風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

しばらくのお休み・・・

2017-12-10 | 北海道の夏 10年目(2017)
  
いろいろと忙しいことがあり、このブログもひとまずお休みにしたいと思います。
10年以上も拙い文と写真を見てくださって、ありがとうございました。

またお目にかかる時まで、お元気で
 

初雪降る北海道をあとに・・・

2017-12-08 | 北海道の夏 10年目(2017)
 
前の日までは美しい紅葉を眺めていたのに、次の日(10月23日)には突然の雪が降り驚いた。
白い雪に散っている紅葉は美しくもあるが・・・
ちょうど札幌に遠出していたので帰りの運転が心配
滞在場所の友人に電話で状況を聞くと
「こちらも場所によっては積もっているし、橋の上の凍結が心配」とのこと。
安全策をとって、急遽その日は札幌に泊ることにした。

北海道は10月も中旬過ぎると突然の雪が降ることがある。
夏タイヤの我が家の車では、その前に引き揚げるほうがいいとは分かっているものの、
つい北海道の晩秋の魅力にハマって長居してしまった。
ということで、今年は26日のフェリーで雪に追われるように戻ってきた。

     


今年の滞在での大きなことは、乗馬を楽しんだこと。
予定していた日が雨で中止になったこともあり、3ヶ月間で20回程の体験となったが、
自分で手綱を操作しながら馬と駆ける爽快感は今も忘れられない

蕎麦の花で癒され、実の収穫を楽しんで、打って味わう。

2017-12-06 | 北海道の夏 10年目(2017)
今年の秋はいろいろあった。
10月中旬から11月末までの1ヶ月半の間に、
北海道⇒関東⇒北海道⇒フェリー大洗⇒房総⇒フェリー⇒自宅⇒九州⇒自宅⇒九州⇒自宅を移動。
(飛行機6回、カーフェリー2回、長距離運転1回)
さすがに疲れたのか自宅に帰ってきた途端にダウン
最近やっと元気が戻ってきた

気がつけばブログの更新も途中で止まったままで・・・
このまま自然消滅・・とも考えたが、
北海道紀行だけは区切りをつけなくては・・・と、またパソコンに向かっている。

                     


今年は、北海道に向かったのが遅くなり、到着したのは7月末になった。
前年には菜園を借りたが、今年は苗を植える時季を逸したので諦めた。
が、滞在した家の裏には既に蕎麦の花が広がっていて、
その爽やかな白い花を、朝に夕に眺めることができた
花から実になり、作物が育っていく様子は眺めるだけでも心が和む


9月6日 蕎麦刈り
昨年はカマを持って手刈りのお手伝いをしたが、今年は昨年よりも面積が広がったのでコンバインで。
やはり機械を使うとあっと言う間に終了。



近くの農家さんの納屋に広げて乾燥させる。
均等に乾くように上下を反す作業を10日間ほど続ける。
私達も近くを通る時には立ち寄って、この作業のお手伝い。
この作業を続けていると、蕎麦の実が乾燥するに伴って軽くなってくるのが道具を通して伝わってくる。
(最近この乾燥は機械ですることが多いらしい)
そして、このあとに製粉所に出して粉にする。



10月14日
近くの蕎麦打ち名人さんの指導で蕎麦を打つ。
1年に1~2回の蕎麦打ち体験では何年経っても上手に出来るわけがない。
モタモタしているうちに蕎麦が乾燥してきてプツプツ切れてしまう


でも、自分で乾燥させた蕎麦粉を使って、打って、茹で上げた蕎麦は、感動の美味しさがある。
太くて短めでも、そこはご愛敬。
ごちそうさま~

稲刈り体験

2017-10-15 | 北海道の夏 10年目(2017)

こちらで知り合った方の中に、お米農家さんがいて、昨年は新米玄米を購入させていただいた。
で、今年は「自分で食べるお米を自分で刈るのもいい経験になるのでは?」と声をかけてもらったので、
稲刈りのお手伝いをさせてもらった。


農家さんと話しているとお天気を気にしていることがよく分かるし、
特に今の稲刈りの時は、天気予報や雲の流れと睨めっこしながらの作業だ。
私達の稲刈り体験も、
「今日は天気が崩れそうなので中止」
「今すぐに来て!」
と、その都度の連絡で動くことが多い。
忙しくて自分のやりやすい段取りもあるだろうに、少しでも体験させてあげようとの思いが有難い。


最近はコンバインで刈り取るので、私達が刈るのはコンバインが刈りにくいコーナーだけ。


私達の為に買い足したというカマは、スパッとよく切れる

広~い田んぼのあぜ道を歩くだけでも結構な運動になるし、腰を曲げての稲刈りも結構シンドイ。
この作業が毎日では辛いが、ほんのお手伝いなので程良い運動となる
そして、この作業を通して農家さんのお米に対する気持ちも少しわかったような気がした。
今回刈った稲は乾燥後に籾殻をはずされ玄米になり、精米されて、やっと半月後に食べられるそうだ。
自分が刈ったお米を食べるのが今から待ち遠しい


深川で、リンゴ狩り

2017-10-13 | 北海道の夏 10年目(2017)
 
深川の友人から「リンゴ狩りにいらっしゃい」とお誘いを頂いた。
晩秋のお庭では、白いシュウメイ菊や八重のコルチカムが凛と咲いていた。
それにしても、このお宅は広いお庭の手入れが行き届いて、いつ伺っても気持ち良い。


 
リンゴの種類は「つがる」
甘さと酸味のバランスがよいので、生でも美味しいし、リンゴ煮などの加工にも向きそう
(美味しいものだから生で食べてばかりで加工できずにいるが)
あと半月もすれば蜜が入る「紅将軍」が収穫できるそうで、その頃にまたどうぞと誘ってくださった。
二度もリンゴ収穫させて頂けるなんて恐縮ながらとっても嬉しい!!

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そして、その後は地元の人気レストランで4人一緒にランチ。


前菜の「海老と帆立のムース、きのこソースかけ」
これが絶品!
今日の料理の中で一番美味しかった!


ハーフパスタは、数種類の中からチョイスできるので、
夫は塩味で、 私はクリームソース味。

 

メイン料理は、夫は魚料理(白身魚、海老、ホタテ)
私は美瑛豚のソテー(とても厚くて食べ応えあり!)


デザートはパンナコッタとチョコレートケーキ

今日のランチコースはCコースの2050円
他にAコースのパスタだけ(1,350円)と、Bコースのメイン料理だけ(1,750円)があり、
どのコースも前菜・自家製パン・デザート・飲み物がついている。
深川に行ったらここ「空音(そらね)」はお勧めレストラン。

札幌でゴッホ展を観賞

2017-10-11 | 北海道の夏 10年目(2017)
 
札幌の近代美術館でゴッホ展が開催されているので行ってきた。

 
今回のゴッホ展のテーマは「日本の浮世絵との出合いから生まれた作品」ということで、
ゴッホが日本の浮世絵に大きな影響を受けたという絵が中心になっている。
そのうえ、北海道新聞で紹介記事を書いた記者の裏話講演も聞けるというので
ウキウキと出掛けた。
(この講演は前もっての先着順で100名限定)


講演は北海道新聞本社であり、7月初旬から9回連載でゴッホを取り上げた記事のコピーと共に、
担当記者の取材奮闘話が聞けた。

私は画家の中ではゴッホが大好き!というか、何故か魅かれてしまう。
10数年前にはゴッホの足跡を辿って、アルルまで出掛け、
ゴッホの黄色い家の跡、ローヌ河、跳ね橋、アリスカン、夜のカフェテラス、入院した病院など・・を巡ったこともある。
アルルでは「夜のカフェテラス」の黄色いカフェテラスの前にあるホテルに泊まり、
部屋の真正面に見えるカフェを見ながら感動したものだった。

今回の講演内容は、かつて私が行ったゴッホゆかりの場所の話が多く、
「そうそう」と頷くことも多く、アルルの懐かしい思い出が蘇ってきた。

講演の最後に記者さんが言った
「あの時代(ジャポニズムのブーム)だからこそ起きた化学反応だったのではなかったか」と。
確かに、浮世絵との出合いがなければゴッホの絵は違っていたかもしれない。

あの時ゴッホは日本に魅かれ、今では日本の人たちがゴッホの絵に魅かれている。
今の状況を、ゴッホはどんな思いで見ているのだろうか・・・


今日は車ではなくバスで札幌にやってきた。
帰りのバスに乗ったのは5時半を過ぎ、暮れゆくテレビ塔を見ながら札幌の街をあとにした。
大阪からと九州からのお客様も無事に帰り着いたという知らせに安堵し、ゴッホの絵の余韻に浸り、
バスに揺れながら帰ってきた。

旭川郊外にある≪上野ファーム≫

2017-10-09 | 北海道の夏 10年目(2017)

9月も末になると花の季節も終わり、お客様を案内する所がなくなってしまう。
さて、紅葉以外に何処か・・・と考えていて、ふと思いついたのが旭川郊外にある「上野ファーム」
ここは何時も手入れが行き届いているので、何とか秋の花を観られるのではないかと出掛けた。



ハロウィーンに合わせて南瓜で楽しい飾り付けをしている。
お人形さん達の顔も南瓜 
なんと色々な種類の南瓜があるものだ。
可愛い花の形をしたユーフォーズッキーニもある!



春や夏のような華やかさはないが、ピンクやパープルの優しい色の花が多く、
ちょっと冷たい秋の風が爽やかで、花めぐりするには心地いい。


ノームの庭も可愛い。
遠くの現代風な建物がなければ、本物のノームの世界のよう


白樺の小道
やはり北海道には白樺がよく似合う。
白樺は若葉の頃もいいが、こうして黄色い葉も優しげで心が落ち着く。


この上野ファームのガーデンは10のソーンそれぞれに特徴を持たせているので、観ていて飽きない。
が、唯一の難点がカフェの食事メニューが少ないこと。
もう少し充実させて、内容・料金設定などに工夫があると嬉しいのだけれど・・・

    

遠出をして滞在先に戻るのが夕方になってしまったが、
「これだけは食べさせたい!」と連れてきたのは牧場経営のアイスクリーム店。

味が美味しいのは勿論のこと、そのうえ安い(ダブルで310円)のだから大人気
私が一番好きなのは「しぼりたて」で、ミルク味が濃厚で尚且つ後味がさっぱりしている。
今日はそれに抹茶をプラス。
やっぱり美味しい
(写真は3人分)


お友達は明日九州に帰ってしまうので、今晩は一緒に食べる最後の夕食。
ということで、彼女が水餃子と焼き餃子を作ってくれた
台湾のお友達に教えてもらったという餃子は、キャベツと豚肉の他に、人参、玉葱、春雨、生姜が入っていた。
多めに作ったので残るかな?と思っていたのに、美味しいものだから一つ残らず完食。
ご馳走さまでした

美唄で芸術に触れる ≪アルテピアッツァ≫

2017-10-07 | 北海道の夏 10年目(2017)

大阪からの男性は昨日帰られて、
今日は九州からいらしたお友達を美唄の≪アルテピアッツァ≫にご案内。
もう半月程したら借景の山も紅葉に染まるのだろうが、まだ少し時季が早いのが残念。
だがお天気に恵まれ、澄みきった透明な空気が気持ちいい。



彼女は、去年の私のブログを読んでいてくれて、この場所が印象に残っていると話してくれた。
木の階段を下りてオブジェを写真に収めている友人を上からパチリ
(作品名は「天翔」)



水の広場にある真っ白な石で造られた小川(これも作品の一部)
手入れが行き届いていて落ち葉ひとつなく、さらさらと水が流れている。
聞けばこの落葉の時季は、毎朝ボランティアの人たちが落ち葉拾いなどの手入れをしているらしい。
地元の人たちの思いに支えられて、この美しさと和らぎが続いているのだろう。



廃校になった木造校舎をリニューアルして、美唄出身の安田侃さんの作品を展示している。



校舎(展示館)内の廊下
昔の自分が通っていた小学校を思い出し、懐かしい気持ちになる。


 
2つか3つの教室の壁をなくしたのだろうか、広い教室跡に作品がポツンポツンと置かれている。
サッシではなく木製の窓枠は趣きがあって、窓から差す光も柔らかい。
大理石の硬い作品までも柔らかく暖かな空気を感じる。


昨年も何回か観ているせいか、
今日の観賞は作品自体よりも美術館となっている元小学校の建物のほうに目が行ってしまう。
懐かしい・・・
私が通っていた小学校を思い出す。
そして、長い廊下を拭き掃除したことや、校庭でゴムとび遊びをしたことなど・・・
何十年も前の、オカッパ頭でワカメちゃんのような自分に戻ったような懐かしい感覚に浸った

紅葉を求めて層雲峡へ ≪高原温泉沼めぐり≫

2017-10-05 | 北海道の夏 10年目(2017)
2日目(9月22日)
ホテルでの朝食後すぐに出掛けたが、シャトルバスに乗ったのは昨日と同じ8時発。

大雪高原山荘に着いて、すぐに長靴をレンタル。
実は前日、ホテルに入る前にビジターセンターに行き「高原沼めぐり」の情報を聞いた時、
数日前の雨でぬかるみが多く、場所によっては水の中を歩こともあるので長靴必携という話を聞いていたのだ。
それも数に限りがあるので早めに行く方がいいと言うことも。
で、男性陣は泊ったホテルで借りることができたが(サイズの大きい物しかなかった)
女性陣も現地で無事に借りることが出来た



沼めぐりに出発する前に、「ヒグマ情報センター」で10分ほどのレクチャーを受け、いよいよ出発。
(レクチャーは主にクマに対しての注意事項)

 
この高原沼は、1年前に行った雨竜沼と同じく、沼と言いながらもその場所は標高が高い所にあるので
階段あり、木道あり、丸太状の細い橋あり、沼の中を歩く所あり、登り道は半端なく続き・・・
辿り着くまでが大変


最初に現れた≪バショウ沼≫ と ≪土俵沼≫
過酷な登山のあとに現れたので、その美しさに感動!
どちらの沼も、水草が太陽の光を反射してキラキラ


≪滝見沼≫
名前から考えると近くに滝でもあるのだろうか??
周囲を見渡しても滝は見えず・・・
きっと以前は見えていたものが、木の成長と共に見えなくなったのかもしれない。

 
≪緑沼≫
食事出来る場所は、この緑沼と、大学沼、高原沼の3カ所のみなので、
ここでお弁当などを食べる人が多い。


≪湯の沼≫から≪鴨沼≫へと登る途中、ふと見上げたら澄みきった青い空に紅葉の木々が美しく、
しばし足を止めて「わ~すご~い!」とひとり呟きながら見とれた。


≪湯の沼≫だったか・・?≪鴨沼≫だったか・・?
この辺りでは周囲の紅葉ばかりに目が行って、沼の名前の記憶が曖昧

  
≪えぞ沼≫
風が無かったので、水面に鏡のように映り込む紅葉。
隣に立っていた女性が「感動して涙が出るわ」と話しかけてきた。
この女性は、銀泉台から赤岳に行く仲間と別行動して1人で来たそうだが、
「こちらに来てよかった」と何度も言っていたが、確かに私もそう思った。


次の≪式部沼≫に登る途中に一休みしながら、たった今行った≪えぞ沼≫を上から眺めた。
上から観ると周囲の森林が今まさに紅葉まっ盛りの状態がよく分かる。


≪式部沼≫
この辺りも風がやんで、沼に紅葉が映って2倍の美しさに!

 
≪大学沼≫
ここで休憩していたら、Y新聞社カメラマンが
「笑顔で手を振ってくださ~い」
「新聞に載りますよ~」
と声を掛けてきたので
「本当に載るの?」と訊いたら
「本当に載ります!」と応えたので、わざわざ立って笑顔で両手を振ったのに・・・
次の日の新聞には私達の写真はなく、他の場所の写真が載っていた。
まったく、もう


≪高原沼≫
最初は、沼の2~3カ所を観られたらいいと思っていたのに、
こんな遠くの10番目(小さな沼は除いて)の高原沼まで来ることが出来た。
夫も、沼に辿り着くたびに「もう此処で引き返す」と言っていたのに、
途中で出会う人ごとの
「せっかく此処まで来たのだから、次の沼こそ見事なので行かなくては勿体ないですよ」
と言う言葉に乗せられて此処まで頑張った。

が・・・引き返す頃から、今度は私の右膝が痛み始めた
膝を曲げると痛いものだから、とにかく歩くのに時間がかかる
同じ頃に引き返したお友達から遅れること1時間ほどでやっとスタート場所の「ヒグマ情報センター」に到着。
到着した時間は午後3時を少し回っていて、
この時間はヒグマ遭遇の危険回避のために下山しなければならないギリギリの時間だった。

疲れた~
でも過酷な登山の努力は報われ、次々に姿を見せる沼の美しさは、もう見事だった


帰りの車の中では、さっきまで観た紅葉の美しさの話で盛り上がりっぱなし
4人共の一押し沼は≪緑沼≫と≪式部沼≫
それに私は≪えぞ沼≫をプラス
美しい紅葉を4人の仲間で観ることができ、同じ思い出が出来たことも幸せなことだった

紅葉を求めて層雲峡へ ≪銀泉台≫(1泊2日)

2017-10-04 | 北海道の夏 10年目(2017)
9月下旬、大阪からと九州からのお客様がいらした。
この時季の北海道は、花の季節は終わり、山の紅葉便りが聞かれる頃となる。
ならば日本一早い紅葉狩りにお連れしよう!と、ひらめいた

9月22日
初日は朝5時に出発し、層雲峡の先にある銀泉台を目指す。
銀泉台への道は、紅葉で混むこの時期は車の乗り入れは禁止で、
近くの駐車場からシャトルバスに乗り換えなければならない。
途中でおにぎりなどを購入し、8時発のシャトルバスに間に合った。


バスを降りてしばらく歩き、最初に現れる紅葉スポットに到着
が、ピークを過ぎてしまったせいか、曇り天気のせいだろうか、ちょっと色に鮮やかさがない 

実は1週間前に北海道の友人から電話があり
「銀泉台に行ったが今まさに紅葉まっ盛りなので、今日・明日にでも是非!」
と言うことだった。
それから1週間も経ったし、その間には台風も上陸したので、
紅葉は結構散ってしまったのかもしれない 

  
が、「もっと美しい場所があるのでは・・・」と、更に紅葉を求めて登っていく・・
と、標高が高くなるにつれて、紅葉の美しさが増してきた。

 
第一花園を過ぎ、次の第二花園を目指す間にも紅葉の美しさに歓声があがる。


案内したお二人さんが紅葉を愉しんでくれるのが嬉しい。


第二花園では座りやすい岩が転がっているので、ここでお握りのランチ。
雪渓が残っていて、吹く風もピリッと冷たい。

2年前も同じ場所でお握りを食べたことを思い出す。
あの時は更に上を目指し、赤岳頂上の直前で戻ってきたのだが、
今日は紅葉も少なめだし、あの時よりも体力減退を感じるしで、ここで下山することにした。



これは、この時季に見られる紅葉したチングルマと、第二花園で見つけたチングルマの花。
初冠雪となってもおかしくないこの時期に花が咲いていることに驚いたが、
この付近はいまだに前年の雪が残っていたので、雪解けと共に開花したのだろう。
同じ場所で、こうして開花と紅葉が同時に観られるなんて、さすが北海道の大雪山!

 
他にも、紅葉を愉しんだり、花を愉しんだり

    

層雲峡の宿に行く前に、大函と、大雪山写真ミュージアムへ


大函では紅葉が始まったばかり。
最盛期を迎えるのは、あと2週間後くらいだろうか。



1ヶ月前に来たばかりの「大雪山写真ミュージアム」へ再訪。
この場所は、かつての層雲峡小学校で、廃校になった校舎をリノベーションしたミュージアム。

 
前回は時間がなかったが、今回は1枚1枚をじっくり鑑賞。
あいにく写真家の市根井先生は山に登っていて不在だったが、
禁止と思い込んでいた写真撮影がOKとの説明をスタッフの方から聞いた。
自分が苦労して撮った作品を撮影していいとは何とも太っ腹

この歳で乗馬に挑む

2017-10-02 | 北海道の夏 10年目(2017)
昨年は一度だけの体験乗馬で「自分には無理」と諦め、
それ以降のお誘いも理由をつけては逃げていたが・・・
今年は、ほんの1回のつもりが、つい2回3回となり、今や週2回、馬上で頑張っている。


最初は鞍の先端を掴んで、緊張でガチガチだった。
が、わずか1ヶ月の練習で手綱だけでバランスが取れるようになり、
それからすぐに手綱を操作して右に左にと馬を動かせるようになった。


乗っている馬は、夫はお気に入りの川原毛の馬で、私は白馬。
(この馬たちは大人しいので初心者向き)
練習は、馬場の中に目印の物を何カ所か置いて、それを八の字にグルグル回ったり、
お腹を蹴って少し走らせたり。

乗馬に挑んでいることを姉に言うと
「ただ乗ってるだけで楽なんじゃないの」だと
いえいえ、日頃使わない筋肉を使うので体のアチコチが痛くなるし、
速歩(はやあし)で走った後は乗っているだけで心臓パクパクで息が上がる。

コーチから指導されることは
「腿を締めて」
「姿勢よく」
「まっすぐ前を見て」
気が緩んで姿勢が悪くなると、すかさすコーチから注意が入る

速歩で走っている時に、時折リズムに乗れて馬と一体になる感触になる時がある。
その感覚が忘れられなくて「また乗ってみたい」と次につながり2ヶ月が過ぎた。

夏はアブが多く、秋になるとサシバエが飛んで馬を襲う。
(馬や人を刺すハエがいることを初めて知った)
虫に刺されて馬が思いもよらない動きをしてバランスを崩してしまい、ヒヤッとする時もあるが、
今のところ落馬だけは何とか免れている


今後の目標は、付き添いなしの自分ひとりで野山のトレッキングを楽しむこと。
この何十年も全く運動らしいことはしていないのに乗馬に挑戦とは自分でも驚いているが、
あと1ヶ月でこの目標を達成できる日がくるのかな??

お天気に恵まれた≪ワイン祭り≫

2017-09-21 | 北海道の夏 10年目(2017)
近くのワイナリーで、毎年恒例のワイン祭りが開催されるので深川の友人ご夫婦をご招待。


お庭に咲いたオーデコロン・ミントとスモークツリーを持って来て下さった。
殺風景な玄関がパッと明るくなった

友人ご夫婦も私達夫婦も揃ってワイン好き。
でも今日は私が運転手となり会場への送迎をすることに。
そして今晩は我が家に泊まってもらうことにした。


お天気は祭り日和の快晴。
葡萄畑の中にある会場には、ご当地ゆるキャラの「臼子ねえさん」も登場。
このお姉さん、永遠の32歳でなんとも色っぽい。



近隣の町の人気レストランが自慢の料理を出店しているが、
中でもお気に入りレストランの限定数オードブルを並んでゲット。
このオードブルは昨年のワイン祭りでも購入したが、とても美味しい!(1,500円)


実ったブドウ畑を眺めながら、美味しいおつまみを食べ・・
心地いい風を受けながら、ワイン(私はお茶)で乾杯
家とは違って、青空の下で飲むのは気持ちいい

その後、場所を我が家に移して、ランチしながら又ワイン
と、その時、女満別の友人夫婦が「近くを通るから」と、立ち寄ってくれた。


どちらのご夫婦も大事な方たち。
当時、それぞれの地でお世話になったことや楽しかったことを思い出しながら、
楽しい時を過ごした。
それにしても離れた地の方たちが、期せずして同じ日に来て下さったことに嬉しい驚きと、
今も忘れず気にかけて下さっていることに感謝と感動の日となった

夜高(ようたか)あんどん祭り

2017-09-18 | 北海道の夏 10年目(2017)
数年前から一度行ってみたいと思いながらも、帰りが夜遅くになってしまうので躊躇していたが
今回思い切って沼田町の「夜高(ようたか)あんどん祭り」行ってきた。

行燈は、高さ7メートル、長さ12メートル、重さ5トン。
竹細工で竜や御所車を形どり、電球を仕込んで和紙を貼り、ロウ引きして彩色。

大きな行燈が向き合って、お互いに夜高節を謡い合った後、
ぶつかり合って相手の行燈を壊してしまう豪快な祭りだ。

      

首都圏に住む者の習性で
「混むだろうから早めに行かなくちゃ」と午前中に出掛けたが、
駐車場はガラガラ 
同じく 「見えなかったら困るので有料観覧席を予約しなくては」と前もって買っておいたが、
有料席以外でも十分に見物できるので(平日だったこともあるのかもしれないが)有料席はガラガラ
あまりに空席ばかりで、その中で座っているのが却って恥ずかしい位・・
地元の人や何回も行っている人は、「何もお金まで払って席を確保する必要ないだろうに」と思っている(らしい)のがヒシヒシと伝わる・・・
(夫は「真ん前で見られて良かった」と言っているが次回は有料席は必要なし


 
町の中をブラブラ見学していると、早く行ったので最後の組み立てや仕上げをそばで見ることもできた。


 
夕方にはリハーサルの様子をテレビが生中継していて、その様子を眺められたのも面白かった。



夜になると、いよいよ本番。
昼間と違って行燈に灯りがつくと更に幽玄さが加わって美しくなる。
行燈の龍の口から白い息がボーっと勢いよく飛び出す装置もあり、ビックリした。

大人のチームは、自衛隊、市役所、商工会など・・・
子供のチームは、幼稚園、小学生、中学生など・・・
「よいやさー」の掛け声と共に町を練り歩くのだが、
チームによって「よーいーやさー」と優しく間延びしたものや、
反対に短く力強いものもあり、それぞれの味があって楽しい。

町の数カ所では各チームのあんどんが向かい合い、睨みをきかせ、
お互いに夜高音頭を謡い合って気勢を上げる。

夜高音頭の一部(5番まであり)
 「沼田乃夜高穂に穂が咲いてヨ~、石狩雨竜のササ名物ヨ~
  サッサドッコイサノサ~ ヨイヤサ ヨイヤサ~」

 「ことしゃ豊年嫁入りどきヨ~、一升かついでササ迎えゆく~」

 「清水の鯉のぼりゃ沼田の瀧ヨ~、 思い叶えばササどこまでも~」

 
伸びのいい声が夜空に響き、観客を巻き込んで気持ちが高まっていく頃に、
いよいよ大きな行灯がぶつかり合う。
こんなに綺麗に作っているので、ぶつかる格好だけかと思っていたら
本当にぶつかり合って相手の行灯を潰すのだ。
その迫力たるや、「本当にけが人が出るのでは?」と心配になるほど。
北海道の小さな町のお祭りにすぎないと高をくくっていたが、その認識は吹っ飛んだ。
恐るべし≪沼田のあんどん祭り≫

最終日は黒岳へ

2017-09-16 | 北海道の夏 10年目(2017)
最終日
宿でゆっくりしたかったけれど、早めにチャックアウトして層雲峡奥にある黒岳ロープウェイ乗り場へ


ロープウェイに乗り5合目まで。
花の季節も終わり、紅葉にもちょっと早いこの時期は乗る人も少ない。

 
そのあとは7合目までリフトに乗っての空中散歩。
私はロープウェイよりリフトの方が好き!
足元や左右に咲く高山植物の花を手が届くような近さで見ることが出来るので、
下を見たり右や左をみたりとキョロキョロ
黄色の「ミヤマアキノキリンソウ」も紫色の「エゾオヤマリンドウ」も満開だった。

7合目からの眺めを楽しんだ後は、登山はせずにそのまま引き返すつもりだったが、
昨年の秋に完成したばかりの新遊歩道があることを知った。
「黒岳カムイの森のみち」と言って、なかなか見ることが出来なかった「あまりょうの滝」を遠くに見ることが出来るという。

「あまりょう」とは想像上の動物で龍の一種。
天に昇って雨を降らせる龍で、めでたい前兆をもたらし幸運を呼ぶと言われているらしい。
「あまりょうの滝」を今まで見たこともないし、片道15分程度の軽いトレッキングコースだというので、
お天気はイマイチだったが行くことにした


展望できる場所まで行くと向かいの山に架かっていた雲が消え、滝が姿を現した!
(白い雲の左側に滝が見える)

でも、滝と言うので流星・銀河の滝のような大きな滝を想像していたので、ちょっと拍子抜け・・・
ぬかるんだ道を上ったり下ったりして来たと言うのに・・・
でも、遥か遠いので小さく見えるだけで実際は大きいに違いない(と思いたい)


この場所からは黒岳頂上が、いつもとは違う角度で見える。
あと1ヶ月もしないうちに、この散策路も頂上付近も紅葉に染まってくるだろう。

         
   

旅の終わりは、電車出発までの短い時間で上川ラーメンを
限定「特みそラーメン」は、秘伝味噌は勿論ながらチャーシューもメンマも大きいのがウリらしい。
お店(あさひ総本店)は地元で人気らしく、満席に近かった。
ちょっと味噌味が濃く感じたが、チャーシューがとても美味しかった


今まで層雲峡には相当回数行き、その存在は知っていながらも、
「今更、写真を見ても・・・」と行ったことがなかった「層雲峡・大雪山写真ミュージアム」だったが、
今回初めて行って大感激!

廃校になった小学校を写真ミュージアムにリニューアルしたのでスペースが十分にある。
その広さを使って大きな写真を展示しているので雄大な景色が更に伸び伸びと広がり、とにかく雄大、壮大、それに美しい!
それに運よく、写真家の市根井孝悦さんがいらしたので、説明を伺うことが出来たのも有難かった。

市根井さんは、冬でもテント・寝袋などの装備を持って山に入り、一人で何日も過ごして撮影するそうだ。
それに、何枚もの写真を撮るのではなく、その一瞬を待って一枚だけを撮ると。
通常のフィルムでは寒さの為に粉々になってしまうので、
特殊なカメラ(私は詳しくないので聞いても頭に入らない)を使うそうだ。

勿論、山に何日も入るので危険な目には何度も遭ったそうで、
多忙だろうに、そんな話をいちいち真摯に応えて下さる姿にも感激。

どうして今まで行かなかったのだろう・・と悔やまれる。
今回は時間がなかったので駆け足で回ったが、
次回は是非じっくりと、納得のいくまで観賞したいと思っている

大雪森のガーデン

2017-09-14 | 北海道の夏 10年目(2017)
 
8月下旬の「森のガーデン」
平日で時折小雨が降る天候なので、お客さんはとても少ない。


スタッフに説明案内してもらったが、
次から次に初めて聞く名前ばかりなので覚えきれない・・・
というより新しい園芸種は長いカタカナ文字が多くて、
覚えると言うより当初から頭に入らない

 
パープル系のお花が多くて、派手さはないが落ち着ける

 
こんなに花に囲まれた場所を、こうして静かに散策できる場所はそうあるものではない。
小雨がぱらついたり止んだりの生憎のお天気だが、この静けさは代えがたく、心にしみる

 
昨年までは、園から丘を上って行った先に大きな「ドレスガーデン」の花が広がっていたのに、
今年は周囲に柵が張られて外に出られない。
それでも園の中に規模の小さい「ドレスガーデン」なるものが2つ作られていたので、
一応ポーズをとってパチリ

         

 今日のランチは、ワークショップを兼ねて手作りピザ 

場所は、森のガーデンに隣接するカフェ
本当は森の中にあるダイニングキッチンで薪割りし、ピザ窯で焼く予定だったが雨で中止
あらかじめ用意されているピザ生地に、自分の好きなものをトッピングして焼いてもらうだけの簡単調理。


好き嫌いがなく欲張りな私は、とりあえず何でも全て乗せてみる。
チーズ2種類、プチトマト、玉ねぎ、きのこ、ブロッコリー、トウモロコシ、ピーマン、ベーコン、ソーセージ。


大雪ビールを飲みながら、自分が作った(乗せただけの)焼き立てピザで乾杯