風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

南半球・オーストラリアへ出発

2012-10-14 | オーストラリア 初夏のパース (2012)
10月9日
北海道から戻ってきたばかりだが、オーストラリア・パースへ出発。
戻ってくるのは11月の予定。

オーストラリアは日本とは真逆の季節で、今は初夏。

  

ワイルドフラワーは咲き残っているだろうか。
ジャカランダの花は、もう咲いているだろうか。

今回はパソコンを持って行かないので、しばらくブログもお休み。
また美味しいもの沢山食べて、ますます丸くなるのかな


4ヶ月滞在の北海道をあとに

2012-10-12 | 北海道の夏 5年目 (2012)

滞在住宅の前に広がる田園風景


北海道の、6月・7月・8月・9月の4ヶ月の旅が終わった。

いつもの滞在場所で、また新しい友人が出来た。
占冠の知人にも会えた。
稚内に、以前行ったレストランを訪ねた。
冬の富良野で知り合った友人のお宅(北広島と、鹿追)にも伺った。


北広島にあるお宅の、お花いっぱいの公園のようなお庭

こうして思い出してみると、
今年は、以前会ったことのある人との再会が増え、
より北海道との距離が近くなったように感じた。



6月・7月・8月前半は花を追いかけ
8月後半・9月は地域の農業やボランティアに励んだ。

その空で、咲く花で、食材で、移りゆく季節を満喫できたことの感動。
そして、無事に旅を終えたことへの感謝。
本当にありがとう


  
赤と白の《ハマナス》

【10月4日 台風19号の影響でフェリーの着岸が3時間も遅れてしまったが、無事、我が家に戻る。】

占冠(しむかっぷ)の秋 お勧め宿

2012-10-10 | 北海道の夏 5年目 (2012)
北海道を去る前に、もう一度訪れたいと占冠に寄った。


鬼峠から眺めた占冠村


                                    

去年・今年とお世話になった方を訪ねたら、
ちょうど《なめこ》が収穫時期なのでと、案内してくれた。   

  
深い森のなかに《なめこ》のホダ木が整然と並べられている。
そして、よーく見てみると・・・
ある、ある! 小さな《なめこ》が!
差し込む木漏れ日を受けて、その表面がキラキラと艶のいいこと!



ほんの30分ほどで、こんなに収穫!
森の中で育った天然なめこは、ぬめり、香りが違う。


                                    

次は《赤岩青巌峡》へ

  
来年には取り壊されてしまう古い橋からの眺めは
その清流、赤や青の岩肌、山の木々・・・・
例年より秋の訪れが遅く、見事な紅葉は見られなかったが、十分心に沁み入る。


  
驚いたことに《赤岩青巖峡》そばの岩でロッククライミングしているのは・・・
今年、坊主山登山でお世話になったTさんだった

仕事が休みの日にはこうしてロッククライミングを楽しんでいるとか・・・
命綱をつけているとは言え、切り立った岩を登っている様子は、
見ているだけでも力が入って、自分が登っている訳ではないのに疲れてしまう。
「気をつけて!」


                                     

さて、今晩の宿は、4日前にリニューアルオープンしたばかりの
「湯の沢温泉 森の四季」

  
去年来た時とは全く印象が違って、素敵に変身。
お部屋も、お風呂も、食堂も手が入れられ、まるでホテルのよう。

   

ランチも始まり、これは「鹿丼定食」

鹿肉のローストはクセは全くなく、柔らかい。
それにタレが美味しく(甘さに、ちょっとの酢が効いて)
これで850円とは、近くであれば毎日でも通いたい。


  
夕食は《おまかせメニュー》に。

あまり好きではない《カツ》が山のように出て(これで3人前)「えーー!」と思ったが、
この豚は普通の豚ではなく、野山を駆け回っている放牧豚で、これがウマイ
「もう一つ、もう一つ」と、いくらでも手が伸びてしまう。

 

朝食(食後のコーヒー付き)

そのどれもが、手抜きのない感動の味。
梅干しに至るまで、「美味しい」の言葉が尽きなかった。
(お味噌汁は、私達が収穫した「天然なめこ」)

これほどの満足で
素泊まり 3500円
朝食付き 4500円
二食付き 6500円~
なのだから、ここを素通りするのは勿体ない。

フェリー港の苫小牧も近いし、来年からは楽しみに訪れたいと思っている。

オホーツク 秋の味《海の幸》

2012-10-08 | 北海道の夏 5年目 (2012)
今年の北海道は暑かったが、ようやく秋の気配が漂い始めた。
海の水温も下がってきたのだろう、釣れなかった鮭もやっと釣れ始めたらしい。
近所の方から鮭を頂くことが増えてきた。
有難いことだ。

  

メスのお腹のイクラも美味しいが、オスの白子も美味しい。
今までは煮ることだけだったが、こちらの人にバター焼きを教えて貰って、
それ以来、バター焼きばかり。

サラダオイルを熱したフライパンに白子を入れ、火を通し、
最後にバター、塩・胡椒、風味付けに醤油を加えて火を止める。
これはビールでもワインでも日本酒でも合う。


                                    

北見の知り合いから頂いた《ホッキガイ》


こんなに大きい!

《ホッキガイ》は、身の先が赤いものだと思い込んでいたが、
《生のホッキガイ》の身の先は黒っぽくて、火を通すと赤くなることを知った。

最初の日は、勿論お刺身に
2日目は、バター焼き
3日目は、ホッキご飯

特に美味しいと思ったのは、私はお刺身とバター焼きが、
夫はバター焼きだそうだ。


炒めると甘みも旨みも増す。
ただし、火を通し過ぎると硬くなるので手早く。


                                    

網走湖で獲れる《しらうお》


味はシラスに似ているが、シラスより大きい(体長5~6㎝)ので食べる時の食感がプリプリしている。

生姜を効かせてお刺身で食べたり、かき揚げ天ぷらにしたりで、
食べ方もシラスと似ている。


                                    

やはり網走湖で獲れる《スジエビ》


下処理は面倒でも頭にある硬いトゲのような部分を取る方が食べやすい



大きいのは塩茹でして食べてもいいが、やはりかき揚げがパリパリ香ばしくなって美味しい

今日は、スジエビだけのかき揚げと、長葱と混ぜたかき揚げ
作り過ぎたので次の日は天丼にと思っていたのに、全部食べてしまった。
(この写真は、半分ほど食べた後)


                                    

秋は、魚介類だけでなく、野菜も果物も美味しいものが目白押し。
体重が気になりながらも、その魅力にひれ伏してしまう。

10月上旬までの滞在では物足りなく、来年は10月いっぱいに延ばそうかな~の話もチラホラ

女性だけの探鳥会

2012-10-06 | 北海道の夏 5年目 (2012)
お友達から誘われて《女性だけの探鳥会》に参加


朝9時に集まったのは、ベテランあり、私のように初心者あり。
網走湖畔の自然探索路を《鳥ガール》と一緒に鳥探し

集合場所で早速見たのは《カラス》
私は単なるカラスと思っていたら
「あれは《ハシブトカラス》かな?それとも《ハシボソカラス》かな?」の話となった。
みんなは双眼鏡で確かめて
「《ハシボソ》だね」と

見分けるのは慣れと言うが、私はさっぱり、その違いがわからない。
が、姿の特徴ではなく、生態の違いといえば
《ハシボソカラス》は広い場所が好きで、よく歩いている。
《ハシブトカラス》は町中に居ることが多く、歩くことは少ない。
《ハシブト》は元々森の中にいる習性があり、
町の建物などが森のように感じて出てきているのでは・・・という説明だった。

その他、この3時間近くの中で見ることが出来たのは28種類で、
なかでも感激したのが《カワセミ》と《キクイタダキ》

《カワセミ》は写真などでは見たことはあるが、実際に見たのは初めて。
真っ青な(コバルトブルーの)羽、黄色のお腹、眼のふちの赤と、絵の具を塗ったような鮮やかさ。
「飛ぶ宝石」と言われるのも頷ける。

《キクイタダキ》は、
体の色は緑っぽく、頭の上に黄色の菊の花を乗せたような色をしているのが名前の由来とか。
体長10㎝、重さは5g、国内の鳥の中で一番小さいそうで、よく動き回る。


                                    

この湖畔には、鳥だけでなく、お花も

  
《ミソソバ》

  
《エゾミソハギ》と《ナミキソウ》


                                    

その後は、近くの中華料理屋さんでランチ
女性同士は気軽に話せるし、食事でもしようものなら、すぐに打ち解けてしまう。

早速、その場で連絡先を教え合い、
来年の「花散策」の話が出て、《エンレイソウ》を見に行こうと約束が出来た。

約束をしたからには来年も来なくては
来年も来るためには元気でいなくては

ヤマベ(ヤマメ)の甘露煮を作る。

2012-10-04 | 北海道の夏 5年目 (2012)
川釣り名人に頂いたヤマベ(ヤマメ)を冷凍庫に入れたままだったので、
今日こそ、じっくり作ってみようと、初めての甘露煮作りに挑戦。

  ヤマベを解凍。

重さは1㎏
釣ったものなので、大きかったり小さかったり。
でも、ハラワタを出してくれているので有難い。


  焼く

弱火で、尻尾も焦がさないよう、丁寧に。


  お鍋に並べて火にかける
  
お鍋に隙間なく並べ、煮汁(これも頂いたもの)を入れ、
更にザラメ(100g)醤油(100cc)水(100cc)お酒(40cc)を足し、
生姜、葱を乗せて火にかける。


 弱火でコトコト
煮ては冷まし、煮ては冷ましを繰り返し(新聞やバスタオルで包んでエコを心がけても可)
それを2日間ほど繰り返す。


 出来あがり

骨まで軟らかくて、作り方を教えてくださった名人の奥様と同じ味に出来た(と思う)


さて甘露煮の作り方はマスターしたが、肝心のヤマベを今後は手に入れる術がない。
願わくば、今度は夫に川釣りをマスターして欲しいのだが・・・

根室 その⑥ 《落石岬》 

2012-10-02 | 北海道の夏 5年目 (2012)
ラムサール条約に登録されている春国岱(しゅんくにたい)に行こうと思っていたら、
熊が目撃されたとかで立ち入り禁止になっていた。

仕方がないので《落石岬》(おちいしみさき)へと変更。

この辺りの花は咲き終わったという話だったが、
よく探してみると、辛うじてまだ秋の花がまだ咲いていた。

  
秋の花《サワギキョウ》や《リンドウ》
地味だけれど、深みのある紫が綺麗。


  
《ウラギク》(別名ハマシオン) と 《キソチドリ》

ウラギクは、この辺り一面に咲いていたそうだが、年々その数が減って
今では探すのが大変な位に減少してしまったらしい。


  
ここは《根室十景》のひとつで、
確かにこの散策路は、草原あり、林あり、水芭蕉群落地ありと、変化に富んでいる。
特に水芭蕉が咲く情景は見事らしい。


  
駐車場から歩くこと30分ほどで、岬の突端にある灯台に到着。

この時季は花が少ないのが残念だったが、
それでも、草原を吹き渡る風、断崖に打ち寄せる波など、雄大な景色に感動。
次は季節を変えて、またゆっくり再訪したい。


                                    

花の季節は終わっていたが、鶴の姿を何度も見かけた。
地元の人の話では、この季節の鶴は、つがいが子育てをしているのだとか。
そういえば、どこに行っても3羽ひと組だった。

  
写真をよく見ると、1羽だけ首の部分が黒くなくて白い。
多分、あれが子供なのだろう。

人間であっても鳥であっても、子供を想う気持ちは同じ。
つがいの鶴が子供を大事に育てている姿を、
以前の自分の家族とダブらせながら、愛おしい気持ちで眺めた。