風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

「山荘に泊まろう」の約束が叶った

2014-07-31 | 北海道の夏 7年目 (2014)
友人の山荘に8人(4夫婦)が集まって、「来年こそみんなで泊まろう!」の約束が実現した


ご主人のこだわりの五右衛門風呂
目の前のブラインドを上げると見事な眺望がひらけているけど、
女性はやっぱり隙間から見るだけで、ブラインドをあける勇気・・・ないねえ



宴もたけなわになるとギター演奏が始まって「歌声喫茶」のように。
こんな時、山の一軒家は周囲に気兼ねなしで大声が出せるのがいい
ついつい若者気分でいたが、1人ウトウト 2人ウトウトが始まった。
気分は若くなったつもりでも、体力は正直だ
夜の12時前には全員「おやすみなさい」の就寝


 食事編 

山荘で8人分の調理をするのは大変なので、メニューは手巻き寿司。
食事の材料調達係りを任されたので、友人夫婦と買い物へ。
新鮮魚介を販売しているスーパーで美味しそうな物を買ってきて、我が家で下調理。
それぞれ車に積んで、山荘に集結した。


ウニ、ボタンエビ、甘エビ、白身の近海魚アオゾイなど4種、生マグロの漬け、
ホッキ貝、ホタテ貝、サーモン、イカ、アボカド、出汁巻き卵、納豆。
それに川で釣ってきたヤマメのマリネ、フライパンで作ったベーコン、などの珍しい料理の持ち込みも。
アレもコレも食べたいので、後半は寿司飯なしの具だけの手巻きにしたが、それでも食べきれなかった。



朝食も豪華。
パン(左上)も、ソーセージも、さくらんぼジャムも、バジルソースも手作り。
木いちご、トマト、サラダ菜も、菜園の採りたて。



これは、一人の男性がキッチンに立って作ってくれた朝食2品。
左は、トマトのスライスに、モッツァレラチーズとオニオンをのせて塩・オリーブオイルをかけたもの。
右は、茄子のスライスをオリーブオイルで炒めて味付けし、大葉を散らしたもの。



昼食は、昨晩の残ったもので海鮮ちらし。
昨日うっかり出し忘れていたイクラも乗せて、豪華版に。

食べて、飲んで、喋って、歌って
「来年もみんな元気で会いたいね」と、すでに一年先の話も出てくる。
シニアの「山荘合宿」が、来年も実現できますように・・・

ボリジの花の砂糖づけ

2014-07-25 | 北海道の夏 7年目 (2014)
現在の住まいで気に入った場所の一つがキッチン。
特に、流しの前の広い窓と、その窓に沿っての出窓がとても使いやすい。
乾燥させたい物や小物を並べるのは当然ながら、時には花を飾ったりハーブを置いてみたりと、
窓の向こうに見える畑や森の風景と一緒に、その眺めを愉しんでいる。


今の出窓に置いて(飾って)いるのは、左から、パセリ、ボリジ、ラベンダー、レモンミント。

中でも、ボリジという花が今は大のお気に入り。
これは、私がニセアカシアの花を食べたりしていることを知った友人が
「これも食べられるらしいよ」と庭に咲いている花を持ってきてくれたもの。
どうも友人の間では「何でも食べる」と思われているらしい・・・



パッと開いた青い花びらは星のようで、なんとも可愛い。



そして、食べ方と言えば、
ガクを取った花びらをサラダに散らしたり、砂糖漬けに。


この砂糖漬けの作り方は、
①ガクを取る
②花びらの両面に卵白を塗る
②グラニュー糖をふりかける
③しばらく乾燥させる
と、ちょっと手間がかかってしまうが、青い星を閉じ込めたようで、とても可愛い。
紅茶に浮かせたり、ケーキに乗せたりと、愉しい使い方が思い浮かんでくる。
 

さくらんぼ狩り & ハスカップ狩り

2014-07-22 | 北海道の夏 7年目 (2014)
7月は、花めぐり 果樹摘み 畑の作業で、毎日が慌ただしく過ぎていく。



ハスカップ摘みは、友人の山の上にある畑で。
暑い中を1時間程がんばって摘んだら1.5キロの収穫だった。


  
200gは塩漬けに。
これを入れた「おにぎり」は色が鮮やかな深紅で、とっても綺麗!
味は梅干しに似ている。
ただ長期間の保存は出来ないので、今だけ限定というのが残念だ。



残りはすべてジャムに。
お砂糖は少なめにしたかったが、保存のことを考えて40%に。


                            


毎年恒例の《さくらんぼ狩り》は、友人宅の大きな木と格闘。
梯子で物置の屋根に上がり、味見と称して口に含みつつ、持ち帰り用のカゴいっぱいに収穫。



さてさて、こんな日が続くと二人では食べきれないので、ジャムを作ることにした。



写真の左が《さくらんぼ》 右が《ハスカップ》



ミルクゼリーに《さくらんぼ》をかけてみたら、色が結構きれいだった。



長芋と上新粉で「かるかん」を作ったが、その中に「さくらんぼジャム」を入れてみた。

蒸し器がなかったので電子レンジで作ったが、火の通り具合の調節が難しかった。
次回は上新粉をもう少し減らして、レンジにかける時間も短くした方がいいかもしれない。
(と言うか、出来れば蒸し器で作るのが一番!)

今回の分量
長芋 300g
上新粉140g
砂糖  50g
BP 小匙半分
さくらんぼジャム

十勝方面への旅  ③糠平湖、タウシュベツ川橋梁

2014-07-20 | 北海道の夏 7年目 (2014)
然別湖からの帰りは、糠平(ぬかびら)温泉⇒三国峠⇒留辺蘂⇒北見経由で帰ることにした。


糠平湖。
この時期は、本来なら水位が上がっているはずなのに、どういう訳か水量がとても少ない。
冬の積雪量が少なかったのかな?
それとも他に原因があるのかな?


                                    

 
糠平温泉で「ちょっと一息しよう」と入ったカフェが、とても居心地のいいお店だった。
清潔で、内装も小物も素敵で、経営する若夫婦も感じがいい。
コーヒースプーンも、それぞれデザインの違うものを添えてくれて、さりげない遊び心が伝わってくる。


                                    

糠平湖といえば、北海道遺産の「旧国鉄士幌線アーチ橋梁群」を代表する「タウシュベツ橋梁」がある。
ここは季節や発電によって水位が劇的に変化するため、
橋梁全体が水に覆われてしまう時期もあれば、水位が低くなって橋梁全体が見渡せる時期もあり、
その様子から「幻の橋」とも呼ばれている。

せっかく来たのだから近くまで行こうと思ったら、以前のように簡単には行けなくなっていた。
行く方法としては、森林管理署に行き、レクチャーを受けてゲートの鍵を渡して貰うか、
一日に数回ある有料ツアーに参加するしかないそうだ。

あいにく今回は管理署が休みの日なので残念がっていたら、
対岸から見ることができる場所を教えてくれた。


 
「ヒグマ出没中」の看板を気にしながら、細い道を歩いて行くと・・・


  
糠平湖に突き当たった場所から対岸に、橋梁が見えた!

以前のように簡単に行くことが出来なくなったし、
更には老朽化のために数年の間には崩壊するという話もある。
だんだん形を変えていく姿に寂しさを感じながら、今の姿を記憶しておこうとしばらく眺めた。


今回の十勝への旅は、北海道滞在で知り合ったご夫婦と一緒に。
昨年も道北方面を一緒に廻ったが、こうして今年もお互いに元気で会え、
一緒の思い出が増えていくのが嬉しい。
「さて来年も会えるかな?」
「会いたいね」
と来年の旅を願いながら、今年の4人旅はひとまず終わった。

十勝方面への旅  ②然別湖の白蛇姫まつり

2014-07-18 | 北海道の夏 7年目 (2014)

 
今回、この十勝方面へ来た最大の目的は、
毎年7月の第1土曜日の夜に催される、然別湖(しかりべつこ)の《白蛇姫まつり》を観るため。
この祭りには、鹿追町に滞在した折りに行ったことはあるが、今回は知人ご夫婦に誘われ、
「では久し振りにもう一度」ということでやってきた。




宿泊したホテルの部屋は然別湖に面し、天望山・通称「くちびる山」が真正面に見える。
お天気や風の具合では見ることが出来ないが、今日は湖面が静かで「くちびる山」が湖面に映り、
本当に「くちびる」の形に見えた


                            

 白蛇姫祭りの由来は、
白蛇が飢饉に襲われたアイヌ一族を然別湖まで連れていき、
そこに生息しているオショロコマで飢えから救ったというアイヌの伝説からきている。

 
暗闇の中にかがり火が焚かれ、白蛇姫に導かれて白蛇が現れた。
大小の白蛇が激しく交差する様子と、それを操作する若者の力強さを感じたし、
美しい白蛇姫の舞いも優雅で幻想的。
迫力と厳かさのある夜のお祭りは、やはり何度見ても感動するものだった。

十勝方面への旅  ①十勝ヒルズ

2014-07-16 | 北海道の夏 7年目 (2014)
   
帯広の街(左前方に写っている)を見下ろす丘に広がる「十勝ヒルズ」
花のエリアと農園のエリアを合わせると、23ha(東京ドーム5個分)の広さということだ。

ここには6年ほど前に訪れたことはあるが、その頃より規模もお花の種類を増えたらしいので、
併設するレストランでのランチを楽しみに再訪した。


 
園内は初夏から夏にかけての爽やかな花が目に付いた。
ラムズイヤーの花も、今が一番の見頃時。


 
一番華やかな場所は「バラガーデン」
甘い香りと、色とりどりのバラを鑑賞。



池にも白、ピンク、赤、黄色のハスが満開だった。



中でも一番可愛いこのお庭。
市松模様に、小さなお花が彩りよく植えられている。
華やかなお花もいいが、私はこんな小さな花の方に心が魅かれる。


 
ところで、期待していたランチと言えば・・・
入口にある蕎麦店は、予約が入っているとかで入れず、
次に入ろうとした園内のレストランも団体客で満席と言うことで入れず、
仕方なく売店内にあるカフェレストランで食べることになったが・・・


「生の牛肉の冷凍フレークをご飯にかけ、トロリと溶けだしところを食べる丼ぶり」という説明に、
以前、帯広の屋台村で食べた「牛トロ丼」を思い浮かべて頼んだら、
イメージとは程遠い丼ぶりだった
これじゃ、まるで単なる「ふりかけご飯」・・・

土曜日でツアー客が多く、お目当てのレストランに入れなかったので仕方ないが、
やはり売店に併設されたレストランに味を期待するほうに無理があるのかもしれない。
せっかくお花が綺麗で、管理も行き届いている庭園だけに
そのレストランの不味さがちょっと残念な思いとして残っている

小清水原生花園は花いっぱい!

2014-07-13 | 北海道の夏 7年目 (2014)
7月3日
釧路へ列車で往復した時、通過した小清水原生花園の花があまりに見事だったので
「今こそ原生花園に行くべし!」と、次の日に、今度は車で出掛けた。

 
オホーツク海沿い一帯に広がる原生花園は、いつも何かしらの花は咲いているものの、
《スカシユリ》と《キスゲ》が同時に咲いている今が最も華やかな時だと思う。
特に今日は快晴にも恵まれて、花を眺めるには最高!


 
青い空に《エゾスカシユリ》のオレンジ色が映えること! 



《ハマナス》も、黄色の「エゾキスゲ」も満開。



《カワラナデシコ》も《カワラマツバ》も咲き出した。

昨日の釧路への列車旅で疲れきっていて、今日も原生花園に繰り出すことを迷ったが、
花に元気をもらえて、やはり来て良かった。

花の好みはそれぞれで、小さな可憐な花が好きな人や、華やかな大ぶりの花が好きな人といろいろあるが、
スカシユリのオレンジ色、キスゲの黄色、ハマナスの赤・ピンクが一斉に咲いている光景は、
好みを通り越して、とにかく華やか。
原生花園に来たい人は、是非この季節に

釧路湿原の列車旅

2014-07-11 | 北海道の夏 7年目 (2014)
7月2日
釧路には2週間ほど滞在したこともあるし、その後も何度か訪ねている。
が、いつも車ばかりで列車で行ったことはない。
夫が常々「釧路湿原を列車の車窓からノンビリ眺めてみたい」と言っているので、
誕生日プレゼント代わりに計画した。

釧路に一泊することも考えたが、車がなければ動きがとれないし、
釧路で特に行きたい場所もないということで、日帰り旅にした。




網走から釧路までは、釧網線を走る快速電車で3時間半の乗車。
最近はこんなに長時間を列車に乗ることもなかったので、ちょっと疲れ気味で終着駅の釧路に到着。


 
車窓から景色が眺めやすいように作られた《ノロッコ列車》
釧路から塘路までの湿原を、1日2往復走っている。
5輌編成で、1・2号車は自由席車両で、3・4・5号車が指定席車両になっている。
座れないと困るので、1週間ほど前に駅に行き指定席を購入。
2人とも窓側に座りたいので、湿原側のA席を2枚確保できた


 

 
車内放送で車窓から見える湿原の説明があり、ポイントになる場所ではスピードを緩めてゆっくり走ってくれる。
いつも走る自動車道からの眺望と大して違いはないが、
景色だけをノンビリと眺めていられる気楽さがいい。

釧網線(というか北海道全て)は列車の本数がとても少ない。
帰りの塘路駅では2時間もの待ち時間があり、
おまけに私の体調が悪くなり(頭痛)、駅の待合室で座り込んだまま周囲の見学も出来なかった。
やはり北海道は車移動でないと不便だということをつくづく感じた。

ただ、この時季の網走から止別までの車窓からは色とりどりの花が咲き、それはそれは綺麗

 
それに、帰路にはオホーツク海に沈む真っ赤な夕陽が線路に反射し、これにも感激!
一両きりの列車の乗客全員(といっても10人足らず)が先頭に集まって来て大歓声の中、
夕陽はあっと言う間に半島の先に落ちていった。

家に帰りついたのは夜8時15分。
家を出てちょうど12時間の日帰り旅は、とても疲れた
列車は乗っているだけで楽なようだが、とにかく疲れた
元気なつもりでも、年齢的に無理が利かなくなっているのかもしれない
改めて自分の年齢と身体の衰えを感じた釧路への日帰り旅だった


 メモ 
女満別発08:55⇒網走着9:13
網走発(快速電車)10:01発⇒釧路着13:27
釧路発(ノロッコ列車)13:57⇒塘路着14:43
塘路発16:35⇒網走着19:19
網走発19:37⇒女満別着19:55

古希の誕生日

2014-07-08 | 北海道の夏 7年目 (2014)
夫は6月末に古希の誕生日を迎えた。
10年前の還暦の誕生日は、娘が結婚式を挙げるワシントンへの飛行機に乗っていた。
日付け変更線を後戻る空路だったので一日がとても長く、
記念すべき誕生日を日本でもアメリカでも祝ってもらえたことを憶えている。

還暦誕生日から古希誕生日までの10年。
いろいろあった・・・
いろいろあった中で、こうして古希の誕生日を自宅ではない北海道で迎えていることを、
なにか不思議な思いで振り返っている。

                            

有難いことに、こちらで知り合ったかたが夫のために祝賀ディナーを開いてくださった。
しかも旦那様がメニューを考え、自ら腕を振るって。

 

数日前から準備が始まり、当日はメニュー表まで作ってくださった。


 
お互いに夏だけの滞在なので調理器具も食器も不足気味。
それぞれの食器・グラス類を持ち寄り、小さなテーブルを囲む6人席をセッティング。

 
左は水蛸の、右は真鯛のカルパッチョ
(蛸の周囲に並べたラディッシュは、我が家の菜園産)



この他にも、近くに住む友人からも花束のプレゼントを頂いた。

自宅から遠く離れた北海道で、多くの人に古希の記念すべき日を祝って頂いて、
その温かい気持ちに胸がいっぱいになる。
このご縁に感謝して、これからも元気でこの地に来られるように健康に気をつけたいと思っている。
みなさん、ありがとう



本日のメニュー
《先付け》 帆立貝柱のカニみそ和え
      (色は地味ながら、カニみその中に帆立貝柱がゴロゴロ入っている贅沢珍味)
       胡瓜の梅和え
       ピリ辛こんにゃく

《お造り》 水蛸のカルパッチョ
       真鯛のカルパッチョ

《強肴》  北海道・津別産の和牛ステーキ 味噌味
       真鱈の塩麹焼き
       焼き椎茸

《酢の物》 セロリの酢の物

《〆め》   おぼろづき米ご飯に出汁をかけるお茶漬風

《デザート》 わらび餅

《飲み物》  イタリア産のスパークリングワイン

川湯・つつじヶ原の《イソツツジ》 & オーベルジュでランチ 

2014-07-06 | 北海道の夏 7年目 (2014)
  
屈斜路湖のそばの川湯温泉から硫黄山までの「つつじヶ原」には、2.5キロの自然探索路があり、
6月後半から7月前半にかけて、辺り一面に真っ白な花《イソツツジ》が咲く。
《ツツジ》と聞くと、あの赤やピンクのツツジを思い浮かべるかもしれないが、これは通常のツツジとは別物で、
数キロに渡って埋め尽くす白い花の絨毯に、誰もがきっと感嘆すると思う。


 
本来なら川湯温泉の森に始まり、このイソツツジの小道を歩き、
やがて荒涼として草も生えない硫黄山までを歩くのが一番いいのだろうが、
今日はちょっと(随分と)端折って、いきなりイソツツジ群生地へ踏む込んだ。



2年前の探索路を歩き通した時に見つけたこの場所が、一番のお気に入り場所。
車も置けるし、眺めもいいし、腰掛ける場所もあるし


 
手毬のように真ん丸のイソツツジは、いい香りがする。
この蜜を集めると、きっといい蜂蜜が採れるだろうに・・・と思って調べてみたら、
《イソツツジ》の蜜は有毒らしい
あーーー残念


                                        

楽しみのランチは、津別峠から屈斜路湖に抜けた場所にあるオーベルジュのレストランで。
今日は、埼玉からいらしているご夫婦をご案内して4人ランチ。


広い敷地を持つホテルの宿泊部屋は、わずか2部屋だけという贅沢空間。
宿泊する贅沢は勿体ないが、ランチは意外に安いので時々利用。


 
天井にはシカの角で作った照明も愉しいし、暖炉も重厚で素敵。



最初の一皿は、そば粉で作った薄焼きパン(厚めのガレット)に包みこんだサラダ。



スープはキャベツ中心の野菜スープ


 
パスタは数種類の中から選べるが、好みが一致して4人一緒の「魚介パスタ」をオーダー


 
デザート(アイスクリームとシフォンケーキ) & コーヒー

居心地のいい空間でゆっくり出される食事を頂いていると、つい時間を忘れて長居してしまったが、
嫌な顔もせずコーヒーのお替りまでサービスしてくれた。
お腹も気持ちも満足し、尚且つ財布にも優しいので、ついまた来たくなるレストランだ。

ノンノの森の《クリンソウ》

2014-07-04 | 北海道の夏 7年目 (2014)
6月下旬
クリンソウ(九輪草)を見たくて、津別町の「ノンノの森」へ。
「ノンノ」とは、アイヌ語で「花」を意味する。

クリンソウの群生する森には、整備された探索路が3コースあり、
「こもれびの道」は、小さな川に沿ってクリンソウを愛でながら歩く1.4キロの道。
もう一つの「見晴らしの道」は、池や丘や森を楽しむ2.4キロの道。
更にもう一つは、自動車の通る広い道を隔てた森の中にある「清流の道」。
全てを歩くのがベストなのだろうが、私は《クリンソウ》の群生がある「こもれびの道」だけで充分。
(単に歩くのが嫌なだけ


  
小さな川に沿って、せせらぎの音と鳥の鳴き声をBGMに、
クリンソウで埋め尽くされたピンクの回廊を歩く。

ここを歩きながら毎年思うことは「今年も何とか、この地に来れたな~」と。
高齢者となった身には来年も元気でいるという保証はないので、
こうしてお気に入りの場所にまた来られたことが、元気でいたことの証しでもある。


 
前の晩に降った雨が花びらに残って、ちょっと重そうにうつむき加減の《クリンソウ》
快晴の森もいいが、こうして雨上がりの森も清々しくて気持ちがいい。



チョコレート色の《オダマキ(苧環)》も見つけた。


  
「ノンノの森」には「ランプの宿」という素敵なホテルがある。
津別町の奥まった所にありバス便も少ないので、行くのは車がないと不便だが、
泊まるのは勿論、日帰り温泉に入ったりランチを食べたりと、とても落ち着ける場所だ。

だが今回は、この後に津別峠⇒屈斜路湖⇒川湯温泉への予定があるので、
このホテルでは休憩とお土産購入だけ。
二人とも元気でいれば、来年は温泉と食事に来ま~す。