巻き物
向こうに一本あるのがロール寿司
この合計金額は27豪ドル(2500円位)
物価の高いパースでは、美味しいながらもリーズナブルな料金で人気があるのだろう。 


                                

 
ここは、人気シェフ、ジェイミー・オリバーのレストラン
ジェイミー・オリバーはイギリス人シェフで、簡単で美味しい料理を作るレシピで人気を得てきた。
日本には出店されていないらしいので、さて、そのお味は?と、ちょっとウキウキ気分で入った。



かしこまった雰囲気ではなく、イタリアのバルのような雰囲気のレストランだ。
結構広いのに超満席というのでも、その人気ぶりがわかる。


 
お店の雰囲気通り、料理もイタリアンっぽい。
味は美味しいけれど料金がちょっと高い気が・・・
でも、パース自体の物価が高いし、こんなものかなあ。


パースの街は、行くたびに都会的に変貌している。
自分の知らない街に変わっていく一抹の寂しさを感じながらも、
今後のパースの発展ぶりが楽しみだ。

バーベキューを楽しむ

2015-05-12 | オーストラリア 晩夏のパース (2015)
待ってましたのバーベキューをすることになった。
実は、このバーベキューのために、日本から持ってきた物があったのだ。
それは、今年の冬に秋田で買ってきた《きりたんぽ》の芯になる棒。
せっかく持ってきたのだから、こうして出番があるのはとても嬉しい。



ご飯を少し軟らかめに炊き、擦りこぎで潰す。


塩水を手につけながら、秋田杉の棒に筒状にまぶし付ける。


 
バーベキューコンロで焼き、甘めのゴマ味噌をつけながら食べる。
同時に焼いているのはヒレ肉と、ラム、ソーセージ。
ヒレ肉はスライスせずに長いままで焼くので、出来上がりが軟らかい。



おにぎりもいいけれど、こうしてキリタンポにして食べるのも楽しいものだ。
食べ残ったら冷凍しておいて、鍋ものに入れれば立派なキリタンポ鍋にもなるしね。



心地よい風を受けながらテラスで食べるのは、それだけで味が違ってくる。
屋外で食べることで心が解放されるからだろうか、会話も弾む。



テラスから眺められる夕焼けの美しさに感嘆。
お腹に満足、心に満足の、忘れられないテラスの思い出となった。

新しい食材を見つける楽しみ

2015-05-10 | オーストラリア 晩夏のパース (2015)
 
食料品の買い物に行くのはスーパーマーケットが多いが、
たまに週末マーケットなどに行くと、目新しい食材に出合ったりするのが愉しい。


                                

  
今日は、フェンネルを見つけたので買ってきた。
フェンネルは、北海道に滞在した時のお隣さんに「美味しいよ」と教えてもらった食材だが、
日本ではなかなか見かけることがなかったものだ。


 
夕食にフェンネルのサラダとスープを作った。
どちらもいい香りがして、爽やかな味だ。
優しい香りなので、お肉よりも魚介類に合いそうに感じた。


                                


ホットクロスパン
イースター(復活祭)期間に販売されるパンで、上に十字の飾りがつけられているのが特徴。
この時期は、どこのパン屋さんでも、このホットクロスパンが並べられていた。


                                


黄色に緑色のアクセントがあって可愛い野菜。
ズッキーニと同じように使えばいいのだろうが、
残念ながら前回も今回も買っておきながらも料理するチャンスがなかった。
(と言うか、使うのを忘れていた)
次回こそ挑戦してみなければ

初めて食べる シャトーブリアン

2015-05-08 | オーストラリア 晩夏のパース (2015)
「何でも食べたいものをご馳走しますよ」との有難い申し出があった。
そして、夫も私も即座に答えたのは「お肉!」
オーストラリアに来たからには、やはり美味しいお肉が一番

で、連れて来てもらったのは、パースでも予約が取れにくいという人気レストラン。
シティにある、そのレストランは、最初は時間が早くて空きがあったものの直ぐに満席に。



前菜
サラミソーセージ、塩漬けオリーブ、詰め物をしたマッシュルーム、など・・・
中でも、黄色ビーツが珍しくて爽やか味が美味しかった。



カンガルー肉のカルパッチョ
最初はカンガルーと聞いて躊躇したが、オーストラリアならではの味なんだからと思い切って注文。
ところが思っていたのとは大違いで、クセがなく軟らかで繊細な味だった。
処理の仕方に工夫があるのだろうが、これならカルパッチョになるわけだ。



ロブスター
トマト味の爽やかな味ながら、ロブスターの味も混じりあったソースが美味しい。


 
そして、これがシャトーブリアンのステーキと、付け合わせ
(これで2人前)

シャトーブリアンとは、1頭からわずか500gくらいしか取れないヒレ肉の中心部分のことで、
希少性の高い部位であるとか。
日本では、なかなか食べる機会がないらしいので、更に有難みが増すというものだ。



銘々皿にステーキを取り分けて頂く。

厚さ3~4センチほどのお肉は軟らかくて、それでいてお肉自体の味もしっかり残っている。
お腹はいっぱいなのに欲張って、つい2皿目のお替りを所望。
赤ワインと共に、満足・満腹のディナー
ご馳走様でした

フリーマントルで魚釣り

2015-05-06 | オーストラリア 晩夏のパース (2015)

パースから20キロほどの位置にあるフリーマントルは、インド洋に面した港町で、
日本の南極観測船「しらせ」が南極に行く際に寄港することでも知られている。
(最近知ったことだが、観測船乗組員は飛行機でパースに行って、フリーマントルから乗船するらしい)
そのフリーマントルで魚釣りをした。

 
港では、大型客船が入港したり、ロットネスト島行きの船が出たり、帆船の帆を広げていたりで、
魚釣りをしながら、そういう海の景色を眺めるのも楽しい。



今日の釣果
鯵に似た魚や、小さいながらも鯛も釣れた。


 
鯵のような魚と鯛はお刺身に、小さめの魚は天ぷらに。



魚の天ぷらのついでに、マッシュルームやアスパラガスなどの野菜の天ぷらも作り、
他にもお豆腐の味噌汁、作り置きのローストビーフ、チキンフライなど、ご馳走が並んだ。

今朝は出発が早くてバタバタしたけれど、お天気にも恵まれ、
インド洋での魚釣りという初めての体験ができた。
心地よい疲れの中で、みんなで釣った魚を肴に、乾杯

羽田から、シンガポール経由でパースに

2015-05-03 | オーストラリア 晩夏のパース (2015)
3月上旬にオーストラリアへ行き、4月上旬に日本に戻ってきた。
わずか1ヶ月間を留守にしただけなのに、何だかんだと用事が溜まっているものだ。
その一つひとつを片付けているうちに、帰国後3週間も経ってしまった。

もう10回目(パースには9回目)の渡豪となれば、このまま更新しなくてもいいかな・・・と思ったりしていたが、
ここでパスしてしまうと、なにか宿題をやり残したままのようでスッキリしない。
ということで、だんだん記憶が薄れつつあるオーストラリアの日々だが、
記憶が薄れないうちに思い出を辿ることにした。


                        


出発より早めに空港に到着したところ、到着ロビーに凄い人垣が出来ていた。
それも皆さん、きちんと座り込んで、とてもお行儀がいい。

そばの人に「どなたかのお迎え?」と訊くと、「韓国の○×○×・・・さん」と。
うーーん、聞いたことない
夫は先に行くと言うけれど、せっかくだし、初めての経験だし、どんなものか・・と、私だけで待つこと5分。


そのスターが出てきた
前を通り過ぎるだけの僅か数秒。
そのスターさんに興味のない私は「ふーーん・・・」の感想しかないが、ファンの人にとっては又とない機会なんだろう。
歓声とため息に包まれた中で、ちょっと醒めて場違いな私だったが、
時折テレビで見るお迎え情景を実際に見られたこと自体は楽しい経験だった。


                        

パースへは直行便がないので、乗換え時間も含めて14時間程の行程になり、
飛行機に乗っている間に3回の食事がある。

 
シンガポール航空に乗った時の楽しみが、シンガポール・スリングというカクテルを飲めることと、
食後にハーゲンダッツのアイスクリームが出ること。
じーーっと座っているだけの窮屈・退屈な機内なのだから、こんな小さな楽しみがないとね



パースまで1時間ほどに近づいてきた頃から、いつも楽しみにしている眼下の景色が見えてきた。


 
丸くて面白い形のものは、きっと塩湖か、その湖が干上がった跡に違いない(と、勝手に思っている)
いつか、その場所に行って実態を確かめてみたいものだ。


 

空港に降り立ってパースの街に近づくと、目に入ってくるのが沢山のユーカリの木だ。
自然林にも、街路樹にも、家の庭にも、公園にも、いろいろな種類のユーカリが迎えてくれる。
このユーカリの木や花を眺めていると、遠くオーストラリアに来たという実感が湧いてくる。
さて今回は、どんなパース時間を過ごせるだろうかと楽しみだ。

夏から秋へ向かう季節のオーストラリアへ

2015-03-07 | オーストラリア 晩夏のパース (2015)
久し振りに、オーストラリア・パースへ行くことになった。

まず最初に航空チケットの手配
直行便がないので乗り継ぎ便になるが、乗り継ぎ時間のロスが少ない方がいい。
出来れば成田より羽田空港からの便がいい。
出発時間はともかく、到着時間は昼間がいい。
そして、より安ければ、なお嬉しい。
と、いろいろの条件のなかで、数日の検索を重ねてネットで購入。
ついでに往復とも、席指定まで完了 

                                  

次は、オーストラリア入国に際してのビザ(ETAS)の取得
オーストラリアに観光・知人訪問で3ヶ月以内滞在する場合は、ETASというビザを取得しなければならず、
その有効期間は1年間。
そのビザを申請する場合、オーストラリア政府・移民局を通して自分で手続きすると20豪ドル(約1900円位)かかるが、
登録代行サービス会社に依頼すると800円前後で取得できる。
自分で手続きするより代行サービスのほうが安いって、ちょっと首を傾げる話だけれど、
まあ安く済むし、ネットで申請できるし、ここは迷わず安い代行サービスに依頼 

                                 

  
更に次は、車輪の調子が悪くなったスーツケースをどうするかの検討
メーカーで修理見積もりをとると、4ヶ所を取り替えると1万5千円程かかるとのこと。
ならば、新しいスーツケースを買おう。
それも、今までのような重いハードスーツケースではなく、
以前から気になっていたソフトスーツケースを使ってみよう。


と言うことで、店頭でのチェックを経て、同じ商品をより安いネットで購入。
こんなに大きなソフト型を使うのは初めてだが、とにかく軽いし、作りも結構しっかりしているので、
使うのが楽しみ 

                                 

  
こうして、ほとんどの商品が楽なうえに安いものだから、ネット購入が多くなった最近の私。
もともと運動が不足気味なのに、パソコンの前に座ってばかりで出掛けることがますます減ってきた
ここは暖かいオーストラリアで少し体を動かしてこなければ

では、夏から初秋に向かう季節のオーストラリアへ